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新しい始まりと3年分のメモライズと現代を生きるためのkyo-do?の話

よっし!覚えていることだけまとめよう!
そう思い立ってぼくは私立恵比寿中学の春ツアー「私立恵比寿中学 spring tour 2023~100%ebism~」の初日のメモライズを書き始めたのでありました。


週刊平凡人 エビ中ツアーを行く!#3(千葉編)より

そうなんです。
4月15日にエビ中さん10人体制初ツアーの初日公演が行われたのです。現体制の本格的なスタートだと言えるもの。
会場は千葉県松戸市の森のホール21。過去2014年のツアーで訪れたときの様子が「週刊平凡人~千葉編~」に残されていますね。そして2020年春ツアーもこの会場にて初日公演が迎えられるはずだった・・・のですが、例のアレでツアー自体が中止になってしまったんですよね。
同じ場所から始まる、新しいスタート。きょうの公演には、いろいろな人の、いろいろな想いが込められているものだと思います。

さて。

ここから先はネタバレ上等でつらつら箇条書きでメモを続けますので、ツアーに未参加の方でネタバレを避けたい方は、はやくこのページを閉じてしまってくださいな。よろしくさん。

そうだ。先に断っておきます。というか謝っておきます。
いろいろな感情を受け止めながら現場にいたものですので、演出の順序とか記憶の中で入れ替わっちゃっているかもです。その場合はやさしくお伝えしてくださるといろいろ助かります・・・。次回からがんばります。



!!以下ネタバレです!!




■会場のようす

フォトハンガー

・雨の降りしきるなか続々と集うファミリー。近くにお店などがないためどんどんロビーに溢れかえる大きな中学生たち。
・かと思えば同会場ではコスプレイベント?も開催中だったらしく、ちょっとした異世界感のある服装の方々も。
・2階物販ブース盛況。メンバーのノボリが10本連なっているとなかなか壮観。謎のフォトハンガーも並んでいると壮観。
・ああ、春ツアーってこんな空気だよなあ。たのしい。

■開場

・森のホール21は綺麗で立派なホール。落ち着いて1階中ほどの自席へ。
・客入れBGは何だったかな。ああ、もう忘れてしまったよ。メモとってなかった。
・ステージ前方中央に円と縦ストライプのフレームで作られた謎のオブジェ。でっかい。ステージ上部まで届くくらいだ。
・同じデザインで二回りほど小さいオブジェも舞台左右後方にそれぞれ一基ずつ。
・ステージ奥は軽く階段状になっており、少し高いところにもいくつかのひとり用ミニステージがある模様。
・ステージの背にはモニタもあるっぽいな。
・オブジェの円形を見て「エビズムのパーセンテージがたまるごとに、あの円グラフが満たされていくんですよ」と隣の連番さんに軽口を叩いてみる自分。テンション上がってるのは一歩ゆずるとしても、恥ずかしいので落ち着いてほしい。
・座席は満席。2階左右のせり出し席が景色よさそう。
・さあ、始まる!

■開演

・暗転。
・いつものEbitureではなく、オープニングVからスタート。
・「ナンバースリー!」の声とともに、軽く指名手配犯的な感じのまやまさんのかっこいいお姿。
・声を出して沸き立つまやまにあ諸氏。そうなのだ。このツアーは3年ぶりに声だしが解禁となる公演なのだ!
・続いて安本さんみれいちゃん・・・とメンバー各人のかっこいい犯人ぷりが流れ、それぞれに歓声が湧き、ペンライトが光り、闇の中で配置につくメンバーの影。ちょっとした大学芸会だ。高まる期待感。

・暗い中で重めな音が響く。1曲目はいきなりPANDORA。しょっぱなから勢いでぶっとばして行くやつだ!盛り上がるフロアのファミリー。
・黒系のかっこいい衣装に身を包んで、先述のストライプフレームのオブジェのうしろで歌うメンバー。おい、メンバーの皆さんがよく見えないよ。邪魔だよこのオブジェ!演出は何をやってるんだ!
・しかし曲中にフレームにつけられていた錠前がガチャリと外れ、左右にガラガラと開かれるオブジェ。同時に中から歩み出て、ぼくらの前にハッキリしっかりと姿を表すメンバー。ひときわ大きな声を上げるファミリー。
・なるほど、この縦ストライプのフレームは、鉄格子を模したものだったのだな。彼女らは堅くかけられた錠前を外して、外の世界に戻ってきたのだ。

