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夢世界余剰次元説

先日の「夢日記、辞めました」の日記がなぜかnote公式のおすすめに載っていた。これは夢じゃない。

夢を詳細に思い出すことを辞めてから2日。昨日は、大学のゼミで的はずれな発表をして、教授を困らせる夢を見た。今日は、高校の卒業式で悪友たちと校舎の屋上から気球を飛ばす夢を見た。先日までと比べてかなり解像度が低くなった。特に今日の夢はすごくワクワクする体験だったはずなんだけど、思い出せなくて、少しさみしい。

夢日記は辞めても、夢が持つ神秘性からは逃れられない。

こんな話がある。自然界の4つの力(重力、電磁気力、弱い力、強い力)の中で「重力」だけが極端に弱い。その理由として、この世界には余剰次元が存在しており、「重力」だけが高次元に漏れ出しているからだという説がある。(僕もちゃんと理解していないけど)

これと同じように、みんなが睡眠中に見る「夢」はひとつの世界として確かに存在していて、僕が現実世界でイケてないのは、夢の世界へパワーが漏れ出してしまっているからではないだろうか?僕はそういう説を唱えている。これが「夢世界余剰次元説」だ。だから、わざわざ現実世界を犠牲にして夢の世界で力を使っているのに、それを忘れてしまうのは勿体ないという気持ちが働いてしまう。荘子も確かそんなことを言っていたような気がする。

そんな、夢への未練が高まったあまり、昨日こんなものをつくってしまった。

「夢世界百科」は、いろんな人の「◯◯な夢見た」というツイートを拾って、Wiki形式で「夢世界」の百科事典をつくるというプロジェクト。みんなの見る夢が共通のひとつの世界だという仮説に立脚している。まだ適当に拾った「ドライヤー」「ヘアアイロン」の項目しか作っていないのだけど、これだけでもワクワクする。例えば、夢世界のドライヤーは増殖するという報告が相次いでいるし、夢世界のヘアアイロンは人を襲い、ウサギに丸呑みにされる。

Wiki形式なので、ログインすれば誰でも編集できる。もしこのプロジェクトに興味がある方がいたら、ぜひ編集してみてほしい。編集方針や記法など、一緒に考えていければと思います。

この日記を読み返してみると、僕が上京したての頃に「手相見せてください」やら「神を信じますか?」と言ってきた人たちと同じ匂いがする。家にいすぎておかしくなったわけではないので、安心してください。

でも、夢をたくさん見るようになったのは、コロナの影響で現実世界でパワーをあまり使わなくなったため、夢世界でパワーを使うようになったからかもしれない。夢世界余剰次元説が信憑性を帯びてきた。

いつもありがとうございます。サポートは次の作品制作に活用させていただきます。