見出し画像

赤もみじがNGなしで全力回答!2時間にわたる貴重なロングインタビュー

6月12日(金)に赤もみじさんの公開インタビュー企画「炎の武蔵」を行いました。

視聴者の方から事前に集めた質問に「NGなしで答えます!」と乗り気の赤もみじさん。
MCにはお2人と同郷で、普段から親交が深い構成作家の山田ボールペンさんを迎え、ラストはシークレットゲストも登場。村田さんの嘘エピソードトークから始まり、終始笑いの絶えない配信となりました。

今回はその様子を一部お届けいたします。

2人の学生時代

山田:おふたりはどんな学生でしたか?高校は違うんですよね。

阪田:はい。年も違いますしね。

村田:高校生のお笑いの大会で知り合った感じだね。

山田:村田さんはやっぱイケイケな感じやったんですか?

村田:ううん、全然。 自分から話しかける勇気ないからさ、何かしらで話しかけてほしくて、コンビニで買ったおにぎりの海苔をずっと前歯に貼っててん。

山田:それ効果あったんですか?それをきっかけに輪が広がったりとか。

村田:ないよ、5分後にはその海苔食ってたよ(笑)。

阪田:僕は高校1年生の頃にバスケ部に入ったんですけど、すごく弱くてみんな練習に来ない、みたいな部活で。中学よりまじめにやりたかったので続けてても意味ないと思ってたら、当時の相方がハイスクールマンザイに誘ってくれて。バスケを辞めて、高校1年生から毎年出てました。

村田:その相方に初めて渡されたネタがめちゃくちゃおもしろかったんて。

阪田:無駄も一切なくて、1行全部おもしろいんですよ。でも読み終わって「これめっちゃおもしろいな」と台本返したら「そうやろ、それブラックマヨネーズのネタやねん」って。

山田:最悪や(笑)。

村田:阪田、そんなお笑い知らんかったから信じちゃって。

阪田:それで次に渡されたネタが、ブラマヨさんのシステムを使った全くおもしろくないネタでした。でも、僕も漫才やりたいと思ったので、そのネタでハイスクールマンザイとか出てました。

山田:でも誘われるってことは、クラスの中では結構おもしろい方やったんですか?

阪田:どうなんですかね?ただ、当時の相方と解散する時「相方は誰でもよかった」と言われましたね。

村田:ほんで、僕も結構そいつと仲良くて、お互い解散した頃「阪田と組もうと思ってんねん」と話したら、そいつが「あいつから何も生まれないですよ」って。

阪田:ほんまに嫌なやつなんですよ(笑)

お笑いのルーツとネタの作り方

山田:おふたりがお笑いを好きになったきっかけになった芸人さんやテレビ番組は何ですか?

村田:僕はお父さんがお笑い好きやったから、『ごっつええ感じ』のDVDをよう借りてきて、それをよく観てたかな。

阪田:僕は小学校の卒業文集に「芸人になりたい」と書いてあるんですよ。その理由の1つがお父さんと一緒に『行列のできる法律相談所』を見てたことで、島田紳助さんが「僕はバーっと喋ってお金はいっぱい持ってる」みたいなことを言ってたんですよね。喋ってお金をもらえるならそれがいいなって思ったのが最初だと思います。

山田:僕ら世代ぐらいのバラエティだとよく観てたの何ですか?

村田:よく観てたのは『爆笑レッドカーペット』。あと、大阪は土曜日になったら『漫才マン』とか。

山田:当時、漫才師とかやったら誰が好きでした?

村田:おぎやはぎさん。めっちゃ好き。

阪田:お笑いをちゃんと観始めたのが漫才するようになってからなので、ブラマヨさん、チュートリアルさん、フットボールアワーさんとか、M-1のあの世代ですね。

山田:東京でマセキに入られたわけですけど、どうやって今のスタイルが生まれたんですか?

阪田:何のネタやったっけ?最初大声出すようになったやつ。

村田:犬やな。「男が飼う小型犬は媚薬だ」みたいなネタがあって、それが最初。当時はめっちゃ声が小さかった。僕、地声がでかいから抑えてて、ストレスが溜まって楽しくなくなったから大きく出したんだよね。

山田:溜まってたやつを解放したのが今のスタイルなんですね。村田さんの方から「こういうのやりたい」と提案されてるんですか?

