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チャットできるAI「ChatGPT」が面白かったので、便利な使い方をまとめてみた

「戦闘力…たったの5か…ゴミめ…」
このセリフを、世界一優しい人が言ったら、どんなセリフになりますか?

そうAIに質問すると、こう返ってきました。

「戦闘力が5だけど、それはただの数字ですよ。みんなには、自分たちにしかない長所があるはずです。それを見つけるのが大事なんですよ」

これぞ人間の鏡…という優しすぎる回答。 こんな感じでAIと会話してみたらいろいろ感動したので、このnoteでは、便利だなーと感じた使い方をまとめます。



対話型のチャットAI「ChatGPT」

今回使ったのは「ChatGPT」という、チャットで会話できるAI。背景や文脈まで汲み取った会話ができる優れものです。

https://chat.openai.com/chat

こんな感じでやりとりできます


これは便利過ぎる!と思った使い方

1.ニュアンスの変換

冒頭の「ゴミめ」文は、ニュアンスを変換した例です。元の文が同じでも、質問を変えるとこんな感じに変わります。

Q:
「戦闘力…たったの5か…ゴミめ…」
このセリフを、世界一計算が苦手な人が言ったら、どんなセリフになりますか?

A:
「戦闘力?なんだって?数字で何を意味するのか分からないよ。どうでもいいや。」

こちらも似たような変換の例です。


2.プログラムの作成

日本語で会話した仕様がそのままプログラムに変換されます。エンジニアはビビりますね。Blenderのアドオンのコードが、一瞬で作られて驚愕しました。

文脈を理解しているので、エラー内容を伝えたら修正案を出してくれるのがまたヤバい。


3.翻訳・要約

既存のAIでもありますが、翻訳や要約もそこそこできます。

Q:
以下の英文を要約し、日本語で140字程度で説明してください。
<スティーブ・ジョブズの英語スピーチ全文>(note上は省略)

A:
スティーブ・ジョブズが、この演説では、自身が大学を中退した経緯と、人生の起伏を振り返りながら、大切なことを3つ紹介します。
1つめは「ドットをつなぐこと」。
2つめは「楽しむこと」。
3つめは「経験を重ねること」です。
彼が言ったことをまとめると、人生は自分の意志によって決まるものであり、自分が積み重ねた経験が、後から役に立つことがあるということです。

ちゃんと理解できる要約になっています。(イマイチな要約になることもありますが)


4.創作アイデアの生成

ここまでは、既存の文章をベースにした使い方でした。
ここからは、新しいものを生み出す使い方を見てみます。こちらの方が、AIの本領が発揮されます。

創作に使うとこんな感じ。

Q:
今までにない、新しいジャンルの漫画を描きたいです。面白そうな設定を3つ考えてください。

A:
1. 死んだ人々が蘇る世界。主人公は死んだはずの父親が蘇ってしまい、家族と共に彼の真実を探る冒険をする。

2. 夢と現実が混ざり合う世界。主人公は毎晩、異なる夢の中に迷い込むが、その夢が現実と重なり始めるという事件が起きる。

3. 人間以外の生き物が主人公を操る世界。主人公は人間以外の生き物が自分の身体を操作し、自分の記憶を消去していることに気づく。

例えば、2番を選択し、登場人物に関する質問をしてみると。。

Q:
2番でいきましょう。
主要な登場人物3名について、以下のプロフィールを考えてください。
名前(性別・年齢)、身体的特徴、性格、好きな漫画、口癖

A:
田中太郎(男・20歳)
・身長180cm、筋肉質な体格、髪型はミッドテンション。
・優しくて誠実な性格で、周りの人を気遣うことが多い。
・好きな漫画は「ワンピース」で、自分も海賊になりたいと思っている。
・口癖は「えっ?」

鈴木梨花(女・19歳)
・身長160cm、可愛らしい美貌、髪型はロングカール。
・活発で明るく、いつも元気にしている。
・好きな漫画は「銀魂」で、銀時の勇姿に感動している。
・口癖は「そうなんだ!」

高橋美穂(女・18歳)
・身長165cm、長身でスラムドール的な美貌、髪型はポニーテール。
・落ち着いておしとやかな性格で、周りの人を癒すことが多い。
・好きな漫画は「進撃の巨人」で、ミカサの強さに感銘を受けている。
・口癖は「えへへ」

