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イヌの散歩とそれぞれの現在地とサクラ・ゴーラウンドの話

風見和香さん生誕ソロライブ「ののかまると犬の散歩〜みんなで吠えよう!~」に行ってきました!

風見和香さんはマジメでしっかりもので明るくかわいくて、ウタも歌える声も通る演技も出来る、そんな完璧超人のような人。ぼくなぞが応援をさせて頂くなんてかえって失礼にあたるのではないかしら。
そう思っていたくらいなのですが、実は人見知りのスキル持ちで学校でお友達が出来ないなんていう側面があるそうで。仲村さんによると、同い年3人で一緒にいると妹感が大きいのだそうで。ドリフが好きだそうで。オバケが苦手だそうで。
ああ、完璧にぼくが間違っていました。ののかさんは応援しなくちゃならない人だった!だので大いなる反省とともに「ののかまると犬の散歩〜みんなで吠えよう!~」を目撃するためはるばる東京へ。Zepp DiverCity Tokyoまで行ってきましたのです。

とりまライブリポや思ったことなど箇条書きスタイルでメモライズしておきます。




会場前の白いやつ

■会場到着

・きょうの会場はZepp Divercity東京。去年は恵比寿ガーデンホールだったので、だいたい1・5倍くらいキャパが拡がったのね。

・早めに会場入りして自席へ。フロアはなんとなくしっとりした雰囲気。客席を照らすライトは軽いミルクティ色。白だとまぶしいですからね。

・ステージは特に小道具なし。ステージ後方幕に白い雲とののかまるとイヌのイラスト。良い感じにファンシー。

・客入れBGはゆったりシャンソンやシティポップ的な何か。曲目は不勉強なのでわかんない。ご本人セレクトなのかな。先に言ってしまうと、本編セトリのカバー曲にどことなく通じる選曲群でした。

・既定の時刻直前。ののかまる本人の影ナレ。「コールのある曲はぜんぶ『の・の・か』ですよ!違う人の名前言ったらわたし歌わなくなりますよ!」とご託宣。拍手と良い返事をご主人にお返しする会場のイヌたち。

・さあもうすぐだ!

■はじまった!

M01. Lon de Don
・客席が暗転し会場に流れ出すebiture。「エビ中の、エビ中の、エビ中の、ののかまるです!」と歌詞をアレンジ。事務所よりも高い学校への帰属意識。そしてLon de Donで明るく賑やかに本編スタート。

・しかしステージにお姿が見えない。いったいどこに?と静かにフロアがざわめきだしたころ、客席中腹の入口からご登場したっぽい!ぼくは通路そばの席だったのですが、その通路にも歌い歩いていらっしゃる真っ白ののかさん。まぶしい。かわいい。そして思ったよりちっさい。それにしても通路で歌うメンバーさんっていう光景、久しぶりですね。

M02. サクラ・ゴーラウンド
・エビ中の楽曲の中でも学校感やアイドル感の溢れる逸品をチョイス。ののかまるの佇まいにすごく合っているような気がします。

・ぼく個人的にはこの曲の間奏部分の盛り上がりが尋常じゃなく好きなんですよ。ののかまるはそこのリズムに載せて曲中に「のんのんののか、まるー!」の自己紹介を重ねてくる離れ業。これはちょっとした発明ですよ。すごい。たのしい。

M03. YELL
・コールはないけどきっとみんながスキな曲のはず!との前振りから。コールではなくフリコピで会場が一体化してゆく。ののかまるの明るさが爆発的に拡散されてゆく感じ。

M04. 踊るガリ勉中学生
・春ツアーの大阪DAY2にて披露された、主人公がみれいちゃんからののかまるに変わったやつだ。ぼくも大阪公演には不参加だったので、ぜひ見てみたかったのです。

・曲が始まったとたんさらに盛り上がるフロア。不器用だけどまっすぐででっかい夢を持ったにくめないガリ勉くん。やっぱりののかさんにピッタリな配役だと再確認。

■MC1・あいさつなど

・サクラゴーラウンドで自己紹介やっちゃったけど、ここでもう一回やらせてください!と本人から。会場みんなで落ち着いて「のんのんののか、まるー」とリプライ。たのしい。

・まっしろ衣装について解説など。背中がちょっと見えるデザイン。ココナさんにちょっとした対抗をした模様。ドレスぽくもありスタイリッシュでもあり、かっこよくてキュート。

