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クラッシャーのいる職場って地獄です。

「アドバイスしただけで反発する人」とうまく付き合う方法

善意でアドバイスしているのに、なぜか怒り出す人がいます。なぜ怒っているのか、その心の中は…… 

 善意でアドバイスしているのに、なぜか怒り出す人がいます。なぜ怒っているのか、その心の中は……

本人のためを思ってアドバイスしたのに、ムッとされて、戸惑うことがある。別にキツい言い方をしたわけではない。慣れていないせいか仕事の手順がちょっとまずかったので、親切心から能率の良いやり方を教えたのだ。これでは、うっかり注意などしたらパワハラなどと言われかねない。このような人物の心の中はいったいどうなっているのだろうか。また、このような人物にどう接したらよいのだろうか。(心理学博士 MP人間科学研究所代表 榎本博明)
身近な誰かが褒められると不機嫌になる
こういうタイプの人物に典型的にみられる特徴は、周囲の誰かが成果を出したり、褒められたりしたときに見せる不機嫌な反応だ。 同僚が最速でノルマを達成し、「よかったな」「すごいじゃないか」などとみんなが祝福の声をかけているのに、ひとり不機嫌なオーラを漂わせ、嫌な顔をして黙り込む。自分がまだノルマを達成できていないのに、仲間が早々にノルマを達成すれば、妬ましい気持ちになるものだ。

しかし普通は、そうした醜い気持ちは抑えて、祝福の言葉をかけるものだろう。だが、このタイプの人物は、妬ましい気持ちを抑えることができず、露骨に嫌な顔をしたり、ときに嫌みを言ったりする。 

同僚が上司に呼ばれ、「取引先の○○さんが褒めてたよ。なかなか気の利く人物だって」「その調子でうまく売り込んでくれ」 などと言われているのが聞こえると、自分が叱られたわけでも、低い評価を受けたわけでもないのに、突然不機嫌モードになり、ふさぎ込む。 同僚が大きな案件を受注し、みんなから祝福の言葉をかけられているそばで、「なんだよ、たいした額じゃないのに大騒ぎして」などといった嫌みを独り言のように口走る。 

身近な誰かが成果を出したり褒められたりすると不機嫌になり、嫌みを言ったりする――そこに感じられるのは、強烈な対抗心だ。仲間の親切なアドバイスにも反発する このような人物は、同僚など仲間の親切なアドバイスにも反発し、不機嫌になるから厄介だ。 

上司から振られた書類作成の作業に手こずっているのを見て、その作業に慣れている同僚がコツを教えると、口では「ありがとう」と言うものの、表情が硬く、心から感謝している様子はない。むしろムッとした感じで、親切にしてもらったのに不穏な空気が漂う始末。 作業に悪戦苦闘している後輩に対して、親切心からアドバイスしたのに、「それって、自慢ですか?」とイラッとした感じで言われ、あぜんとしたという人もいる。 

親切心に基づくアドバイスであっても、とらえようによっては、“今の自分のやり方ではダメだ”という意味にもなる。アドバイスによって助かるのは事実だから普通なら感謝するものだが、このようなタイプは、自分を否定されたような気になるのだ。だから不機嫌になる。 

特に同僚からアドバイスをもらうと、「ほら、分かったか。オレの方が仕事ができるんだよ」とマウンティングされたような気になってしまう。だから厄介なのである。比較意識が強すぎる

 このような人物を貫く中心的な特徴は、比較意識の強さだ。 

比較意識というのは誰にもあるものだ。学生時代の友だちが活躍していると、「すごいなあ」と称賛の気持ちが湧くと同時に、「それに比べてオレはさえない毎日だな」と情けない思いに駆られたりする。職場の同僚が頑張っていると、「負けていられないな。僕も頑張らないと」と発奮する。 

だが、このタイプは、比較意識が異常に強い。職場の仲間が仕事で成果を出すと、まるで自分が仕事で失敗したかのように落ち込む。仲間が上司から褒められると、あたかも自分が上司から叱られたかのような落ち込みを見せる。 このように比較意識が異常に強い者にとっては、「仲間の成功=自分の失敗」を意味するのだ。ゆえに、仕事でうまくいった仲間がいると、落ち込むだけでなく、攻撃的な気持ちが湧き、反発して不機嫌な態度を見せたり、嫌みを口にしたりする。 

成果を出し、上司から褒められている同僚に対して、みんなが祝福の言葉をかけているのに、
「あいつ、いつもおいしいところだけもっていくなあ」
「担当している取引先に恵まれてるだけでしょ」
「アピールがうまいからなあ」
「契約取ったっていったって、大した金額じゃないし」 などと嫌みな言葉を吐く。比較対象の成功は自分の失敗を意味するため、ケチをつけずにはいられない。 