阪田:最初の頃は多分100%村田さんが考えてたんですよ。僕は村田さんの家に行って台本を渡されて、ネタ合わせする、みたいな感じ。多分そのネタから一緒に考え始めたんですよね。

村田:そうそう。1人で書いたら無機質になるやん。会話でやった方がテンションを上げられるから作りやすい。

赤もみじの推し芸人は?

山田:おふたりがおもしろいと思う若手芸人は誰ですか?

村田:漫才をやってる人ならモンローズママタルト

阪田:僕は裏でも聞きたいなって思うのは令和ロマンの漫才。

村田:オズワルドさんも好きやし、ラランドもおもしろいし。あとランジャタイさん好きやな。

阪田:村田さん長いの好きですもんね。押してるって言ってるのに12、3分やるでしょう?でもスベってるわけじゃなく、ずっとウケてそれだけやってるのがおもしろい。マセキだと誰だろう…

村田:銀兵衛もおもしろいなあ。

山田:銀兵衛は赤もみじのことを気にしてる部分あるそうなんですよ。だいぶ前に僕がやった2組出演のライブ後、めちゃくちゃ2人が喧嘩してて。その時赤もみじさんの方がウケが強くて、やっぱちょっとスタイルかぶってるんじゃないかって本人が思ってるとこあったらしく。

阪田:確かに似てると言われるわ。やってる本人からすると違うけど、客観的に見たら同じ括りではありますよね。

村田:銀兵衛がバカウケしてるけど僕らクソスベってる時も全然あるし。でも銀兵衛とK-PROさんでユニット一緒になるから頑張るわ。

YUIと宇宙と借金パンラジオのゆくえ

山田:「芸人Boom!Boom!赤もみじのGeneral Audience」、「借金パンラジオ」と2つのネットラジオに出演されてますが、目標としている番組や好きな番組はありますか?

阪田:僕らオールナイトニッポンをやらせてもらったじゃないですか。その時に気付いたんですけど、僕ほとんどラジオを聴いてこなかったんですよね。村田さんもそうじゃないですか?

村田:あんま聴かんかったな。でもYUIのラジオは全部聴いてた。今の「借金パンラジオ」の幹の部分になってるのはYUIや。

山田:それは阪田さん知ってました?

阪田:YUIが好きって言ってますけど、村田さんはYUI以外に好きなものがないからYUI一強になりすぎてるところはありますね。

村田:YUIと野球、あとパチスロと競馬だけかな。

阪田:好きなものが少ないから、全てにYUIが絡んできちゃうんですよね。

山田:好きなものの話だと、阪田さんがパンを作り始めたのはいつからですか?

阪田:2、3年前じゃないかな?パンは何回か作ってても結構難しいんですよ。条件によって変わってくるので、感覚を頼りにするしかないんです。だから今に至ってる。まだ完成してないだけで、完成したらやめちゃうかもしれない。

山田:まだ途中なんですね。

村田:阪田はほんまの意味でパンはまだ1回も作ったことないねんな?

阪田:そうなんです。僕が作ってるのはパンもどきみたいなもんですから。本当のパンを作ったことはないし、もしかしたらみんなも本当のパンをまだ食べたことがないのかもしれない。

村田:で、この地球上にパンなんかないのかもしれない。

阪田:そう、まだ誰もパンを完成させたことがないんで。宇宙みたいなことですよね。宇宙ってわかってないこと多くて、唯一分かってるのがダークマターと呼ばれる謎の物質。これが今の地球においてのパンに当たるわけですよ。詳しいことは分かってない。だから今、暗闇を1人で歩いてる状況ですね。

山田:村田さんも理解はしてるんですね。

村田:何となく。僕で言うYUIだから。

阪田:村田さんの考えるYUIなんて、本物とは違うかもしれないですもんね。

村田:そう。僕は本物のYUIをまだ見たことないから。

山田:とりあえず、阪田さんにとってパンは宇宙だと。

阪田:わかりやすく言うとね。

山田:宇宙もパンと一緒でずっと膨らんでますからね。

村田:おお?作家か?

