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企画に関する誤解

アイデアが豊富な人?


一般的に、「企画マン」や「企画をする人」というと、変わった人であったり、面白いアイデアを出す人、という形に思われたりします。「普通の人が思いもつかないアイデアを出す人」とか。

私に関していうならば、アイデアを出す「瞬発力」は本当に弱くて、依頼されても、少し考えさせてもらうことが多かったりします。

悲しいことに、一般的な認識の「アイデアマン」とは対極にいる存在といってもいいかもしれません。

(非才な身として、「会議に出るときは、想定される議論に関して事前に考えておく」ように心がけています。事前に考えておけば、ミーティングの成果をあげやすかったりします。事前準備、万歳。)

(瞬発的なアイデアではなく、事前に熟考した成果として、)「思いもつかなかったアイデアだね!」って言ってもらえることも、無くはないのですが、(実際、毎回そうありたいものですが、)それはあくまで最終的な結果であり、「突飛なアイデアをだしてやろう!」という風に考えているわけではありません。

普通の人がイメージする、アイデアがすぐ出る「即時性」とアイデアの「新規性」というのは、少なくとも、私の強みではない、ということですね。


珍しいアイデア? 課題を最も良く解決するアイデア?


そもそも、最良の企画というものは、得てして、「当たり前のことを実践すること」だったりします。そのため、「他人が思いもつかないアイデア!」を指向することはほぼありません。

ダイエットしたい人がいれば、「摂取カロリーを減らして、消費カロリーを増やす。」が解決のためには最良だと、多くの人が理解しているように、比較的、当たり前のことが大事です。

考えているのは、「最も課題を解決する方法は何なのか。」という点だけです。もっとも課題を解決する方法が、「思いもつかないような企画」になるケースはありますが、「思いもつかないような企画」が全て、最も課題を解決するとは限りません。


良い企画 = 最も課題を解決するもの


「良いクスリが、最も症状を改善させるもの」であるように(実際のところ、副作用とかもいろいろあるとは思いますが)、「良い企画といものは、最も課題を解決するもの」になります。

良い企画は面白いアイデアとは限らない。っていうのは、重要だったりします。

サポートいただいたら、それで美味しい珈琲を飲みます。 ありがとうございます。