見出し画像

「幸せな別荘」のチェックポイント

昨日から湯河原の別荘に来ている。先ほどほんの少しだけ雪が降った。デッキに出るとやはり寒い。ただ、冷えた体の方が、温泉に来たありがたさを感じる。


昔から建物が好きだったことと、最近は別荘のプロデュースを仕事の1つにしたので、いろいろな別荘を見に行く機会がある。
ただ、本当に欲しくなるような別荘は滅多にない。それぐらい別荘を所有するのは難しい。

自宅からの距離と時間、景観、窓からの景色、建物の風合い、部屋の大きさと数、家具や照明の質フィット感、部屋から車やバイクが見れるか(これは私の場合)、近隣の雰囲気、買い物の利便性、病院が近くにあるか、などなどが、その所有者の幸せにどうつながるかが「幸せな別荘購入」のチェックポイントだ。

平均点で80点取れればいいとかそういうことでもない。ある部屋や窓から見える景色があまりにも気にいってしまえば、それだけでその人を幸せにしてくれるから、上に挙げたいくつかが60点であっても幸せな別荘かもしれない。

とんでもない大金持ちであれば、失敗しても、それを損切りして売ってしまって次の別荘を買えば良いのであるが、普通の人はそんなわけにはいかない。
だからじっくりと考えて、比較検討して買うべきなのであるが、そういう別荘ほどあっという間に売れてしまう。市場に出る前に売れてしまうケースも多い。

良い土地があればそれを購入して、本当に自分の好きな別荘を建てると言うやり方があるが、これが別荘を初めての建てる人にとってはなかなかハードルが高い。

私は建物を建てるのが好きなので、リノベーションを入れれば今まで10軒以上トライ&エラーを繰り返してきた。
だからようやく最近は失敗しない自信も少しは出てきたが、それはやはり今までの経験があるからである。

それに加えて、難しいのは、出来上がってしばらくそこに滞在してみないと、本当に幸せかどうかが実感できないことだ。

次回は、私個人が、どんな時に「幸せを感じる」かどうかについて書いていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?