とあるセキュリティ担当者の転職活動記録⑤(エントリー)

前回からだいぶ日が空いてしまいましたが、現在、面接対策中です。
これまでやってきたことや現状について記載したいと思います。

これまでやったこと

この2週間、大まかな転職活動を考えたうえで、転職エージェントへの相談を行っていました。いくつかプロセスを書き出すと以下のとおりです。

  • 転職活動終了時期の目標を仮設定

  • そこから逆引きして、活動スケジュールを線引き

  • 転職エージェントへ相談

  • エントリー対象企業の精査

  • 履歴書、職務経歴書の作成・推敲

  • エントリー

1つずつ簡単に記載します。

転職活動終了時期の目標設定

6月末をゴールに仮設定しました。守銭奴な私としては、最後のボーナスだけはしっかりともらったうえで退職しようと思ったものです。

活動スケジュールの線引き

仮に6月末に退職とすると、遅くともその1か月前の5月末には会社に伝えるべきと考えました。
そこからさらに、5月の頭はGWがあることも踏まえ、最低でも1か月半は面接に時間がかかると思うと、4月前半で一次面接を受ける必要があると考えました。

転職エージェントへ相談

R社とJ社へ相談しました。転職エージェントへ相談したのは、以下を期待してのものです。

①自分の市場価値を教えてもらうため
②転職市場の動向を教えてもらうため
③非公開の求人情報を得るため

結論としては、相談して良かったと思っています。①については、どうしてもバイアスのかかった評価になるとは思うのですが、「割とどこの企業でも書類選考は通るだろう」という高評価をいただけたことで、単純に自信がつきました。
②に関しては、日本にとっては現在の転職市場はすごく良くて(求人数がものすごく多い)、少なくとも4,5月くらいまでは続くだろうとのこと。ただ、外資はアメリカ本国の状況もあって、かなり悪いとのこと。ポジションもほとんどクローズしているようです。
なお、③に関しては、あまり良い収穫はありませんでした。(とはいえ、改めて考えると、公開求人であっても、最後の年収交渉をお願いできる点はメリットがありそうかなと思っているところです)

エントリー対象企業の精査

外資セキュリティベンダーは、非公開求人をあさっても全然ポジションがないのがわかったので、きっぱりと諦めました。(元々、英語力を磨いてから次のキャリアとして挑んだほうがいいかも、と思っていたのもあり)

次に、メガベンチャーはいくつか良さげのポジションを把握できました。

最後に、JTC企業のセキュリティ統括職の紹介を大量にいただいたところでして、その中でもDXに力を入れていると評判の企業が目に留まり、素直に魅力を感じました。
(当初はJTC企業は、今の会社と同じような仕事をするだけかな、というマイナスイメージを持っていましたが、1個1個具体的に見ていくと、そうでもないな、と思った次第です)

数ある求人を最低希望年収額でフィルタリングをかけたうえで、自分が大事にしている評価軸に立ち返って選別をしました。具体的には、「セキュリティスキルの向上が見込めるか」「楽しんで仕事ができそうか、カルチャーが魅力的か」「英語力の向上が見込めるか」の3つです。
最終的には、あまりたくさんの企業にエントリーをしても、仕事との両立がうまくいかなくなりそうだったので、3社に絞りました。

履歴書、職務経歴書の作成・推敲 ⇒ エントリー

3社の「業務内容」「求める人物像」をよく読みながら、それらに対応した職務経歴書を作成しました。(それぞれの会社にフィットさせたものを3つ作るのは面倒だったので、最小公倍数的なものを1つ作りました。)

転職エージェントにチェックをしてもらいましたが、形式的な指摘が入った程度で、中身は特に問題なしとのことで、早速エントリーをしました。

今やっていること

現在、書類通過したのが2社で、選考結果待ちが1社の状況です。
書類通過した2社とは一次面接の日程を調整中でして、今まさに面接対策に力を入れて頑張ろうとしているところです。

想定QAはなるべく多く備えておこうと思っていますが、特に以下の内容は重要なポイントだと考え、時間をかけて整理するつもりです。

  • 応募企業で使われている技術(例えば、AWS or GCP or Azureなど)や、直近のトレンドなどの調査

  • 応募企業に入ってやりたいことの説明

  • なぜ応募企業か?への答え。どこに興味や関心をもっているのかの説明

  • 応募企業のカルチャーにフィットすることの説明

  • 逆質問(自分がやりたいことに関した質問を用意し、一貫性を持たせる)

補足として、今回エントリーしている企業は、年収的には今と同水準またはちょっと上が目指せるかも、というポジションになっていて、そのことは転職エージェント経由で企業にも伝わっていると思っています。
そうすると、勝手な想像ですが、「なぜ、うちの会社に来たいのか?」という疑問を他の候補者と比して、強く持たれるのではないかと思っています。「今のままでも十分安泰なのになんで辞めるのか?何か強い不満でもある(=ネガティブな理由で転職活動をしている)んじゃないか?」と訝られる可能性もある気がしています。

その疑問に対して、ポジティブな理由でお答えし、かつ、納得感を得られるストーリーになっていると、効果があるだろうなと思っています。
(なるべく、各社の事業や業務内容に対して感じた魅力や、カルチャーへの共感などを心から語れるようにしたいと考えていますが、とはいえ、ぶっちゃけ全然知らない業種の会社ばかりなので、ある程度まで深堀りしたら、あとは開き直ってしまって、不勉強な内容を聞かれてしまったら正直にその旨をお伝えしようと思っています)

少し先のこと

無事に内定が取れたときには、改めて、本当に転職をするのかどうか、悩もうと思っています。
実は、ここにきて年収が今より下がる可能性もあることを認識すると、少しだけ迷いが生じている面もあります。

とはいえ、環境が変わることが、自分の成長に良い影響を与えるのは間違いないことだとは思っていますし、一般的にもそうだと思います。
また、今回エントリーした企業はいずれも、セキュリティスキル向上が見込めるのと、業務で英語活用が想定されていて英語力のアップも期待できるものですので、収入の多寡だけでは測ることのできない恩恵があると思っています。

まだまだ、これからが山場なところ、気が早いことを書いてしまいましたが、ひとまずは、目先の準備を進めたいと思います。

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