30のコミュニティに重なる男。武井浩三ものがたり
いま、武井浩三を伝えたい。
武井氏は、ホラクラシーやティール組織のキーワード、エッセンスが、ほとんど日本になかった2007年から、人間性を尊重することができる組織の在りかたを探ってきました。その当時、ベンチャー企業の創業経営者という立場だった武井氏は、資本主義の力学を行使できる存在です。しかし、その力学を武井氏は嫌います。嫌うだけでなく、支配と真正面から向き合い、自らが手にする権力を分散させ、手放すことに挑んできました。これをもっとも体現してみせたのは、2019年9月です。