・ガリ勉はわたしの代表曲!といった発言も。この曲まだ2回しかやっていないはずだけれど、もうモノにしたのだなー。ていうか、2回やってみて本人的にかなりフィットしたのだろうな。見ていてそれが伝わってくるもん。ていうか見ないでもフィットするのがわかる気すらしますもん。うん。

M05. あなたを・もっと・知りたくて(薬師丸ひろ子カバー)
・カバー曲に挑戦するという前振りがあって、ステージに小テーブルと黒電話が用意されて、んでもって流れてきたのがこの曲。薬師丸ひろ子さん。1985年の曲。おっさんのぼくですが、さすがに「どこかで聴いたことがあったかも」くらいな記憶…。

・しっとりと歌いつつ、曲中の「もしもし、わたし、誰だかわかる?」といったセリフ部分は受話器をとって呟く形。アウトロでは受話器の向こうのツーツー音を聞いてしばししんみりののかまる。良い感じにちょっとした演出いれてきたなー。やるなー。

・筒美京平メロディ。客入れBGで感じたシティポップ的な要素っていうのがここで帰結いたしました。

M06. ボーイフレンド(aikoカバー)
・まやまさんに続けとばかりにaikoさんカバー。ノリがよくて楽しい。テトラポットとか地球儀とか、そういったちょっとした小道具から大きな世界に飛び出す感じがaikoさんぽいし、それでいてののかまるっぽい気がする。

・そういえば春ツアーの『金八DM』では、まやまさんのギロッポンジャンプを完コピしてましたな。実はまやまさんに対抗心を燃やしているのでは…。

■MC2・質問コーナー

・ここで突如の質問コーナー。挙手&指名でのやりとりに。指名された皆様は2階の方も含め声が大きくてGOOD。

・着席タイムだったので質問のメモをとっておきました。以下、ちょっと整形して貼り付け。質問の文言などは大意に沿ったものにしたつもりですが間違いがあったらごめんなさい。

Q:サブタイトルが「みんなで吠えよう」なので、みんなで吠えたいのですが?
A:やりましょ。せーので「ワン!」っていってください!
会場:わん!

Q:16歳の目標は?
A:目標は後のMCで言わせてください。やりたいことはバンジージャンプ。自然を感じられる所で飛んでみたい。

Q:学校で友達できましたか?
A:出来ていません…。春ツアーとかでお休みが多くなっちゃったので。でも周りのみなさんと喋れるようにはなってきました。

Q:エビ中メンバー以外で参考にしている人は?
A:上白石萌音さんです。歌や女優などいろいろ活躍して姿に憧れます。透き通った声での歌がステキなんだけど、わたしがカバーすると声が裏返ったりしちゃう。がんばります。

Q:ボイジャーで歌っている「あの鳥のように」の鳥。どんな鳥をイメージしてますか?
A:お姉さんメンバーはペンギンと言っていますが、わたしは水の中を泳ぐ鳥が飛んでいる様子をイメージしています。

Q:背が伸びたのではないでしょうか?
A:実は伸びまして。中山さんを超え、いまはメンバーでは小林さんの次に高くなっています。163cmになったのかな。165cmまではいきたいので牛乳たくさん飲みます。

Q:夏休みの宿題は終わりました?
A:ひとつも終わってないです。言い訳させてください。ファミえんがあって、生誕があって、時間がとれてないんです。でもあしたから、、、あしたは遊びに行くので、あさってからがんばります。

Q:生写真の前髪のアイデアはどこから?
A:写真は2種類のモチーフで撮ることになっていたので、ギャップを出してみたかった。で、前髪のウィッグを探したらあったのでやってみた。後ろがポニーテールなのは姉まるの提案です。

・コーナーを通して、ののかまるのマジメな人柄とご家族に愛されていることと色々が充実しているようすのみえてくる質疑応答でした。

M07. 宇宙は砂時計
・急にしんみり曲。ステージのミラーボール的な照明が不思議な浮遊感を醸し出していて、なんだかステキさん。

・みなさん生誕祭でこの曲うたいますよね。ぼくはわりと本気で、この曲が運営からの”半”課題曲的な扱いになっているような気がするのだなあ。

・ごく個人的な感覚&感想で。例えばエビ中みんなで歌うときの砂時計は、サラサラと注いでくる砂が受け容れられ、世界が宇宙と同化してゆくような印象。まやまさんが生誕ソロで歌ったときは、なんだか砂の宇宙を進んでゆく感じ。小林さんソロでのそれは、優しさが降り積もってくる感覚。そしてののかまるの歌ってみせたきょうの宇宙は、声質に拠るものかもしれませんが、宇宙でありながらも明るさという要素が満ちているようなイメージでした。

