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始まりの一歩と鼓動と恵比寿駅発土星行きのボイジャーの話

公演が終わってからすでに二週間。
2022年も最終日になってしまいましたが、たいへんに見どころのあった12月17日開催の公演私立恵比寿中学 New style 大学芸会~run in our ebichu family~の感想とか駄文をUPさせて頂きます。
長くなりましたので余計な前置きはすべてカットします!ちょっと大人になった自分。

12月16日公演の感想駄文はコチラをクリック!


ebichu prideとrun in our ebichu family

こういう物事ってのはあんまし比較っていう物差しで語るものではないと思うのですが、今回はちょっとこの方向からいかせて頂きます。

ええと。
廣田ぁぃぁぃさん転校ライブ翌日のebichu prideと、今回の柏木ひなた卒業ライブ翌日のrun in our ebichu familyとを並べまして。一見、両者をとりまく状況って、とても似通っているように見えますよね。ただ、ぼくはどちらかといえば、当時と今回のライブには、違いの方が大きく感じられるのです。

というのも。
まずebichu prideのときは、廣田さんの抜けたことで生じた大きな喪失感を、残った6人でカバーしなければならなかった。それどころか、さらに大きなものを描くことを強いられたステージでもあった。
誰かがそれを命じた訳ではなくて、メンバーにもスタッフに自覚や使命やらが生じ、自然とプレッシャーになったものなのではないかと想像します。
余計な解釈ですが、そうさせたのは校長やらのまわりの大人たちではなく、ぼくらファミリーをも含めた、回りを渦巻く「なんとなくそういった空気」という見えない敵だったのではないかと。誰かが悪役だったわけではないのです。きっと。

話を戻します。
端的にいうと、あの公演はひとりぶんの大きなマイナスを補うための真剣勝負の場。追い詰められた6人が、新たな武器を手にすることなく丸腰で闘う覚悟を固め、自らの「闘える強さ」を大々的に知らしめなければならない大舞台。崖っぷちです。だから多数のファミリーにとって、あの公演が心に強く刻みこまれているのだと思うのです。

今回のrun in our ebichu familyも同じように、やはり大きな存在を送り出した翌日という状況。ただ前回と大きく違う、いや、前回と全く違うのは、メンバーがふたつの大きな希望のタネを携えてステージに立つことが出来たこと。そして結果的にこのふたつのタネが、すぐにでも大輪の花を咲かせてくれそうな、素晴らしいパワーを魅せてくれたこと。

ぼくらファミリーの緊張感をよそに、レッスンの段階からメンバーはその予感があったのではないでしょうか。安本さんが初めのMC終わりに「遠慮はいらない、厳しく見ていって欲しい」と言ったのは、新メンバーや自分たちへの戒めや気合入れの意味合いもあれど、そう見てもらっても耐えうるものを出せる自信と自負があったからだとぼくは受け取ります。

敢えて繰り返します。
「あのコが抜けて、エビ中にはクソしか残っていないと言われた。見返してやりたいと思った」と、泣きながら語った5年前の安本さん。対して、「優しさとかいらないんで、嘘のないパフォーマンスを厳しく見ていって欲しい」と前を見据えた今年の安本さん。ここにどれだけの違いがあるのかは明白です。
ご存知の通り、ここに立っている時の彼女らは、いつもよりちょっぴり強くなる。ちょっぴりずつの強さを積み重ね続けた5人に、絶賛成長中の3人の仲間が加わり、その上に希望のタネまで持っている。もちろん10人は緊張も怖さもあったと思うのですが、それでもあの日とは大きな違いしかないと思うのです。

安本さんの自信に満ちた言葉があったから、当初緊張していたファミリーの側も、始めの数曲で感じ始めた「きょうはいつものアレだ!いつもの楽しいやつだ!」といった空気を確信に変えることが出来たのではないだろうか。そうだ。そうに違いない。run in our ebichu familyとは、そういうライブなのだ。うん。

この項の最後に念のためちゃぶ台をひっくり返しておきますが。
ebichu prideとrun in our ebichu familyは、似て異なるもの。どちらが良かった、どちらの方が上だった下だったとか、そんなもんはない。何故なら、どちらもたった1回きりの、別の公演なのだから。どちらも良かった。どちらもとても良かった。胸に残るもの残すものは、シンプルに言えばそこに尽きると思うのです。