山田:こんなんで作家なれたら誰でもなるわ(笑)

ゲスト登場!ラストまでアツい話題が続く

ここでシークレットゲスト1人目のリップグリップ岩永さんが登場。岩永さんからも赤もみじさんに質問してもらいました。

岩永:赤もみじの2人って知らない人誰もいない状況の中、結果とかキャラ先行じゃなくてただの事務所ライブの動画が漫才を極めてる人の目に留まってドンっていったっていう、これ相当すごいことですよ。

阪田:岩永さんが褒めてくれて嬉しいですけど、1回僕らのラジオで褒めすぎて、僕らオールナイトニッポンゼロのレギュラー決まるみたいに言われて決まらなかった過去あるんで。鵜呑みにしすぎると良くないかもしれないですね(笑)。

村田:僕らオールナイトニッポンの記者会見の日に全然連絡ないからドッキリだと思って、ずっと家で緊張して待っとった。家に絶対来ると思ってたから。

岩永:神回でしたからね。それにちなんでの質問なんですけど、そういった変化というか「こんなに見る目変わるんだ」みたいな実体験や心情の変化を聞かせてください。

阪田:いつぐらいやろ…それまで全然ウケなかったんですよね。スベる時はまじでスベるんです、一笑いもなく。でもあれからウケる率が上がったかなって思う。

村田:その前にも、三福エンターテイメントさんが僕らの話をいろんなところでしてくれてたみたいで。

阪田:今年M-1ちょっと期待できるなって思いだしたの去年の7月ぐらいからですよね。三福さんが言い出してくれてからかな。意識が変わったのはその辺ぐらいからですね。

それとマセキのYouTubeチャンネルに上がったネタ動画が、あの時期は基本的に1万回再生行くみたいな感じで嬉しかったです。マセキからお金もらえるんですけど、いつもは20円とかなのに、それが何千円かになってて、なんか変わったなっていうのはあります。

さらにAQUAメンバーであるフェー篠原さんも登場。篠原さんからはこんな質問が…

篠原:もし明日、相方が死んだらお笑い芸人は続けますか?

阪田:何やその質問(笑)。

篠原:じゃあ誰でも選べるとしたら誰と組みたいですか?こっちの方が聞きたいかもしれない。

阪田:マジな話、辞めます。お笑いしかやりたくないとは思ってないんで。だから、今解散したらもう辞めるかな。どちらかというと僕はもうNSCの頃に1回好きなことはやり終わってると思ってる。

篠原:じゃあ誰と組みたい?

阪田:組んでみたい人…村田さんそんなんいます?

村田:うーん、篠原さんは違うなぁ。

阪田:すごい濃いですよ、薄めないと。還元濃縮のジュースそのまま飲んでるみたいな。

村田:あ、でも徳原旅行とか好きやな。インスタライブ邪魔しても怒らんし、話してて楽しいし。

阪田:年下の方がいいのかもしれないですね、先輩は気を遣いますもんね。

村田:そう。篠原さんくらい仲良かったらいいけど。

山田:篠原さんと村田さんがここまで仲良くなったのはいつからですか?

村田:オリーブゴールド(※マセキ芸能社が主催する新人発掘ライブ)の時から仲良かったです。

篠原:オリーブでウケた2組が出れるライブがあるんですけど、それがずっとフェーと赤もみじだった時期があって。その時2組4人で毎回飯行ってた。

村田:あと1番は、僕ら2人で夜遊びに行く。マッチングアプリとか、相席屋とか。

篠原:そう、酸いも甘いも村田と一緒。ユニットライブのAQUAも、死ぬほどスベった回あって。

村田:スベるわ汚いわ、いろんな嫌な要素が詰まりまくってアンケートでも「2度と行きません」みたいな。

阪田:よく考えたらそれがウケると思ってるのもよくわかんない話ですけどね、何をしてんねん僕らは。どこまでも突き抜けていく気持ちが空回りして。

篠原:同じ傷跡を持ってるという仲間意識。

阪田:そうですね、特に村田さんとは…

篠原:うん、一心同体。

山田:ということで2時間にわたってインタビューさせていただきましたが、いかがでしたか?

村田:すみません、長丁場でありがとうございました。

阪田:楽しかったです。ライブできないんでこういうのいいですね。見てくれてる人が限られてるからこそを話せることもあるし。

山田:最後に村田さん、締めの一言お願いします。

村田:(中指を立てながら)しめ!

阪田:最悪や!(笑)


サポートはすべて今後の運営費とさせていただきます。