知って得!分散投資は金融資産と実物資産だ!!
資産運用の王道は「分散運用」といっても過言ではない!!
資産運用の有名な格言の一つに
「卵は一つのカゴに盛るな」
意味としては、卵を一つのカゴに盛ってしまうと誤ってそのカゴを落としたときに全部の卵が割れてしまう可能性があるため複数のカゴに分けておけば、そのうちの一つのカゴを落としても他のカゴの卵は無事に済むという話です。
リスクを分散させることで運用のパフォーマンスを最大限上げることが期待できます。
分散の方法は
『商品』『時間』『地域』『通貨』
4つの方法が主流です。
リスク要因を複合的に組み合わせることによって全体的にリスクコントロールを行うことができます。
ポートフォリオを見直しする重要性や資産の組み換えによるパフォーマンスを最大限上げる話をさせていただきます。
定期的にポートフォリオを見直した方が良い
分散された保有資産の一覧表や金融資産の組み合わせのことを
「ポートフォリオ(Portfolio)」と呼びます。
また一定以上の資産を保有している人は、
その資産ポートフォリオを定期的に見直すことが必須です。
なぜなら世界経済・日本経済の動向や市場の変化、地震・台風などの天災、法律の改正などなど資産運用の環境は日々変化し続けているから
長年ポートフォリオを見直しせずに放置しておくと気づかぬ間に
資産が目減りしてしまうことも起こりえます。
年金基金などの機関投資家もそれぞれのポートフォリオ理論に基づき
運用目標にあった基本ポートフォリオを策定するとともに見直しを
3~5年ごと行っている傾向
リスク管理の視点からは実物資産の組み入れも
英語であるPortfolioの語源は?
イタリア語のPortafoglio(ポルタフォリオ)という単語です。このイタリア語のPortafoglioは、「札入れの財布」を意味します。
Portaは「運ぶ」「支える」「保つ」という意味を持つ接頭語で、Foglioは「紙」「紙幣」のことです。
「紙幣を持ち歩く」という組み合わせで、そういった札入れ専用の「財布」のことを指します。現代の英語では、Walletにあたる。
アセットアロケーションに基づいた資産の個別商品の組み合わせがポートフォリオになるわけです。
リスク許容度に応じて適切に資産を配分するのがアセットアロケーションのため
金融資産に限定せず実物資産も組み入れるのが最適な姿
といえるでしょう。
金融資産と実物資産のメリット・デメリット
金融資産の種類は代表的なものだけでも現金・預貯金、株式、債券、投資信託、生命保険、商品券・小切手などさまざまです。一方、実物資産には不動産系(土地、建物)、貴金属系(金、銀、プラチナなど)、コレクション系(絵画、クラッシックコインなど)などがあります。金融資産と実物資産との違いやそれぞれのメリット・デメリットを比較してポートフォリオを組んでいくことが必要です。
一般的に金融資産は実物資産と比較して以下の特徴があります。
これらを踏まえて資産を組み合わせていきます。
ここで重要なのは、
ポートフォリオの最適解は
「資産のボリューム」「人生のステージ」などの要因
により一人ひとり異なるということです。
実物資産のポートフォリオを考える
コロナ禍により世界経済の見通しが不透明となり「金(ゴールド)」や「不動産」といった実物資産が買われている局面にあります。
金(ゴールド)
金(ゴールド)はコロナ禍以前から値を上げていましたが
2020年以降の上昇が目覚ましものでした。
田中貴金属の税込み小売価格表によると2020年8月7日時点で1グラムあたり7,769円と史上最高値を更新しています。
2020年1月時点では1グラムあたり5,524円となっており
約半年で+2,245円(+約40.6%上昇)しました。まさに「有事の金」の面目躍如といったところです。
収益不動産
実物資産のもう一方の雄が「不動産」です。
株式会社不動産経済研究所が公表している「首都圏のマンション市場動向」によると2020年7月における首都圏の新築マンションの平均価格は6,124万円でした。
例えば金の場合は配当金や分配金がなくインカムゲインが生まれないため、キャピタルゲインのみの運用スタイルになります。
しかし収益不動産の場合は安定的にインカムゲインが生じるだけでなく
将来的にはキャピタルゲインを得られる可能性も十分にあるのです。
これは金と比較した場合における収益不動産の大きな魅力ですが、
「取引価格が大きい」「信用力が必要」「流動性が低い」といった点はデメリットになります。
今後将来の為に、資産形成をするのに実物資産を入れてみるのをお勧めします。
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