桜井えまと仲村悠菜と未確認中学生X

きょうの公演のセトリに関して、仲間うちはみんな仮契約から始まると予想していたのです。しかしフタを開けてみたら未確認中学生Xの荘厳なイントロがどーん。しまった、なるほど、やられた、そりゃそうだよねと。
今回のオーディション、5月5日に開催が発表された当時から「コンセプトは未確認中学生!」と公言されていたものでしたから。

しかし冒頭、「♪この気持ちの名前を教えて」と歌い上げたときの桜井えまの第一声。びっくりしましたね。しましたよね?彼女が上手いというのは事前に聞いていたのですが、意識下で想定していたその度合いをラクに飛び超えてくるものでした。
この歌詞は楽曲における第一声であって、階段のような旋律をスピーディかつ正確な音程で、登って下ってこなければいけないテクニカルもの。それが出来ないとこの曲全体がふにゃっとした入りとなってしまい、大袈裟にいうときょうの公演全体に響くものにもなり得ます。そこに当てて新入生である彼女が初めて披露した歌声は、音程が正確な上に、想像よりも多分にのびやかで強くしなるような歌声。声質にも心地よい揺らぎの感じられる、いわば表情のある歌声でした。

受けて立った仲村悠菜の「♪もしかして:わたし未確認中学生」という歌詞での第一声も見事なもの。事前のラジオ出演などを通して今までいなかったタイプのかわいい声の持ち主であることは認識していたものでしたが、彼女はそのかわいい声に、芯のある強さを載せぶちこんでくれました。こちらも音程は正確なもの。

なんなんでしょうこれは。この気持ちの名前を教えてほしかったのはファミリーの方だ。
ふんわりのんびりタイプのふたりに見えていたのに、ファミリーたちが前日にぽっかりと開けてしまった心の綻びを、このコたちは説明不要のパワーで一気に繕いにやってきた。第一声、第一歩として、これ以上のご挨拶はないのではないか。
「きょうはいつものアレだ!いつもの楽しいやつだ!」
先に書いたとおり、ここで沸き上がった直感が、このあとの安本さんのMCの言葉で確信に変わり、加速度がグングン上がってゆくのです。


風見和香とまゆげとホットアップ

ココユノノカさんたちはこの2年間で大きなステージに立つようになっただけでなく、物凄い早さで後輩から先輩という立場となることを余儀なくされて。とりわけののかまるさんは入ってきた後輩が同い年だったりで、いろいろと大変なのではないかと思うのです。普段からの真面目さが裏目に出たりしないかしら。損な役回りにまわってしまわないかしら。
でもステージでのパフォーマンスを見る限りは、そんな心配は杞憂に終わりそうに見えるのです。HOT UP!!!の曲フリなどでは、困ったときの例のさがりまゆではなく、眉間に軽くシワなど寄せて、強さとがむしゃらさを見せてくれました。妹感と真面目さと熱さ。どれもこれも素晴らしい武器だと思います。
武器と言えば。ののかまるのステージでの武器はハッキリ通る歌声であるわけですが、これがうまい具合にエマユナさんの武器の特性とバッティングしていない。中三トリオは三者三様の歌声に恵まれたわけで、今後は競いあって補いあって伸びてゆくことが期待できる気がしますよ。楽しみじゃないですか。

小久保柚乃と静かな笑顔とヘロー

この二日間の公演を通して、彼女の表現力がかなりパワーアップしていることも強く感じられました。既存メンバーの中での伸び率は随一なのではないでしょうか。いや、ぼく基準なので深く考えないで。
そう。ぼくの個人的感覚にすぎないかもしれませんが、彼女の歌はどんどん聞き取りやすくなっていると思うのです。かねてからの課題であった早どりがほぼ見られなくなってきて、音程の捉え方の正確さの方が目だってきたような印象です。技術的な化粧っ気を出さず、ゆのぴさんらしいサイズ感で響く歌声がとても心地良い。不純物のない素朴なかわいさが声に活きていて、聞いていて安心感すら生まれてきます。
そして配信を見てとても魅力的だと気付かされたのが、初日のヘローなどで、歌いながらとてもナチュラルな笑みを見せていたところ。その一方で、要所でのシャウトもしっかりキめることができるところ。きっとこのコは、もっともっと上手くなって、もっともっといろいろな表情を出せるようになるのだろうなと思わずにはいられないのです。待っててね〜。