・ソロでそれぞれが同じ曲を歌うことで、各人の個性や強み、目指しているものといったものが見えてくる気がする。だので、今後もみんなソロコンで各自の砂時計を聴かせてほっしーなと思うのでした。

M08. ちがうの
・かわいい。16歳としてはちょっと背伸びした歌詞と、16歳ならではのかわいげのギャップと、ところどころに入ってくる原曲の振り付けと、そうではないソロコンならではの身のこなしと。白いドレス的なアイドル衣装が、スタイリッシュな彼女の頭身にしっかり映えて見えました。

■MC3・16歳の抱負など

・16歳での目標などを語るののかまる。エビ中に入って三年目。最近は自分らしさがどのようなものであるか、おぼろげながら自分なりに見えてきたといったお話。

・ごめんなさいよりも、ありがとうを言える人になりたいとのこと。エビ中にはののかがいなければ、という存在になりたいとのこと。頼もしい。前向き。

・転入生としてのがむしゃらに活動についていくモードが終わって、後輩ができて、色々な仕事など経験して、その中での自分の役割や挑戦してみたいことなどが俯瞰視できるようになったのだろうなという印象。立派な16歳だなあ…。


M09. HAPPY(上白石萌音カバー)
・上白石萌音さんのカバーは去年のSPINに引き続き2年連続2度め。今後も山本進悟のように皆勤賞となるのだろうか。

・というかHYの曲を上白石萌音さんがカバーしたのをののかまるがコピーしたという流れだったんですね。奥が深い。

・MCで自分の現在地を確認した直後に配された楽曲。質問コーナーにて、参考にしている人として名前が挙がった萌音さん。その彼女がこの曲で伝えるメッセージが、今年のののかまるにとってとても大きなものになっているのだろうな。きっと今回のセトリを決める際、中心に据えられていた曲なのだろうなあと直感。

・ステージ奥には、ののかまるとお散歩する愛犬クーちゃんの映像。じっくりと聴くor画面を凝視するファミリー。

・ののかさんには歌詞のとおりに、大きく咲き誇る花になって頂きたい。そして、大きく咲き誇る花を大事にすることが出来る人になって頂きたい。なんてな。

M10. スターダストライト
・そして急に告げられる「この曲だけ撮影OKでーす!」の一声。やおらバタバタしだすフロアのみなさん。

・そしてそれなりに前方席なのにきょうに限ってデジカメ持ってこなかった自分。仕方なくiPhoneでののかまる撮影にチャレンジ…。絶望的に写真のウデがなかったことを思い出す。

・撮影はみんなにまかせ、きょうは手を伸ばすその先を照らす光のひとつになろうと決意。というか観念。ほら、スターダストライトという曲にはファインダーだけじゃなくて、ペンライトの光も必要なんですよ。いつまでも君と輝くよなんですよ。負け惜しみじゃないですから…決して…。

・白いペンライトってとても明るいのだなあ。普段ムラサキしか使わないからこそ改めて感じる白のパワー。

・パン!と弾け飛ぶ銀テープ。煌びやかな吹雪の向こうに見えるステージと主役の笑顔がとてもきれい。

・といったあたりで本編終了。わかりやすくアンコールを要求しながら下手にハケてゆくきょうのヒロイン。お疲れさまでした!