ナタリーさんより

・歓声の湧き上がるオープニングナンバーに続き、勢いを落とさぬまま放課後ゲタ箱ロックンロールへ。イントロにてファミリーに3年ぶりの煽りを入れるメンバー、3年ぶりに応えるファミリー。
・1曲目は自然に沸き立つ声の上がる楽曲、2曲目は煽りとコールのやりとりでブチ上がる楽曲。演出の狙ったこの順序は間違いのないものだったと思います。
・メンバーに煽られて声を返すとき、なぜだか詰まってしまう言葉と、かわりに流れ出てくる目頭の熱い何か。いや、泣いてないですよ?大人ですからね?大丈夫ですよ?
・自分のスタンスとして、コールなどの声だしはそれほど上位に置いていたつもりはなかった。けれどやっぱり、ライブにはこういったやりとりがあってこそだ。感情も震えてしまうというものだ。

・3曲目HOT UP!!!が終わり、しょっぱなの激ROCKブロック終了。このペースじゃ書き終わらないので、あとは飛ばし飛ばしでいきます。

■ダンスブロック

・自己紹介に入るのかと思いきや、なんらかのテクノ系ダンスチューンが響いてきて、そのまんまパクチーへ突入。曲つなぎだ!大学芸会みたい!
・ここはダンスブロック。久々の金八DANCE MUSICではまやまさんのギロッポンジャンプの飛形点を確認。麗しい。いったん入るCMでは安本さんのTVショッピング映像が流される。終盤ココナさんは「今週本屋でヤングジャンプの表紙ココナが飾ってます♪」的なぶっこみ(歌詞は意訳)。そうだよ。金八はこうやってどんどん遊びを入れなくちゃだよ。楽しいよ。
タフガキで「おおう」と漏れ聞こえる会場からのざわめき。この曲の静かな人気を確認。

・タフガキ終わってミニMC。そういえば自己紹介なかったな。
・声が聴こえてくることについてお話をするメンバー。観客席に向かって「どう?今日、どうよ?」とライブの感想を聴き始めるほしなさん。2回聴いたところでやっと前フリだと気付きましたよ!

・その前フリからもちろん初披露kyo-do?。楽しい振り付けと明るい曲調。良い。でっかいアンプで音の波を浴びると、ホーンセクションとかがだいぶ賑やかに聴こえてきた・・・気がします。かわいい。
・この曲は互いを認め合うことを是とした、エビ中らしいハッピーなテーマの佳曲。
・余計なこと書いちゃうけど、この曲のメインターゲットはLINEでスタンプ飛ばしあったりするあたりの楽しさを体験した層、もしくはそれを追体験することが出来るあたりの層の人たち。そこを踏まえずにぼくらおっさん世代が「響いてこない」とかいったタイプの無造作な批評をしてしまうのは、だいぶ的外れなことだと思うのです。認め合っていきましょ。余談おしまい。

・ここでもっかいMC。喋ってる途中で後ろのモニタに「このあと中山さんを残して急にみんながハケちゃうドッキリをやりまーす(意訳)」と表示。息をのむファミリー。
・表示どおりいきなりハケてゆくメンバー。びっくりして「あれ??みんな違うよ?え?」と驚くりったんさん。みれいちゃんに「ドッキリやりまーす」と書かれたモニタを示され何が起きているのか把握するりったんさん。
・「みんなリハどおりにやろうよー」とボヤいているうち、「中山さん、ファミリーの皆さんを盛り上げてください」という指示にかわるモニタ。
・ちょっと困ったあげくに「自己紹介をやってないから、ここでやっちゃおう!」とひらめく中山さん。みんながやりたかった数年越しの自己ショは、中山さんがひとりで回収。
・もちろん自己紹介自体は大成功!会場がいい感じに盛り上がりました。

