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第3、4章 日本人の生きづらさの本質

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日本人は、幼児の時から、母による子の存在の絶対的な肯定関係の中で育ちます。その関係性が日本人にとっての、「望ましさの原点」であり「居場所」です。自分であることの土台、「自分」の存…
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記事一覧

第4章 日本人の生きづらさの本質(7)

7.主観化し共観する日本語 日本人は、そもそも論理と実証を行動原理とすること、合目的型の…

あまのみちよ
8か月前
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第4章 日本人の生きづらさの本質(6)

6.ムラ的共同体 第2章ものがたり方程式では、共同体を「それを維持する意思を持った人々の…

あまのみちよ
8か月前
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第4章 日本人の生きづらさの本質(5)

5. 「外なる法」と「内なる法」 ここで改めて、「法」という概念を取り出して考えてみること…

あまのみちよ
8か月前
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第3章  日本人の「生きづらさ」の本質 (4)

4.「引きこもり」の本質 「引きこもり」は、最近では日本特有の現象ではなく、世界中どこで…

あまのみちよ
8か月前
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第3章 日本人の「生きづらさ」の本質(3)

3.「父性原理」と「母性原理」 「母による子の存在の絶対的な肯定」の感覚、その「想い出」…

あまのみちよ
8か月前
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第3章 日本人の「生きづらさ」の本質 (2)

2.想い出ー日本人の「自己愛」の源(みなもと) このエッセイの読者であるみなさんの大部分…

あまのみちよ
8か月前
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第3章  日本人の「生きづらさ」の本質 (1)

1.生きづらさ前の章で、私たちを時に苦しめる「現実」というものは、確固不動のものとして私の外部に存在しているのではなく、私が認識し記憶する表象と出来事を、「ものがたり」という「意味」で編集したものであって、それが私の意識(自己愛)に投影されたものであるということを述べました。そして「意味」を生み出すのが「自己愛」「共同体」「ことば」というパラメータなのでした。 この章では、これらのパラメーターの実際の作用のし方を考えようと思います。「自己愛」「共同体」「ことば」が変化すると