おすすめ中華BL紹介①〜刺青編〜
中国のラジオドラマアプリ「猫耳FM」で何かいいラジオドラマはないかと探していた時、ふと目に入った「刺青」の文字に心を惹かれ、好きな声優さんだった事もあり、とりあえず予告を聞いた。
秒速で落ちた。そして、秒速で課金をした。だって！！たったの！500円！500円で萌えが買えるならそれくらい安い！！むしろもっと出させてくれ！！という事で、二日間夢中になって聞いた 不问三九原作 中華BL「刺青」を布教させてください！！！
以下、ネタバレも含みますので読む方はご注意ください。
いいですね？行きますよ？？？？
予告はこちら！
1、あらすじ
長年続いた年上の恋人、林安（リン・アン）から一年前、「結婚をしたいから別れてほしい」と言われた蕭刻（シャオ・コー）は、独身のまま30歳の誕生日を一人寂しく友人のバーで迎えていた。バーが混み合い始め、ふと顔を上げるとそこには黒いTシャツで、坊主刈りのその男・周罪（チョウ・ズイ）が一人、席を探していた。タイプなその男に、思わず声を掛ける。
「僕の隣でよかったら座ってよ。一人なんだ。」
深酒をした蕭刻を送るという周罪の申し出を断り、酒を奢ってくれた蕭刻に「ほかのことはできないが、タトゥーを入れることならできる」と代わりに名刺をもらった。
周罪が気になるものの、その名刺に連絡をする勇気がなかなか出ない。翌日、丁度よく友人がタトゥーを入れたい、と言い出して、蕭刻は勇気を振り絞り、名刺に書かれた連絡先の番号へ電話をかけたーー。
タトゥー師周罪×大学教師蕭刻のカップルです。3二人とも恋愛に関して苦い思い出を持っているため、少し臆病ですが、そこがまた良い！！そして30代ならではの、とても落ち着いた雰囲気のストーリー進行がたまりません！
2、キャラクター
蕭刻（シャオ・コー） 受け（30歳）CV：謝添天（シャー・ティエンティエン）先生
大学の先生。生徒からも周罪の友人たちからも愛される、大学生に間違われるくらい茶目っ気たっぷりなハンサム男。思いやりがあって、気遣いができて、頭も良くて一筋、かなり素晴らしい人格者。攻めの周罪にほとんど一目惚れして、猛アタックを開始する。始めは冷たくあしらわれるも、粘りに粘って粘り勝ち。元恋人とは攻めしかしていなかった。（ここ大事！）周罪のことは「周先生」といつも呼んでる。
周罪（チョウ・ズイ） 受け（35歳）CV：呉磊（ウー・レイ）先生
タトゥーの彫り師。かなり腕が良く、自分の店を持っている。筋肉質で坊主頭。何事にも動じず淡々とした性格で冷静沈着の表現がまさしく当てはまる。かなり暗い過去を持っていて、そのためほかの人に深入りしようとしないし、他人の干渉を嫌う。冷たい性格であるものの、友人を大切にすることから、周りから愛されて尊敬されてる。実は照れ屋。蕭刻のことは「蕭先生」と呼んでる。
陸小北（ルー・シャオベイ） CV：柯暮卿（コー・ムーチン）先生
周罪の店で働くタトゥー彫り師。同じく坊主頭で「ハゲちゃん」と呼ばれている。（不憫）周罪を「老大（ラオダー）（ボス）」と呼んでおり、兄でもあり師でもある周罪を敬愛している。始めは蕭刻のアタックが気に食わなかったが、その本気度を知ると一転して蕭刻の最大サポーターに。蕭刻と周罪を叱ったりその背中を押したり、手伝ってくれるめちゃくちゃいい子。
林安（リン・アン） CV：夏磊（シャー・レイ）先生
蕭刻の元恋人。一年前、結婚をしたいからと蕭刻と別れたものの、結局結婚に踏み出せず、蕭刻を忘れることもできずにいる。
もう！！みてください、この人物像！！とても！！ツボです！！！（私の）
個人的に、情熱的に攻めにアタックしていく受けがめちゃめちゃ好きで、始めは興味がない攻めが徐々に受けが気になり始めて、受けがいないとそわそわし始めて、っていう流れ最高にツボです。そう思いませんか！？？！？！
しかも二人ともお互いのことを「老師（ラオシー）」（先生）って呼ぶんですよ！殆どの時が、先生です。もうなにそれ可愛過ぎるよ…恋人を先生って呼ぶとか…！！本当にたまーにですが、受けの蕭刻が攻めの周罪を「ベイビー」とか、「俺のかわい子ちゃん」とか呼びます。可愛いが過ぎる…！！！
3、「刺青」の推しポイント
※以下、激しくネタバレを含みます。これから原作を読む方、これからラジオドラマを聞く方でネタバレが苦手な方は回れ右でお願いします。
☆キャラクターたち
メインの4人を上に書きましたが、他にもたくさんキャラクターたちが登場します。ここで強く推したいポイントが、メインを囲むこのキャラクターたちはみんな、二人をすごく応援している、ということです。偏見も何もない、本当に穏やかな世界です。
蕭刻の両親は自分の息子がゲイだということを知っていて、息子に新しい恋人ができないかといつもそわそわしてます。一言も蕭刻を否定することなく、息子を優しく見守ります。林安と分かれた時は「もっといい人がいるよ」と慰め、「好きな人を家に連れて帰っておいで」といつも優しく促していて、本当に素敵オブ素敵な両親です。心穏やかなその両親がいるからこそ、みんなに愛される蕭刻が生まれたのかもしれません。