いちばんまともに撮れた写真…


■アンコール・クイズコーナー

・ステージ明転。レッスン着で登場するののかさん。さっきまでのアイドル様はどこへ?でもレッスン着であろうがキュートなのは変わらないからふしぎ。

・ここでクイズコーナーが始まるもよう。ステージにはブルーシートが敷かれ、なんらかの準備がはじまる。ご家族が用意したクイズに、ののかまるが答える形なのだそう。全部で5問。

・そして呼びこまれるゲストの桜木さん小久保さん。これは何かが起きるにちまいない。

・クイズに不正解だったら顔に墨汁で落書きをされるルールとのこと。ご本人がやってみたかったそうでとても嬉しそう。柏木さん、安心してください。あなたの変人部門の正統な後継者が現れましたよー。

・一問目不正解で額に「の」の字を書きこむ小久保さんたのしそう。書かれるののかさんたのしそう。「まだかわいいよね?大丈夫だよね?」とのこと。「かわいいよー」とフォローするフロア。

・二問目正解で右ホホに花丸を書かれるののかさん。クイズの結果なんぞに左右されず嬉しそうにノータイムで筆をとった桜木さんがなんだか頼もしい。「かわいいよー」とフォローするフロア。

・残りの設問をすべて間違えるののかさん。鼻筋やらヒゲやらを書かれたあげく、最後には眉毛を繋げられてフィニッシュ。「かわいいよー」とフォローするフロア。

・去年の力士の着ぐるみも良かったけれど、今年のくろぐろとした表情もキュート。終始楽しそうなののかさん。ニコニコで退出するココユノコンビ。「かわいいよー」とフォローするフロア。

・そしてそのまんま最後の曲へ。

M11. きっとインフィニティー!
・おお。久しぶりの1曲だ。これはきっと楽しいやつになる。

・ののかまる本人も、楽しい曲なのだけれど実は歌詞がすごくいいからと、お気に入りであった模様。後半部分は歌パートではなくりったんさんの煽りセリフパートを担当。

・必殺技が出るごとに激しく揺れ動くペンライト。できないところも君の個性。マーイスペシャル、チャームポイントー!どーん。たのしい。

・アンコールは「たのしい」の方向に色々を振り切って、しっかりとやりきってくれるののかまるさん。マックロに落書きされたカオで歌われるラス曲にコレを選んだあたり、構成もしっかりしているなあと感心。なかなか出来ない芸当だと思うのですよ。

・最後にみんなで写真パチリ。おつかれさまでした!

それでいいのかののかまる

■思ったことー

・本人もMCで言ってましたが、今回は犬の散歩っていう要素は、途中の映像以外はほとんどありませんでした。一曲目がロンデドンだったので、きょうのライブは、ののかまるの描く夢の世界にみんなでお邪魔した感覚かな。

・引き合いに出すわけではないけれど、先日の仲村さんの生誕祭と比べると、自身のやりたいことをしっかり形にできてきている感じが伝わってきました。やはり2度目のソロステージともなると、いろいろと出来ることが増えてくるのだなあ。

・仲村さんのフォローしておきますが、初回のソロステージは初々しさが売りであって間違いないんですよ。見る側も実は意識下ではそれを求めているはず。無事にステージを回し切れるか観客と一緒に楽しむもので、仲村さんのステージはそういう意味合いでパーフェクトだったと思います。

・話をののかまる生誕に戻しまして。姉メンそれぞれの生誕ときょうの生誕との違いも考えておきましょか。ええと、ののかさんの生誕は「いまの等身大の自分をみなさんに見てもらうぞ」というもの。対して、姉メンの生誕は「ステージに自分の世界を作りこむぞ」というフェーズに入っています。

・決して両者を比較し優劣をつけたいとかいうわけではないんです。姉メンたちと妹メンたち、それぞれに適したサイズ感のステージングってものがきっと存在するのだと、ぼくはそう言いたいのです。

・きょうのZepp Divercityには16歳になったばかりの彼女の等身大があった。ののかまるはそのサイズ感の中で、悪い背伸びをすることなく、精一杯の盛りだくさんのステージをしっかり展開した。いまのその姿を目撃できたということが、とても素晴らしいことなんですよ。

・エビ中さんが姉メンと妹メンの「二枚岩」で活動しはじめているのだという事実。ののかまるステージを見て、そのことにもう一度気付かされたのでした。

・たぶんぼくらが今年ステージでみた彼女の姿は、来年や再来年、さらにもっと先の彼女が作る彼女の世界に旅をするための、大きなカギのようなものになるんじゃないのかな。良いステージを魅せてもらえました。

・そんなわけで風見和香さん、ちょっと早いけれど、お誕生日おめでとうございました!可能な限り最良の時間を過ごしてください!今後のご活躍、期待と確信をしています!



いや、ほんとに盛りだくさんで、おなかいっぱいのライブでした。

といったわけでそろそろ寝ますです。
おやすみなさいグー。

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