桜木心菜とふたつの涙と曇天

この人の歌も、回を重ねるごとに自在度などが増してきていますよね。
ラジオでは今回の一連のレッスンにおいて、思った歌声が出せず久しぶりに泣いたと語っていました。前もそんなシーンをどこかで見たような気がするのですが、いまの彼女が流す涙は、出来ないから流れてしまう涙ではなくて、もっと高みに登ろうとして流すものに変わっているのだろうなと感じられるのです。
負けず嫌いな性格であまり弱みを見せない人でしたが、先日の手記では自分がどれだけ悩んだかを露わにしていました。やっぱり彼女も、裏では悩んで泣いて泣いて前を向いて、で、ファミリーの前では飛び切りの笑顔を見せてくれている。自分を俯瞰視して己の弱さを見つめることが出来るってことは、掛け値なしに強くなった証拠なのです。きっと。
ハスキーな歌声はグループでも唯一無二の武器。ダンスやラップは言うに及ばず、ひなちゃんから受け継いだHOT UP!!!の煽りもカッコよかったし、曇天などでは表情や感情の乗った歌声に相性の良さや適性が垣間見えました。このままどんどんキレカワカッコイイ人になっていってほしいな。色々な仕事に恵まれてほしいな。ほっしーな。


中山莉子と安定感と売れたいエモーション

成長っぷりをここぞと見せつけた3人とは対照的に、りったんさんは普段のりったんさんをこれでもかと見せつけてくれました。これは「成長してない」とかマイナス要素の話ではなく、彼女の安定感を示すもの。そして安定感といったら「円熟味」とかの枕詞が見え隠れするものなんですが、りったんさんの安定感は別の次元にあるんですよ。だって、ハイテンションなんだもん。
たとえば世間一般の「YO!DJ」という掛け声は、もっとスカしたアーバンナイズされたクールさを良しとするものです。でもりったんさんの「よーでぃーじぇぇぇぇぇぇーーーーーーぃ!!」は、勢いとパワーで作られている。おしゃれ感より楽しさで満たされている。たぶん世界一デシベルの高いYO!DJ!ですよ。
会場の空気を無理やりにでも引っ張り上げるスーパー元気さ。パワー系アイドルの真髄は後輩が入っても遠慮なしの爆発力。お姉さんたちが忘れつつあるハイテンション、彼女にはこんごもしっかり暴発させ続けて頂きたいです。このロケットエンジンの爆発力の秘密を、ホンダやルノーは研究すると良い。あと、りったんさんは飼っているイヌがかわいい。

小林歌穂と開放感とCHAN-CHARA-CHAN

エマユナのふたりが入って、一番化学反応が起きていた姉メンは小林さんだったような気がします。ふたりに挟まれて上がったテンションが、彼女の歌やパフォーマンスをよりグルーヴィなものにしていたような印象なのです。
彼女の歌で思い出すのは、あの年の春ツアーファイナルのこと。なないろのサビで詰まってしまった安本さんを助けるかのように歌い上げた優しい声と、続けざまに飛び出した青い銀テープ。あの一連の流れに代表されるように、誰かに寄り添うポジションなどでとても力を発揮する小林さん。その雰囲気のまま、すっかり綺麗なお姉さんになりました。
でも勝手な想像なんですけど、今回は寄り添おうと思った若者ふたりのパワーに押されて、想定以上に楽しくなっちゃった部分があったのではないだろうかなんて思っちゃう。そしてそちらサイドに堕ちた小林さんも、また凄い力を発揮するもの。変顔や見たことのない虫。緊急ミーティングに気付かず客席にレスを送る後輩を「小久保も来ぉぉぉい!」と引っ張ってゆく姿。売れエモでお金ポーズと共に見せるちょっと悪いカオ。道太郎ベースのスラップにあわせ右手のストロークを仲村さんに教える良い笑顔。これらの楽しく愉快な小林さんもまた彼女の大きな魅力。
中でも、開放されたような大きなダンスと卓球部のような見所のある小ネタと、大きく入れ変わる表情がたくさん詰まった今回のCHAN-CHARA-CHANは、至高の一曲になったなあと思うのです。運営さん、ぴあの配信おわっちゃったので、YOUTUBEかブラックタイガーでなんとかなりませんかね。