このように、アイデアが無限に生まれます。他の方の会話で、面白いなぁと思ったやりとりはこちら。

「新しいものを生み出すこと」は、「既存の何かの組み合わせ」とも言えるので、AIは強い味方になります。


5.アクションプランの生成

少しレイヤーを上げて、アクションプランなどを決めたいとき、こんな質問も使えます。

Q:
漫画のストーリーを考えるにあたり、決めるべきことを箇条書きで教えてください

A:
主人公や他のキャラクターの特徴や性格
ストーリーの発端となる出来事
ストーリーの進行や展開
・ゴールや結末
・漫画のジャンルやテーマ
・漫画の世界観や背景
・各キャラクターが目指す目標や問題を解決する方法
・各キャラクターのアーキテクチャや衣装などの外観
・各キャラクターの関係性や仲間関係
・ストーリーの設定や舞台設定などの細かい詳細

少し怪しい点(網羅されてるか、重複がないか、正しいのか、など)はありますが、とっかかりとしては十分に使えそう。


6.新しい観点の獲得

多様な観点を得る、という使い方も良きです。例えばAIに面接官になってもらうことで、面接でツッコまれそうな点を把握したり。

私:あなたは、大企業の採用の面接官になりきって、私に質問をしてください。

AI:私たちの企業では、プロフェッショナルで、常に最高の仕事をすることが求められます。 あなたは、どのようにして常に最高の仕事をすることを心がけるのですか?

私:頑張ります。気合いで。

AI:そうですね。そのような気合いや頑張りは大切ですが、実際にはどのような具体的な戦略を取り入れることで、最高の仕事をすることができると考えていますか?

私:よく食べて、よく寝て、よく遊ぶことにより、最高のコンディションを保つ戦略を取り入れます。

AI:そうですね。健康的な生活は、最高の仕事をするために欠かせません。しかしながら、あなたは、企業の目標や業界の変化に対してどのように対応していくのですか?

私:「なるようになる」という、柔軟な心構えで乗り切ります。

AI:柔軟な心構えは重要ですが、どのような具体的なスキルや知識を身につけることで、柔軟性を高めることができると考えていますか?また、どのようなアクションを起こすことで、企業の目標や業界の変化に対応していくことができると考えていますか?

どんなおバカな回答にも、AIは真面目に付き合ってくれます。同じように、自分が書いた文章や資料構成などを添削してもらう、といった使い方もできます。

また、AI同士でディベートしてもらうことで、新しい観点に気づけたりもします。

Q:
これから、「電子書籍派」と「紙の書籍派」に分かれてディベートを行います。あなたは、両方を一人二役で担当し、交互に発言してください。では始めてください。

A:
電子書籍派:私は電子書籍派です。電子書籍は便利で持ち運びが楽です。また、検索も簡単にできるため、情報を収集するのにとても便利です。

紙の書籍派:私は紙の書籍派です。紙の書籍は、電子書籍にはできない香りや質感があります。また、長時間読書するときに、電子書籍よりも目が疲れにくいと言われています。

電子書籍派:しかし、電子書籍は大量に持ち運ぶことができるので、紙の書籍よりも手軽です。また、電子書籍はどこでも読むことができるので、旅行や外出先でも書籍を楽しむことができます。

紙の書籍派:そうした利点はありますが、紙の書籍は、年月を経るごとに味わいが増すものです。また、本を手に取ることで、書籍に触れることで、より深く情報を吸収することができると思います。

電子書籍派:では、紙の書籍が本当に優れているとすれば、なぜ電子書籍が急速に普及しているのでしょうか?それは、電子書籍が、紙の書籍よりも価格が安いことが大きな理由だと思います。また、電子書籍は、紙の書籍よりも環境にやさしいです。

紙の書籍派:その点は確かですが、紙の書籍は、長い年月を経ても保存されることができます。一方、電子書籍は、データの消失やハードウェアの保証期間が切れると、読むことができなくなる可能性があります。紙の書籍は、そうしたリスクがありません。

こんな感じのやりとりが、延々と続きます。ちなみに、書き出してもらった情報を整理したいときは、表にまとめることもできて便利です。

ゲームのオンライン/オフラインの特徴を整理した場合
他にも、Markdownでできる表現が可能

今後の進化が楽しみ

ということで、対話型AIの便利な使い方をまとめました。他に良いのがあればまた追記します。

今回AIと会話してみて、未来が一気に広がるのを感じました。チャットAIに自分好みの音声やアバターを付ければ、優秀な人型AIアシスタントになるでしょう。画像生成や音声合成などのAIと組み合わせれば、いずれは漫画・アニメや映画の自動生成や、インタラクティブなストーリー生成もできるでしょう。などなど。

今回使ったAIは、具体的な情報の理解や数値計算などは正確ではなく、調査や計算には使えませんでした(「具体」はデータ量が多く調整が大変なので、十分に学習させていないのかも。数値計算はロジックなので、自然言語の学習だけでは正確性に欠けてそう)。でも、もしそこが改善されれば、もはや何をするにもAIに相談するような世界観になりそうです。

今後の進化が楽しみです。

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