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自分なくし

ここ最近、みうらじゅん氏の本をちょこちょこと読んでいます。

四柱推命の講座を集中して受けていた時期に、そのコミュニティで彼が提唱してる「自分なくし」が話題に出て、最近それをふと思い出したんですよね。

なぜかというと、いま私が学んで実践している生き方が、この「自分なくし」に通じてるなと感じたから。

そして、四柱推命で目指していく姿もそこなんですよ。実は。

四柱推命には【息災法】と【増益法】っていうのがあって

息災法はマイナスをプラスにする方法。
つまりは、自分探しのプロセスであり「らしく」あるためのもの。

対して、増益法はゼロをプラスにする方法。
こちらは一歩進んで、自分にないものを取り入れていくプロセス。

自分らしくあることが最重要視されがちな現代だけど、いやいや、まだその先があるってことなんですよね。

東洋の暦では60個の組み合わせの干支が、毎時、毎日、毎年ぐるぐると巡り続けています。(個人レベルでいえば10年毎に巡る大運も)

干支が巡るということは、私たちはそれぞれの干支がもっている陰陽五行のエネルギーを瞬間瞬間に受け取っているということ。

でもって、それらの干支は私たちが出会う人、場所、環境すべての象徴でもあるんですね。

そうやって、私たちは人生で様々な人・モノ・事に出会いながら影響を受け、自分にはないものを取り入れて、新しい私へと成長していくのです。

「自分なくし」をやり始めると、そこには新しい自分の姿を発見します。

そして同時に、どうやったって変わらない自分の本質や機能がより際立ちます。

これまで人生を自分の意志で選べなかった人たちは、まず息災法が必要なフェーズもあると思うけれど、「〇〇らしさ」という形にこだわって好きなものだけ選んでいくのは、自分の可能性にストップをかけているということ。

しかも、都合のいい自分らしさだけをピックアップして採用してたりもするから無意識ってこわい。

現状に飽きているのなら、変化したいのなら、望んでいる自分の姿やゴールがあるのなら、息災法から増益法への転換期なのかも。

あ、「自分なくし」が気になった方はみうらじゅん氏の『マイ仏教』がおすすめ!

下ネタが平気な方は『さよなら私』『自分なくしの旅』も是非に。

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