星名美怜とエントランスと新未来センセーション

無粋な話を掘り返すことになりますが、みれいちゃんにとってこの会場は、辛い思い出の残る場所。でもそんな地で「まくはりーーー!!あたしたちと一緒に新しい時代を切り開いていきましょう!」という言葉と一緒に見せた前向きな笑顔には、そういった第三者の勝手な心配を振り払ってくれるチカラがあるように思います。さすが姫だ。
この言葉とともに始まったのは、少しガチャガチャした曲調にも思える新未来センセーション。しかしこの賑やかさこそが、みれいちゃんやメンバーがずっと育んできたエビ中の真髄のひとつ。どこだかking of gakugeeeekaiのテーマなどに通じる、歌い手の目まぐるしい入れ替わりが賑やかで楽しく、曲調や振り付けも華やかで明るく、且つそれだけでは終わらないエモさも隠し持った、エビ中を真正面からしっかりなぞらえた良曲です。
ステージで戦隊ヒロイン的おもしろかっこいいポーズをキめるメンバー、そしてその中央のみれいちゃん。かわいくてかっこいい。様々な所でエビ中の入り口を務めあげてくれた2022年のみれいちゃんでしたが、中学何年生になってもずっと変わらずとてもキュートです。きっと近いうちにBLTやらLARMEなんかじゃ飽きたらず、百科事典で「キュート」の項をひいたらみれいちゃんのお写真が巻頭オールカラー7ページぶちぬきで編集者のポエムと共に掲載されるような、センセーショナルな未来が訪れるに違いない。間違いないです。

安本彩花と世界の真ん中と星の数え方

いきなり思い出語りになってしまうのですが。
だいぶ前に「七色のスターダスト」というスタプラ社歌的な楽曲ができた際、理事長は最前センターに百田夏菜子を据え、最後方左翼に高城れに、対して右翼には安本さんを配しました。当時はあの赤の人との対比の位置、そこで50人を見守る重要な役に安本さんが抜擢されたことに、わかったような顔をして「わかる!」と大きく頷いたものでした。
しかしあれから8年。いまぼくらの前に立っている安本さんは、当時と大きく違った力も魅せるようになりました。言動から所作から表情から、彼女は自信やバイタリティといったオーラをもの凄い勢いで放出させているのです。優しく後ろから見守る姿のみならず、前に立ち皆を引っ張る姿にも大きな説得力を伴うようになっているのです。
この日の星の数え方では、前日の柏木さんにかわって、皆の中央で楽曲の最後を締める役割を務めました。エマユナさんの歌も上手いのだけれど、当然ながら彼女らは未知数な部分の方が大きく、まだ完成形には遠いもの。エビ中の歌の中心でしっかり構えてコントロールしてゆくのは、今後は安本さんの役割になるのだろうなと再確認。
ポジションを後衛からセンターに変えた彼女。前日に柏木さんを笑顔で送り出せたのも、彼女にエビ中のパフォーマンスの中心に立ってやっていく覚悟が備わっているからだと確信。この人は常に前進している。そこにはもう信頼しかありません。

真山りかと歌と私立恵比寿中学

「12年前に産声を上げた私立恵比寿中学の心臓の音は、今もなお、鳴り続けています。───そして、これからも。」

アンコールが佳境に入った折に、真山さんが語った言葉です。
安本さんがエビ中の歌の中心なのであれば、真山さんは名実ともに、エビ中の心臓なのかもしれません。エビ中の鼓動をずっと聴き続け、全てのメンバーと目を合わせ想いを通わせ、最も多くのファミリー達の前に立って、全ての景色を眺めて。そして最も多くのメンバーを送り出して、最も多くの「新たな始まり」を背負って、きょうも一歩を踏み出しました。

終わりや始まりによって生じる変化っていうのは、ワクワクする部分がある半面、どうしても不安や怖さとセットになるものです。大きな変化について明らかになってからきょうに至るまでの日々も、実感が湧かないなんて言いながら、大きな想いや感情の揺らぎを感じていたであろうことは想像に難くありません。

思うに、この人は適度に慎重で適度にマジメでありつつ適度な楽天性も持っているので、色々な変化を乗り越えて進んでこれたのではないかと感じることがあります。バランス感ってとても大事。でも逆にいうと、適度な楽天性を持っていたがために、色々を乗り越えることが使命になってしまったのだとも思うのです。そしてその使命を誰よりも忠実に守り抜く強さがあったからこそ、結果的に、エビ中のエビ中たる姿がずっと守られてきたのだと思うのです。だって、実際にエビ中のステージ、ずっと楽しいもん。ずっと見てきたからわかるもん。

