被害と言えるのか?

被害があると現地に行ってみると、農産物が被害に遭っているのではなくて、ただ家の周りや神社、耕作が終わった後の田を荒らされているだけという事例が良くある。そういう人に限って頻繁に連絡が来る。一箇所は、猟師にも来てもらい、2つ罠を掛けてもらった。そこは非常に山に近く、道が複数あって絞りずらい。そのため中々掛けてもとれないのだ。それで肝心の被害があるかと言われると、被害らしい被害はないのである。周りの土が掘り返されている、というが、そこはもはや山に近い斜面であり、それを防ぐために猟師に膨大な苦労を掛けるわけには行かないというのが正直な所である。

猟期に入って、罠を外した方も多くいる。ある方は水稲に足跡がついている、どうにかして欲しいというが、とっても報奨金がもらえないこの期間、お願いするのはとても申し訳ない。

イノシシに過剰反応する方もいる。猟師が取るのは当たり前、と思ってる所があるのだろう。だが、罠を掛ける事が猟師にとって利益になるかというと、難しいところだ。ボランティアの面も大きいと思う。猟の大変さも、分かって欲しいところだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?