新JPRの解説

時系列順に載せています。適宜飛ばして読んでください。

作成までの経緯

 元々考えて結果を求めるのが好きで、サークル内でランキングを作成していました。そしたらある日

これをみて「確かにJPR全然聞かないからなー」と思い、試しに作ってみることになりました。サークルのランキングを作る際に前JPR作者Harukiさんのブログを参考にしていたこと、ランキングを試行錯誤する過程で作り方を身に着けていたということもあり、着手はスムーズでした。

 翌日、おおまかなものができました。

「やっぱりバナムさん1位かー」なんて思いながら、考察したものはとりあえずアップするという習慣にならい公表しました。そしたら想像以上に反響が大きく、

多くの上位プレイヤーから反応を頂きました。他に反応していただいた方々も数多いですが、ここでは省略いたします。
 さらにランキングに対しての意見をご提示いただきました。

多角的に自分の考えを捉えることができるので、このような意見・発信があることはとてもありがたい、かつ面白いです。
 他にも私のランキングに対して強く批判的な表現をしないでほしい、個人で作るのは大変、作成への感謝などの声を頂きました。温かいコメントが多く、私も大変感謝しています。ありがとうございます。

反響が大きかった理由

 ここまで大きく反応されたのは、ここ最近JPRやそれに代わるものがメジャーになっていなかったから、JPRという名前を使ったからだと考えます。

JPRという名前を使用してよいか

 ランキング発表後に意見を拝見しました。過去に作られたものので、かつ作成者も違う、名前を使用する許可を取っていない、という観点からJPRというネームバリューを使うのは良くないという意見も納得できます。問題がありましたら改名も考えています。
 私の考えとしては、やはりJPRという名前は分かりやすいのでこのままでいこうと思っています。将来私のランキングが無くなる、もしくは他にもっと正確なランキングがでた時にそこにもJPRという名前が使われ、「4のJPR」「SPのHarukiさんのJPR」...という風に表現されていくのかなと考えています。ただ繰り返しになりますが、問題があればその時は迅速に対応いたします。

個人ランキングの中の偏見

 ここからランキングの中身についてお話しします。
 
 まず、個人でランキングを作るとなると偏見は避けられないと思います。そもそもランキング自体が偏見が絡みやすいということもありますが、作成者が個人になることによりその色は少なくとも強くなると予想されます。
 そのためランキングに載るような上位の方々には、「だいたいこのくらいにいる」という指標にしていただければと思います。例えば16位と17位を比べたときにその順序は絶対である、という保証はありません。

ランキングの核となるプレイヤー

 私が作成するJPRは以下のプレイヤーを軸に調整されると思います。あくまで私が思うこの方々の実力を中心に調整するということなので、実力やポイントを過大評価するというわけではありません

・ProtoBanhamさん
 1位を取りすぎているので1位です。今後の順位の動き次第では2位もありえますが、top5はかなり堅いと考えています。

・Atelierさん
 9位以上は安定して取っていて、さらにはより上位に近づくことも多いです。top8は確実です。

・Gacktさん
 優勝などtop4入りすることは多くはありませんが、安定して1桁の順位を取っています。top16には入ると考えています。

もちろん今後の大会の結果次第ではこれらの軸が無くなることもありえますが、当分はこの3名を中心に考え上位ランキングを調整していこうと考えています。

ランキングのテーマ

1.少ない努力で最大の成果を発揮する
やはり個人でランキングを作成しているので、第一目標は労力を減らすことになります。反対に言えば、もし正確で完璧に近いランキングを作るとなると、数十人のグループで意見を交換し、莫大なデータを手入力していく必要があると思います。後に労力を減らすことによる弊害もあるので紹介します。
2.安定した順位を取ることが重要
ポイントの振り分けに影響してきます。

旧計算式

以下はShogunさんの要約です。

僕がああだこうだと主観を述べるより、ランキング制作者本人がおよそ全ての情報を出していますので、こちらを見ていただければと思います。

大枠でどういったことを言っているかについて、自分の理解の範囲でまとめると

■全ての大会に共通で、各順位ごとのポイント比率が決まっている
■参加者数と、参加者の質によって各大会の価値(Tournament Tier Point, TTP)を数値化
■各大会の価値(TTP)によって、その大会の優勝者が獲得できるポイントが決定する
■各優勝者の獲得ポイントが決定すると、1つ目の各順位ごとのポイント比率から、全ての順位のプレイヤーが獲得できるポイントが決定する
→ここで、集計対象となる全ての大会における全てのプレイヤーが獲得できるポイントが確定