※たしかこのタイミングがドッキリ企画だったと思うのですが、まちがってたらごめんなさい。

■企画ブロック

・ここからは企画ブロック、とでも言えばいいかしら。
・モニタに「ユニットコーナー」と表示されたと思ったらきゅるんのイントロ。りったんさん、ココナさん、桜井さんのダンサーズ3でショートバージョン。かっこよくて沸き立つファミリー。
・次はこの日いちばんの問題曲。熟女になっても。中学の制服を着たみれいちゃんに続いて、ムラサキのランドセルを背負ったまやまさん、幼稚園児の安本さん登場。沸き立つファミリー。
・うん、やりすぎ。やりすぎだよ。
・3人から「次は本当にフレッシュな皆さんです」と呼び込まれて、ゆのぴさんののかさん仲村さん、そして小林さんという誰がどう見ても間違いなくフレッシュな4人でアイマネを披露。沸き立つファミリー。
・どうしてみんな、そんなに身長伸びるの?の部分は小林さんがご担当。歌いながら身長の高さを誇示する小林さんが元気いっぱい。

・モニタに「メドレーコーナー」と表示され、ちちんぷいから春モラ、ラブスマ、チャイムと続き、とにかくもう盛りだくさん。よくぞこんなに詰め込んだものだ。100%ebismどころか、初日から120%くらいまで充填しちゃってんじゃないかと思う。
・Showroomにて問題提起された仮契約の例のコール。会場では「なれるよりかちゃん」と「なれるよまやま」の声が4:6くらいだったかしら。
・ぼく個人としては「りかちゃん」なんて畏れ多くてお呼びすることができないので、「すでにお姫さまどころかもっともっと大きい存在になられていらっしゃいますよまやまさん」というコールを推奨したい。
シンガロンシンガソンで自然に場内の皆さんとフリコピ合戦を行って、企画ブロックはフィニッシュ。はあお疲れさまでした。クタクタ。

■終盤戦~アンコール

・ラストスパートはバタフェからの自由へ道連れ。道連れしちゃうぞナビゲーター役は桜木さん。かわいい。
Bang Bang Beatでは皆で「Hey!」と大声を合わせ、ゾンビィィズで皆でバーベキューをして。ラストはイートザ大目玉で本編締め。はあ、楽しかった。楽しかったよ。そして超クタクタだよ。

・挨拶をしてステージからはけるメンバーの皆様。明転しない客席。・・・これはアンコールだ。

・大きく響き渡るアンコールの声。この声も3年ぶり。ああ、色々なものが戻ってきたようだよ。

・ほどなくして明転。ツアーTシャツを着て出てくるメンバー。楽曲はアンコールの恋。アンコールの声に恋焦がれていた数年間だったのだなあ。
・とか言いつつ、作曲者宅見さんのグラミー賞記念だったりもするのかなとも思ってみたり。


ナタリーさんより

・後ろのモニタはステレオアンプ風味のデザインに。左右の鉄格子型円形オブジェは、さながらステレオのスピーカー風味に変身・・・したように見えました。アンコールはこのステレオ?で楽曲を選択する感じなのかなと直感。

・案の定、アンコール2曲目は「エビ中楽曲ガチャ」みたいな扱いだとのこと。去年の春ツアーのときのように、過去のアルバムジャケの中から何らかの楽曲が選ばれるようなテイストの映像に。
・選ばれた楽曲はヘロー。ゆのぴさんの歌いだしは、きょうもとてもしんみりしつつ、且つなんだか明るさも想起させられるもの。この空気感はわりと唯一無二のものだと思うので、今後もうまく活かしていってほっしーな。

・そしてアンコールのラストはボイジャー。10人の声が力強くしっかり響いてくる。いま思うと配信シングルの音源は、みんなが「ちゃんと歌おう」としてしまいすぎていたような気がしないでもないこともない。ライブで何回もかけられて10人の声のチカラが乗り込んだボイジャーは、ステージ映えのする曲に変身したように思えます。
・シングルkyo-do?のカップリングがこの10人による新しいボイジャー。どんなディレクションになっているものか、ちょっと楽しみになっています。

・納得のラストナンバーが終わって、最後の挨拶をするメンバーみなさん。
・感想を聞かれた仲村さん。わりと緊張しぃなのだが、一日を通して楽しかったとのこと。朝は寝坊しちゃったそうなのだけれど、とにかく楽しかったのだと。良いことです。

