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強靭な柔軟さとあゆみと足跡と君のままでの話(再掲)

きょう2023年10月3日は、安本彩花さんエビ中加入14周年記念日ですね。おめでとうございます!
14年もの間、ほんと色々なことがあったものだと思います。せっかくなので色々なことのうちのひとつ、2017年に安本さんフィーチャー曲として世に出た楽曲『君のままで』を聴いて当時に思ったことを書いた、過去のぼくのブログ記事をサルベージ。少しだけお化粧なおしをしてこっそりUPさせていただきます。

※以下、2017年6月現在の目線で書かれております。「今」っていう言葉はその頃のことだと思ってください。

こんにちは。
この週末はわき目も振らずに仕事に邁進しておりましたぼくです。
その間にどうやらエビ中さんはフリーライブや握手会を行っていたようで、とても楽しそうなレポやらなんやらが世の中に出回っていらっしゃいます。でも僕なんか仕事大好きだから、とっても仕事が好きだから、わき目も振らなかったからそんなこと全く知らないし。全くもってなんにも悔しくなんかない。悔しくなんか
…おかしいな。どうして奥歯がこんなにすり減っているのだろう。

そんな切ない気持ちを歌にしてカッコいいメロデーをつけてJ-POP界に鋭く切り込んでやろうと思ったのですが、ぼくには歌詞も曲も作る技術なんてないんだぁ!(CV:かしわぎさん)

それが悔しいので今日もまたエビクラシーの収録曲について考えることにいたします。



今回のアルバム『エビクラシー』収録曲のうち、一番ストレートなロックナンバーで、一番ストレートな応援ソング。それが君のままでです。ド直球です。ド真ん中です。そしてこの曲にて颯爽とフィーチャーされているのは安本さん、僕らのやっさんです。
古くから校長やら理事長やらヒャダインさんやらが何度となく、「安本が厭になったらエビ中は終了」「安本が最もエビ中」といった感じのことを言っていました。つまり、一番ストレートにエビ中ド真ん中な存在が安本さんていうことにもなりますね。なんだか日本語が変だけどいつものことだから気にしない気にしない。

前もどこかで書いたような気がするんですが、ぼくはなんていうか、安本さんによる安本さんだからこその安本さんらしさっていうものを、第一回シアターシュリンプ公演「エクストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート」で彼女が演じた志村亜由美さんの姿に、強く重ねて見ています。
彼女のキメの台詞は「私にその役、やらせて下さい!」でした。劇中の要所にて発せられる言葉で、会場に笑いを巻き起こしたり、物語を収束させる大きなカギであったり、そんなキラーワードがこのフレーズでした。
そしてこの言葉なんですが、なんていうか、安本さんの人物像を一言で言い表したような言葉になっているように思えてならないのです。

あの年の安本さんは、瑞季さんなっちゃんひろのさんが転校した上で、カホリコが転入してくるという大きな転換期の中で、表ではMCを受け持ちステージ回しの大役を演じ、裏ではカホリコの教育係というこれまた大きな役回りを果たしていました。

エビ中がエビ中であるために、9人期のエビ中と8人期のエビ中は、しっかり繋ぎ留められ地続きていないといけなかったんです。無粋な解説を入れると、当時のまやまさんやぁぃぁぃは前方でエビ中を引っ張る役割を担っていた人。カホリコは後方で付いていく側にいた人。8人でスピードやらパワーやらに違いがあったのです。
そんな両者をつなぐジョイント役ってのは、強靭さと柔軟さを持ち合わせていないと務まらないもので、いつかブチっと千切れてしまってもおかしくないようなポジション。そこに「私にその役、やらせて下さい!」と手を挙げたのが、誰よりも優しく、そして誰よりも強くなろうとしていた人、安本さんだったのです。


もちろんエビ中さんのMCは適度にユルいものですし、カホリコの教育も実際は柏木さんほか全員でしていたようなものだったようですが、それでも安本さんご本人にはとても大きな重圧がかかっていたであろうこと。それは間違いありません。
あの年の大学芸会の特典映像では、MCを回しきったあと、お忍びで訪れたなっちゃんの前で感極まって大泣きをする安本さんが映っていました。

