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Vol18. 自分でしっかり情報を取りにいこう

今日は情報で溢れている毎日。投資に関する情報も色々とあふれています。
今日は、自分からしっかり情報を取りに行こう、と言うことで、先日発表された米雇用統計を例に、情報元はどこか、どのような情報があるのか、自分なりにどのように解釈すればよいのか、と言うことをまとめていきたいと思います。
自分でしっかり判断する、が投資において非常に重要だと思うので、記事にしてみました。

情報元

まず米雇用統計とは、米国労働省(U.S. Department of Labor Bureau of Labor Statistics)が毎月発表する、米国の雇用情勢を調べた景気関連の経済指標の事です。
なので、情報元は米労働省となります。
下記のページへアクセスしていただくと米労働省のホームページを開くことが出来ます。

また、下記のページは雇用統計をまとめたページとなります。

どのような情報があるのか?

今回は雇用統計と言うことで、雇用に関する情報を見ることが出来ます。
下記のページでは、具体的にどのような性別・人種・年齢・学歴・業種が雇用されているのが一覧にまとめられています。

上記のページには主に主に年齢など人に関する雇用がまとめられています。

上記のページには業種別での雇用がまとめられています。

どのように解釈が出来るのか

実際のデータを見て、どのような解釈が出来るのかをまとめていきたいと思います。
参考に業種別での雇用の推移を見ていきたいと思います。

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先日発表された2021年の5月の雇用についてです。
まず、雇用が改善された業種から見ていきたいと思います。
「Motor vehicles and parts(自動産業)」が前月比で大幅に改善されています。
米国は、前から自動車産業に力を入れており、バイデン大統領もこれを引き継ぎ自動車産業に力を入れています。
特に電気自動車(EV)へシフトしていくことを明言しており、フォードなど米自動車各社へしっかりとプラスに影響されていることが分かってきます。

その他、「Transportation and warehousing(運送、倉庫)」も大きくプラスへ転じています。
物が動く、経済が回り始めていることにもつながります。今後もこの業種の雇用が維持されていけば、順調に経済が回復するのでは、と推測出来ます。
また、関連して原油も必要となるため、原油先物も今後値上がりする可能性があるとも推測出来ます。

今度は雇用が悪化している業種です。
「Construction(インフラ・建設)」関係は雇用が悪化しています。
バイデン大統領はインフラにも力を入れていく、と明言していますがなぜか雇用が減少しています。
これは、資材不足・原材料の高騰が原因として考えられます。
インフラ関係の仕事をしたくても、出来ないと言った現状があるのではないでしょうか。
日本でも木材が入手困難となっているそうで、なかなか家などが建てづらい様です。
今後も物価が上昇するのではないかとも考えられます。

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物価に関連して、賃金についても雇用統計に含まれています。
一番右側が今回の雇用統計となります。
上記3つの数値(平均賃金)は、全て上昇しています。
人件費向上→物価上昇 につながる可能性がある → 消費者物価指数(CPI)も高くなる可能性がある → テーパリングが早期に始まる可能性がある → 株価が下がる可能性がある
と言った具合に、今後の相場を想定することが出来ると思います。

その他にも色々な情報が掲載されているので、色々調べてみて自分で考えを巡らせるのも楽しいのではないでしょうか

今回は、以上となります。
私自身も雇用統計と言っても奥が深いのだなと思った思いました。
皆さんも是非一度調べてみてください。

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