何もない今と過去の束縛。

昨日の深夜にやっていたゴットタンのマジ歌選手権を見た。いつからか毎年の楽しみになっている。この企画で好きなのは東京03の角田さんとハライチの岩井さんのお二人なのだが、今年も二組ともよかった。

ただの感想記事なので、ガンガンネタバレもしちゃうのだけれど、角田さんの方はここ数年の半沢ネタから離れて、なんのネタと括ることもできない、何もないことの歌だったのだけれど、それを歌にして、50代の抱負としてしまうところに良さがあった。それに連動してちょっとだけ感動してしまうMC陣、設楽さん、飯塚さんもまたよかった。笑う笑わない関係なくいい気持ちになるのでまだ聞いてない人はぜひ。

岩井さんの方はと言うと、腐り芸人としてゴッドタンにフィーチャーされるようになってから、テレビの嫌なところを歌う歌が続いていて、テレビ大好き人間の僕も考えさせられるようなパワーワードが続いているので、それへの期待も高まっていた。例えば、有名ワードで言えば、「お笑い風」とか「面白さじゃなくて誠実さ」とか。今年はどんなものかと思えば、ぽかぽかのMCが決まったハライチの現在として過去の発言に苦しめられると言う、ジキルとハイドみたいな展開の歌だった。それ自体も十分面白かったのだけれど、昼帯の先輩である、設楽さんとおぎやはぎのお二人から(設楽さんは朝だけど)、一週間後くらいになんか違くて、こっからめっちゃ悩むだろうと言う呪いの予言が最高だった。当たってそう。

ほかにもやりたいことがないけど忙しい錦鯉の渡辺さんの歌とか、もうめちゃくちゃな秋山さんのバックパックコブラとか、小首を振るだけなのに夏帆さんが起用されたバカリズムさんのチャゲアスとか、色々良かった歌が多かった。

最後に、フットの後藤さんの最高すぎる登場があったことも記録せざるを得ない。
来年にも期待。今年はマジ歌ライブあるといいな。行きたい。

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