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第2回 #54字の文学賞 結果発表!! #54字の物語

こんにちは。『54字の物語』著者の氏田(@ujiqn)です。

54字の物語とは?
企画作家・氏田雄介による、9マス×6行の原稿用紙につづられた、たった54文字の超短編小説。90話を収録した単行本をPHP研究所から発売中。

1回目の文学賞がとても盛り上がったため、急遽第2回を開催しました。

おかげさまで2000件を超えるご応募をいただき、選考に時間がかかってしまいました。そのまま本に載せたいとも思える作品が200個くらいあったのですが、そこからさらに3作品を厳選しました。

それでは、早速発表します!

第3位

シンプルなアイデアですが、CMが勝手にGoogle Homeに話しかけたり、Amazon Echoが突然笑いだしたり夫婦の会話を誤送信したりと、AIスピーカーが若干不完全な今の時代だからこそ感じられるリアルな不気味さがとても良いと思いました。

第2位

ため息をつくロボットが可愛くて、ちょっとほっこりするところが好きです。いったい物忘れ防止用のロボットは何体いるんでしょうか……。

大賞

元ツイートは0いいね、0RTだったのですが、個人的には最高傑作だと思いました。全く説明臭くなっていないところが美しく、後半にかけて徐々に文字数が減っていき緊張感が高まっていくところも絶妙です。

感想

今回1週間ほどの短い期間にもかかわらず、本当に素敵な作品がたくさん集まりました。その中で、1万RTを超えるような作品もいくつかあり、作者としては嬉しいような悔しいような複雑な気分でしたが、すごく勉強になりました。

最後におまけとして、応募作の中で最も多かったテーマBest3をご紹介します。

・人肉食べちゃう系
・縦読み・横読み系
・54文字に収まらない系

人肉系は定番のようです。「ウミガメのスープ」や「注文の多い料理店」の影響でしょうか。縦読みは「怖いコピペ」でもよく見かけますね。原稿用紙をトリッキーに使ったメタ的な作品も多かったです。

さて、この3作品以外にも素敵な作品がたくさん集まっておりますので、今後もこのnoteで少しずつ紹介していきたいと思っています。お楽しみに!

受賞者のさはらやさん、水谷健吾さん、たけしくんHIGHさん、おめでとうございました!

↓54字の物語はここからつくれます。


大切なお知らせ


54字の物語 第2巻発売決定!!

皆さまに盛り上げていただいたおかげで、『54字の物語』の続編出版が決定しました!今回のテーマは「怖い話」。90話のストーリーはほぼ書き終えました。発売は冬を予定しています。

1巻はこちらからお買い求めください。

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前職の面白法人カヤックを退職して、自分の会社をつくりました。詳しくはこちらのnoteをお読みください。

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