こうした場合、比較対象となるのは、身近な人物だ。とくに自分とかかわりのない、別の会社の同年配の人が大きな成果を出しても、決して落ち込むことはない。取引先の同年配の人が大出世しても、「すごいなあ」と素直に称賛する気持ちの余裕がある。同じ社内の同年配でも、職種の違う人が成果を出したのなら、とくにダメージを受けることはない。 

似たような立場にあり、とくに年齢の近い人物、職場であれば身近な同僚が比較対象になりやすい。比較意識が異常に強い人物は、そのような人たちと自分を常に比較しており、自分が優位に立たないと気がすまない。 比較対象となる人物の成功は、このタイプにとっては自分の敗北を意味するのである。向こうが気持ちの上で優位に立てるように配慮する

このような人物の対抗心に火をつけると、とんでもなくややこしいことになる。こっちには競争する気も争う気もまったくないにもかかわらず、向こうは勝手に闘争心を燃やして、こちらを引きずりおろそうと攻撃してくる。

比較意識が強く、こちらをライバル視しても、自分が必死に頑張って力をつけ、はい上がろうとする人物なら、何の問題もない。対抗心を燃やすにしても、悪口を言ったり、嫌みを言ったりするのでなく、自分自身の成長を目指す。 厄介なのは、比較意識が強くても、頑張って自分がはい上がろうとするのではなく、相手を引きずり降ろそうとするタイプだ。比較の上で自分が相手より上になるには、自分がはい上がる方法と相手を引きずり降ろす方法があるが、そのどちらを取るかで生き方は180度違ってくる。 

やたら対抗心を燃やして攻撃的になる人物はほんとうにややこしい。そんな闘争にかかわっていたら、無駄に心のエネルギーを吸い取られてしまう。何とかしてかわす必要がある。そこで大切なのは、相手が頭の中で掲げている「勝ち―負け」の図式において、向こうが自分は勝利者だと思えるように仕向けることである。 

効果的なのは、何かにつけてドジ話をすることだ。このタイプは、適当に持ち上げてやれば機嫌が良い。ゆえに、持ち上げるのが効果的だが、褒めるべき点が大してないのに、無理に褒めておだてるのも気持ちの良いものではない。こっちまでが嫌らしい人間に落ちてしまったような気分になる。 

そこで、相手を持ち上げるのでなく、自分を引き下げるのだ。ドジ話により、相手はこっちのことをバカにしながら笑い飛ばすことで、自分の優位性を感じることができるため気分が良くなる。相手を自分より下とみなせば、攻撃したりはしない。こちらの立場が上になった時は、自虐ネタでかわす 注意しなければならないのは、こちらが優位に立ってしまったときだ。何か成果を出したとき、昇進が決まったとき、上司から褒められたときなど、あからさまにこちらが優位に立ってしまったときが要注意となる。

このタイプの比較意識が強まり、いじけたり攻撃的になったりしやすい。そんなときは、気まずくならないように自虐ネタでちゃかすことにしている、という人がいる。それはとても賢いかわし方だ。自虐ネタによって、向こうはこちらをバカにするかのように笑うことができ、「勝ち負け」の図式において、頭の中でこちらを引きずりおろせる。 

何かと相手に相談したり、頼ったりすることで自分の身を守っているという人もいる。これは、非常に有効なかわし方と言える。こちらが嘆いたり、自嘲気味なことを言ったりしながら相談することで、向こうは自分の優位を実感でき、気持ちの上で大いに余裕ができる。その結果、攻撃的になるどころか、こちらに同情し上から目線でアドバイスしてくれたり、結構親切にしてくれたりするものだ。 

ドジ話を披露したり、相談に乗ってもらったりすることで、相手の自尊心をくすぐるように導く。それが、ややこしい対抗心から身を守るコツと言える。

うわ、これ前いた事業所にまさしくいたわ。

個人攻撃になりかねないのであまりひどくは書きませんが、基本自分が全体の中央にいないと仕事をしないし、他人にも酷いことを言えるタイプ。おかげで何人その職場の人間が辞めたかしれない。で、異動した今もまだそこで女王様気取り。

もちろん家族からの苦情も殺到してるんですが、まあこの写真のようなタイプだから辞めてないでしょうね。

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一緒にいることが即ストレスでもあり、誰も幸せにしない職員なのでもうどうしようもない。しかも職種がそういうキャラを徹底的に嫌う介護だからなぁ...いや、むしろ介護だからこそなのかもね。博愛の心がないと務まらないから。

結局異動で自分自身は難を逃れたけれど、もし移動できなかったら辞めてました。と言うか今も福祉業界から距離置きたいんだけど、ケアマネという軛が離れられない状態を作っているだけにね。

うん、解決法はその集団から離れること、これしか無い。この記事の方法もたしかに有効なんだけれど、性格の悪い人間ってこれだけじゃ有効ではない。

と言うかもう少し各職員の人格などを上層部は考えるべきだろうね。


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