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2022.9.23-走れ走れ走れ〜盛岡→中尊寺→釜石〜

地元の友達と久しぶりに会って旅行するのでドキドキして朝からお腹を壊した。昼過ぎに合流し、近所のカフェへ行った。昼時だったのでちょっと混んでいたけどすぐに座れた。

オムナポのセットを食べた。ついてくるスープをミネストローネに変更したのでなんだかトマトが大好きな人みたいになってしまった。実際好きだけど。


下道を使って長距離移動。ドライブの間、沈黙する暇もなく近況などを話したり聞いたりした。

いつも職場と家の行き来ばかりで自分の話したい話もろくにできないので友人と会うたびに喋り過ぎてしまう。でも私の話したがりな部分も受け入れてくれる人ばかりが友達でいてくれて良かった。実際よその人には話せないような萌え語りまで早口でしてしまった…

こうして人と密に話をしていると、本当に自分以外の人間が私とは違う人生を歩んでいるんだなと思う。その友達は学校の先生をやっていて、生徒とどんなふうに接しているかとか、他の先生はどんな感じだとか、当然だけど自分が見たことのない世界の話を聞けて面白かった。

そうして他者の存在が明らかになることで逆に自分の輪郭が明確になる。もっといろんな人と腹割って話せたらいいな。


夕方ごろに中尊寺に到着。険しい坂道を登った。日頃運動不足なのでかなり息が切れた。

弁慶堂にはたくさんの願い事の絵馬があった。みんなキラキラしていた。隣には願い事が叶った報告の絵馬もあって、どれもすごいな〜と思った。国家資格合格とか。私も頑張りたいなと思ってお賽銭を入れた。試験とは全く関係ないお願いをした。


売店横のかわいいポスト。

売店で売っていた鉛筆に見覚えがあった。小学校〜中学校くらいまで使っていた鉛筆だった。

実際小学生の時に家族で中尊寺を訪れたことは事実として覚えていても駐車場の雰囲気や坂道の傾斜を見て新鮮に感じていたのに、この鉛筆が目に入った途端「自分は本当に過去中尊寺に来ていたんだ」という事実が急に脳裏によぎった。


結構歩いて、大きな門をくぐった。ここは本堂…?だったかな?

いいにおいがした。線香の匂いってなんだか落ち着く。祖母の家でよく嗅いでたからかも。

そばにおみくじが売っていたので引いた。お金を入れておみくじを取り出す瞬間「これ、前もやったな」と感じた。私が急に「デジャブ!?」と言い出したので友達をビビらせてしまったかもしれない。

吉。運気向上の気配ありだって。嬉しい。「図には乗るな」とも書いてあった。気をつけよう。


金色堂が17時までだということに直前に気づいて、走って窓口へ入場券を買いに行った。門を閉める人やアナウンスを流す係の人が、走る私たちを見て気を遣って「急がないでいいよ」と言ってくれた。

金色堂も小学校の頃に一度見たことがあったけど、もうかなり忘れてしまっていたので大人になってまた見ることができて良かった。いっぱい像があって金箔がキラキラしてた(小並感)。


また下道を通って今度はホテルへ向かった。予約を取るのが遅くなってしまい、岩手県内でツインの部屋を取れるのが釜石のホテルしかなかった。結局また長距離の運転になってしまったけど、行き止まりに入ってしまったり街灯のない道を走ったりと予想外のトラブル続きで泣きそうだった。隣でナビしてくれていた友達が楽しそうだったのだけが救い。

しばらくコンビニすら無い暗い道が続いたので街中に出た時の安心感といったらなかった。遠野のファミリーマートでトイレを済ませ、チェックイン時間が遅れる旨ホテルに電話した。年配の男性が「お気をつけてお越しくださいませ」と言ってくれて元気が出た。


20時にチェックイン。部屋に荷物をドサっと置いてから養老乃瀧に入った。

お通しのほうれん草にごま油が入っていて美味しかった。

串焼きとだし巻き玉子。

彼女はお酒をあまり飲まないのでこういう居酒屋には普段来ないらしいけど、だし巻き玉子の美味しさに感動してくれて嬉しかった。私もだし巻き玉子好きだから。昼にオムライス食べてたけど、今更卵の摂取量なんて気にする方がおかしいか。

梅酒を頼んだらかわいいグラスに入れてくれてかわいい〜ってなった。


部屋に戻ると金曜ロードショーで竜とそばかすの姫が流れていた。なんとなく2人でぼーっと見ていたけど、終盤の「竜に会いに行く!」っていう流れになった途端「じゃあ、もう見るとこ見たんで…」って雰囲気になったのが可笑しかった。私もこの後の展開があまり好きじゃないから、同じことを思ってくれていて良かった。

細田監督作品といえばバケモノの子も、現実世界に戻って女の子がでしゃばるようになりだしてからの展開があまり好きじゃないなと思った。後からSNSを見て同じような感想を抱いている人がいて安心した。


0時ごろ就寝。枕が高かったけど疲れからかすぐに眠れた。