周罪は人を寄せ付けない性格ですが、友人にも部下にも恵まれ、その友人たちはいつも彼が一人でいることを心配しています。そんな中、アタックを始めた蕭刻を知り、友人たちはすぐに蕭刻をグループの中に迎え入れ、あの手この手を使って二人をくっつけさせようとします。そして、一歩を踏み出すのを戸惑う周罪の背中をグイグイと押して、「蕭先生を逃すな、自分の気持ちに素直になれ」と伝えます。友人たち、最高。マジで最高。オスカー賞あげる。
☆BGM
このラジオドラマの注目すべき点は、なんといってもそのBGMです。基本的にラジオドラマで使われるBGMは、製作チームが新しく作ります。このBGMに何度涙を持って行かれ、鳥肌が立ったことか…！
しかも、第5話からエンディング「留刺（リュウツー）」を主役のお二人が歌います！歌、めちゃくちゃうまい…！周罪役の呉磊先生の低音がずしっと響き、蕭刻役の謝添天先生の高めな声がふわーっと広がり、歌詞もメロディも一度聞くと耳から離れられなくなります。ちなみに今、この文章を書いている作業用BGMがそれです。
☆ストーリー
ストーリー全体、好き！！！がちらばめられていますが、その中でも個人的に萌えに萌えたポイントを上げておきます。本当に上記の項目以上に、激しくネタバレしてます。大丈夫な方だけどうぞ！
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・周罪に一生懸命アタックする蕭刻
周罪に一目惚れした、と自覚した蕭刻は全力アタックを始めます。まずは、一ヶ月毎日お店に99本のバラを贈ることから。一ヶ月毎日99本？！まじで？！健気過ぎる上に、金持ち過ぎるだろ、お兄さん、と思わずにはいられない豪快なアタックの仕方です。始めはなんとも思っていなかった周罪、口では「邪魔だ」と言いながらもしっかり花を花瓶に入れます。素直じゃなくて可愛い。
・蕭刻をいつも庇ったり甘やかしたりする周罪
蕭刻は胃病持ちで、お酒を飲み過ぎるとすぐに胃が痛くなってしまいます。二人で周罪の友人たちと休日を過ごしている時、知らずに蕭刻に飲ませようとする友人に、「こいつの酒は全部俺が飲む」と下戸の周罪が名乗りだします。うはぁ、めっちゃかっこいい。その周罪に、蕭刻はキュンキュンが止まらなくなります。
口数が少ないものの、店に遊びにきた蕭刻が疲れていないかを心配して、店のベッドで寝かしたり、蕭刻のお迎えにいそいそ行ったり、なんども蕭刻を甘やかします。本当に好きなんだね…！！！！！
・PTSDに苦しむ周罪に寄り添う蕭刻
周罪には恋人が自分のベッドで自殺したという暗い過去があり、目が覚めた時にその人の血で染まっていたため、ベッドで眠れなくなってしまってます。そのPTSDを克服するために、蕭刻は毎日毎晩周罪に寄り添い、悪夢にうなされる周罪を宥め、それこそ寝ずの番をします。もう、偉大過ぎる愛。大きい。愛が大きい。本当に大きい。
☆名セリフ
この作品は、もう胸キュンどころか、胸がギュンと鷲掴みされるような、顔のニヤケが止まらなくなるような名台詞が散りばめられています。それを少し和訳して紹介します。これを考えた作者様本当にすごい。
私的お気に入り「刺青」セリフ集ベスト10！！！！
10位「僕があなたを落とすのを待ってて。」（蕭刻）
9位「蕭先生、あなたは地上にいるけど、俺は地獄にいるんです。」（周罪）
８位「僕は運命を信じないたちでね。その気になれば、運命だって変えてやる覚悟があるんだ。」（蕭刻）
７位「あなたが僕の、30歳の誕生日プレゼントだ。」（蕭刻）
６位「暗闇にしか居られない人もいる。でも、今回は、目の前を照らす光に触れてみたい。」（周罪）
５位「蕭先生、一回だけ、俺を信じてみないか。俺も、あなたみたいに前に進みたい。後ろを振り向かずに、進んでみたいんだ。」（周罪）
４位「周さん、僕はね、振り向かない人間なんだ。後ろがどうなってようが正直僕にはどうでもいい。でも、あなたが目の前にいるのだけは、分かってる。」（蕭刻）
３位「周先生から、もう軽く手を引けなくなってしまったみたいだ。」（蕭刻）
２位「僕らが出逢ったのは遅いくらいだ。だから、あなたと関わらないまま過ごすのに、余生は短過ぎる。」（周罪）（これはエンディングの歌詞です）
１位「あなたは35歳の時に僕と出逢ったんだ。これからのあなたの人生に、ずっと僕がいることを願ってる。」（蕭刻）
いかがですか！気になりませんか！！
気になったら是非！猫耳FMで「刺青」を聞いてください！！！よろしくお願いします！！！
以上、今回のあっくん的お気に入り中華BLラジオドラマ紹介でしたーー！
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