のんびりしすぎた喋りで。ステージではぜんぜん前に出られなくて。面白いキャラなんだけど実はふざけるのが得意じゃなくて。「真山エフェクト」とか「生え際」とかラジオのギャグで新境地に辿り着いたかと思いきや、お父さんにダメだしされて凹んでしまう。そんな当時の安本さん。
でもいつの間にやらMステではタモさんとしっかり受け答えをして、ツアースタートの八王子公演では全国の人を安心させる立派なスピーチをして。エビ中の出る様々なインタビューや告知では、自然に安本さんに〆の役割が回ってくるようになっていました。安本さんはこの1年で、本当にリアルに大きな存在になったと思います。

そんな中で作り上げられた「エビクラシー」。彼女が必死に繋ぎ留めたエビ中メンバのみんなが一人ひとり立派に個性を光らせて、それでいながら全員いてこそのエビ中であるということ。楽しく、優しく、強くなったエビ中。その姿がしっかりアルバムを通して表現されています。名盤というしかありません。
エビクラシーは、優しく強くなった安本さんが、エビ中の中心でがんばっていたからこそ出来上がった最高傑作。そう言ってしまっても過言ではないとぼくは言い切ってしまいたいくらいです。


そんな安本さんから世界のみんなへの応援歌。それが君のままでです。
力強く響き、心地良く重なってゆくギターサウンドの中で、力強く歌う安本さんやメンバーみんなの声がとても気持ち良いです。
Say Yeah, Say Yeahの部分で右手を振りまわす振りつけ。これを客席でフリコピをしている時の解放感たるや。ここにいて良かった、エビ中を観に来て良かったと思える一瞬です。世界の皆様には、ぜひライブで、観て聴いて体験して頂きたい。

♪ 止まらないで 胸の奥
 しまいこんだ 色とりどりの光
 忘れないように進めばいい

君のままで

上記は君のままで曲中の歌詞抜粋。
偶然なのかどうか、池田貴史も「エビ中は止まっちゃいけないんだ」というコメントと共に、色とりどりの光についての歌をこのアルバムに書いています。不思議と安本さんの歌やことばには、色々なものが載りこんで、満たされてゆくのです。それが安本さんで、それがエビ中なのだから。


さて。

「私にその役、やらせて下さい」という志村亜由美さんの台詞と今の安本さんの関係性は、あの頃と今では少し変化してきているかもしれません。
思えば志村さんは無鉄砲なチャレンジャーとして色々なものにぶつかっていって、周りをびっくりさせていました。これには、演劇公演当時の安本さんの在り方に通ずるものがあると思います。
でも今の安本さんの姿は少し違って、みんなに信頼されるチャレンジャーとして色々なものにぶつかって、周りに後押しされ、そして同時に周りを後押しをする存在になっています。チャレンジャーたるべく人として、さまざまな物事に手を挙げているのです。

変わってしまったわけじゃなくって、安本さんは安本さんのままで、止まらずに進んでいたんです。そんな安本さんからの応援歌「君のままで」が、心に響かないわけがないと思いませんか。

ひとつだけぼくの我儘というかなんていうか。
初回特典盤の安本ソロバージョン。これも素晴らしい出来なんですが、ソロバージョンにプラスして、ぼくは「安本センターバージョン」の音源が聴きたいのです。
細かく言うと、サビのSay Yeah, Say Yeahのコーラス部分。ここだけは安本さんの声でなく、全員の声を合わせたものにしてほしいのです。安本さんの優しさと強さは、みんなの中にいてこそ、もっともっと光るものだと思うから。

そんなん自分で音源をミックスして自作すれば良いとも思うんですけどね、でもね、僕にはMIXを作る技術なんてないんだぁ!(CV:かしわぎさん)

ひとまずビルボードでのウィークリー1位、おめでとうございました。
明日がオリコンによるチャートの発表。ドキドキしますね。

それでは明日に備えてそろそろ寝ます。
おやすみなさいグー。


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