■かるくまとめ

・公演を終えてみて、ほんとうにebismが100%満たされていたなと。もりだくさんだったなと。校長が「セトリすごい」と言っていたけれど、そう言いたくなる気持ちがしっかりわかりました。

・メンバーの皆さんもとても元気。微笑みながら客席を見渡すまやまさん。エネルギッシュに動き回る安本さん。キュートさに磨きをかけるみれいちゃん。硬軟とりまぜ変幻自在な小林さん。爆発力を保ち続けるりったんさん。姉メンはもう言うことナスですね。

・新しいエビ中の入口として機能しだした桜木さん。メンバーからは「ヤンジャン」という呼び名で呼ばれる次第に。ゆのぴさんは、少なくともぼくの席から見る分には疲れなどは一切見せず、ソロダンスなどもきっちりかっこよくやりきって魅せてくれました。ののかまるは大きく朗らかな声で、世界一のナナタイムを響かせてくれました。

・桜井さんと仲村さん。よくぞここについてきているものだなと、もう感嘆の声しかありません。初披露となる曲を、規定演技ではなくてメドレーなどイレギュラーでもやりこなしてしまうところが凄い。過去のYoutube動画ではエミコ先生に「いま覚えなくてどうする?これから何曲おぼえなければならないと思ってるの?」と檄を飛ばされていましたが、その成果がいま確実に実を結びつつある。それでいてまだまだ伸びしろが見え隠れしているものだから、もうどうすれば良いのだか。

・とにかく、メンバー皆さんを見ていて、とてもエネルギーをもらえたのでした。

ナタリーさんより

・そして既述の通りですが、ぼくには冒頭の鉄格子を開ける演出意図に、胸がジンときたのでした。

・思えばこの数年間、ぼくらと彼女らの間にはアクリルやらPCの液晶やらなんやらで出来た壁があって、直接の声のやり取りが禁じられてきた。いわば、この壁は堅く錠前のかけられた牢獄の檻のようなもの。あちらとこちらの世界は、何かによって区切られざるを得なかったのです。

・しかしそんな未来なんか変えてしまえと、PANDORAのハードかつヘビィでどこか背徳感のあるビートの中で開けられた鉄格子。これでぼくらと彼女らの世界は、また地続きになった。この曲のリリック通り、また退屈のしない毎日が始まるにちがいない。そう思いたくなるじゃないですか。

・大袈裟に言う。エンタメは死ななかった。
・3年前にツアー全てが中止になった折り、リモートワークでのひとりぼっちの部屋の中で、世界はどうなってしまうのだろうと出口の見えない時間を過ごした。しかしぼくなぞは単にエンタメを享受する側。サプライサイドでくらいついてきた皆様の気持ちたるや、如何なるものだっただろうかと。
・しかしそんな想いを吹き飛ばすような、活きた時間がここにあったと思う。単に声を出すことが出来た、それだけの話かもしれないけれど、それだけに思えるような身近で小さい話だからこそ、本当に大きな一歩だったように思えるのだ。
・だってさ、そんなにコールに思い入れの大きくなかったぼくが、声を出すということの楽しさに驚いているくらいなんだぜ?
・ファミリーのコールが入って、はじめて春休みモラトリアム中学生という楽曲が完成すると言い切った尾形回帰の言葉が、なぜだか急に思い出される。ヒロタさんから引き継いだ風見さんの歌声を、意地になってかき消すかのようなファミリーのののかコール。その煩さも、きょうはなんだか心地よさが同居していたような気がする。大目玉ブレイクの静寂をぶち壊すような空気を読まない誰かのダミ声すらもなんだか懐かしく、、、これはまあ置いておこうかな。

・色々とひっくるめて、ライブってのは、つまり要するに、ライブなのだなあ。うん。(あたまのわるいまとめかた)


といったわけで、覚えていることだけをブワっとまとめておきました。
いろいろと記憶違いであったり、順序を間違えたものがあったりすると思うのですが、それはごめんなさい。いまは「気にしない」というタイプのやさしさを発揮するときですよ。
今後のツアーを見ながら、どのように色々が出来上がってゆくかを楽しんでみようと思います。

それではそろそろ寝ますです。
おやすみなさいグー。


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