そんな真山さんも、ことしはご自身に対しての試練と対峙する一年になってしまいました。
長らく使い続けたノドの手術のため休養期間を設け、ライブに欠席をされることも。そして手術明けのいまも、新しくなったご自身のノドとの調整に苦心されているご様子を見てとることができます。

おこがましく不躾なことなのですが、ベスト盤特典のサイバー謁見会にて、流れでそのあたりの話題になってしまったことがありました。そういう場での話をオープンにするのは粋ではないとは思うのですが、彼女は画面の向こうから前向きな言葉を語ってくれました。

「今年は自分にとって心地よい歌とそうでない歌がハッキリしてしまって、あまり楽しく歌えなかった部分もあった。未完成な歌になってしまって、皆さんには凄く申し訳なくて苦しくなる部分もあった。でも、とてもいい経験になっているっていう側面もある。やっぱり歌が好きだから。『歌いたい』と思わせてくれたのが、この1年だった。」

今年最後の単独公演のステージで聴こえてきた真山さんの歌声からは、だいぶ調整が進んでいる様子を聞き取ることが出来ました。きょうも楽しそうな笑顔と、目力の載ったキメ顔のオーラを感じさせてくれました。

この期間、心身ともに大変だったと思います。
加えて、奇しくも公演初日は真山さんのお誕生日でした。激動の中で迎える26歳のスタートとなりました。エビ中の大きな節目に合わせて誕生日がやってきたことも、何らかの運命めいたものなのかもしれない。第三者の無責任な感想として、そんなこともちょこっと考えてしまったりするのです。
いや、誕生日なんて変なプレッシャーなく「たのしい!うれしい!しあわせ!」だけに彩られたハッピーなものであるべきだということは、絶対的に正しいんですよ。だけれど絶対的に不正解で大間違いな、大きな節目を背負った誕生日というのも、のちのちきっと単なる誕生日以上に人間を大きくしてくれるものなのではないかと、ぼくは思うのです。二日間のステージを見て、そう思ってしまうのです。

だからその分、大きな声で。
楽しく嬉しく幸せな方の誕生日は勝手ながら1月16日の方に回させて頂きまして、まずは重要な節目となった12月16日のお祝いをさせて頂きます。

だいぶ後回しになってしまいましたけれど、まやまさん、26歳のお誕生日、おめでとうございます。みんなが大好きなエビ中を守り続けてくれて、本当にありがとうございます。エビ中の鼓動の中心で、素敵な26歳をお送りできること、心から願っております。
同時に、まやまさんご自身のNew Styleも、きっと素敵なものになるはずだと確信しています。今まで何事にも負けずに、それだけの笑顔をみんなに送り続けてきてくれたこと、みんなが知っていますから。絶対に数倍になってご自身に返ってきますから。絶対に。



エビ中とまとめとそれぞれのボイジャー

柏木さんや真山さんやエマユナさんはもちろん、エビ中すべてのメンバーにとって大きな「始まり」の訪れた二日間でした。

とにかく全力で駆け抜けた柏木ひなちゃんさんには、順風満帆な次のステージが待っていてほしい。いろいろ高めあい登りつめてゆく先に、エビ中と彼女の道が交わる日があれば良いなと思います。

そしてエビ中。
どんな風に変わるのか楽しみでいたつもりだった自分でしたが、正直にいうと、二日目の公演当日になって、それまでになかった不安感が心の隙間に入り込んできたのでした。でもそれがすぐに安心感と期待感で上書きされたことは、ここまで読んでこられた方ならばわかると思います。ていうかダラダラの長い文章、ほんとすいません。

そう。ここまで書いてきた通りなんです。
書いてきた通り、新しいエビ中、New styleに変身を遂げたエビ中には未来しかないのです。未来への期待の高まりしかないんです。run in our ebichu familyのロゴはスニーカーのシルエット。このスニーカーでどんな未来を踏みしめ駆け出していくのか。楽しみしかないのです。


今回もだいぶ長くなりました。
といったあたりで、今年は終了とさせて頂きます。
それではそろそろ寝ますです。
おやすみなさいグー。


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