JPRの決め方
■プレイヤーAが獲得した各大会のポイントを高い順に上から並べ、上位4つの合計値が、AのJPRにおけるランキングポイントになる
■全てのプレイヤーのランキングポイントを集計し、それらを上から並べたものがJPRの順位になる

Shogunさんの記事を見て気づいたのですが、SPに入ってからランキングの計算方法が変わっていました。私は4のJPRの式を参考にしました。

獲得ポイントを決定する要素は「順位」「大会」「経過日数」の3つです。簡単に言えば「順位が高いほどポイントが多い」「勝つのが難しい大会ほどポイントが多い」「最近の大会ほどポイントが多い」となっています。具体的には、獲得ポイントの計算式は以下のようになっています。

順位ポイント * 大会人数 * ネイピア数^(1-([経過日数]/365))
出場した大会のうち、獲得ポイントが高い6個の大会のみが考慮される
出場回数が2回以下のプレイヤーはランキングに入れない
出場回数が3回~5回のプレイヤーは、擬似的に6回出場したことにするために、獲得ポイントに[6 / 出場回数]を掛ける

新しいものの方がより正確にはなると思いますが、仕組みの簡素性から個人で作る分には4のような式の方が合っていると思います。

新計算式

(Σ順位ポイント*実質人数*日数e)*参照大会数/上位入賞数*出場ボーナス

参考にした4の計算式に色々比重を掛けたものになっています。順に解説します。なお、コスパを重視しているので要所が雑なことを念頭に置いて頂ければと思います。
また、計算式は調整中ですので、以下の値は2021年10月29日のものであり、具体的な値や計算式は変わる可能性があります。

式:順位ポイント

 フィーリングと考察で決めました。

順位-ポイント
1-1024
2-921
3-819
4-716
5-614
7-512
9-368
13-256
17-184
25-128
33-64
49-32
65-16
97-8
98~-0

決め方としては、
1.まず核となる順位を決めました。今回は1,7,13,25位で、それぞれ1位、best8、best16、best32です。
2.それぞれに妥当な値を割り振りました。4のポイントを参照し、上から1024,512,256,128と2^nにしました。ここはフィーリングです。
3.間を埋めました。その際、上記の核となる順位(1位を除く)にたどり着くとポイントががくんと上がるようにしました。ただし、間の順位にも意味があるため、差の差は1/8にしました。例えば、7位の512と13位の256ポイントの差は256ポイントで、間の9位には256+差*7/16=256+256*7/16=368です。こうすると13位から9位に行くと+7/16、9から7位に行くと+9/16となり、7位に行った時の方が9位に行ったときの方よりも大きく上がっています。この両者の差は9/16-7/16=1/8となっています。

式:実質人数

 コロナで人数制限をしつつハイレベルな大会を開くことが増えたので、人数がレベルに見合っていないと判断した時は適宜何倍かにしています。何倍にするかはフィーリングです。

式:日数e

=exp(1-経過日数/1461)

最新の大会ほど高く評価しつつ、前の大会も妥当に評価するように変更しています。

直近の大会の比重を上げる理由です。
1.アップデートがある
2.実力が変化しやすく、突然新たなプレイヤーが台頭しやすい

式:参照大会数

 ポイントの対象としている大会の数です

式:上位入賞数

 順位を入力した数です。

式:出場ボーナス

=1+上位入賞数/5

上位に入賞するごとに20%ポイントが割り増しになります。

理由
1.参加すること自体に下位を取るリスクを含んでいる
2.サンプルが増えることにより実力が明確になる

課題:発展途上のプレイヤーと上位勢の切り分け

 今は順位の入力を著名プレイヤーが少なくなってきたフィーリングで止めているのですが、これだとマイナーだけど強い人が評価されづらいです。
 ただ労力を加味すると、そのような方に何回かbest32を取ってもらうしか方法が無いのかなと思います。

課題:順位切り捨てと不参加

 順位の入力を中断しているので、今のままだと予選落ちをしてもポイントに影響がありません。一方参照順位の最下位を取るとそれは反映されます。そして場合によっては後者の方がポイントが下がることがあります。

課題:地方差

 関東関西以外の地域での大会を考慮するかです。ランキングの対象とするには2つの方法しかないと思います。
1.128人参加する
2.上位プレイヤーを10名ほど招待する
 地方差はなるべく埋めたいとは思いますが、現状だと関東・関西のレベルが高いことは確かなので難しいと思います。

告知:松スマ

 善人でありきるのもよくないので告知します。
 長野県松本市で松スマという大会を開いています。気が向いたら遊びに来てください。温泉もあるのでついでに一泊するのもいいと思います。

開催が決まったときはここで発表しています。

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