お坊さんのためのアンガーマネジメント入門【勉強会レポート】
先日、「Bラーニング」(寺院関係者のオンラインサロン)主催で、お坊さん対象の「アンガーマネジメント入門」講座を開催致しました。
講師は、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会認定ファシリテーターの財津ユカ先生をお招きしました。
今回は、その内容をレポートさせていただきます。
お坊さんというと、怒りをコントロールしている人というイメージがあるかもしれません。
アンガーとは怒りの感情ですが、仏教では瞋恚(しんに)といいます。瞋恚は三毒の煩悩の一つといわれるほど、この心身を悩み苦しませるものの代表格とされています。
怒りの感情は、自分も苦しめますし、他者も傷付けます。そのようにお坊さんは学んでいる方が多いので、怒りに対して理解をし、怒りの感情が起きても対処をされている方はおられることと思います。
ただ、日本の各宗派で、瞋恚という怒りの感情への対処法を研究に基づいて体系的にまとめ、治療や更生のプログラム化されているかというと、あまりそういう話も聞きません。
(個人や団体としての取り組みはあるかもしれませんが、もしご存じでしたら教えてください)
そういう意味で、心理学や科学的な調査・研究に基づいてプログラム化されている「アンガーマネジメント」をお坊さんが学ぶことは、これまで学んだ仏教への理解が深まり、日々の活動に役立つのではないかということが今回の勉強会の企画の趣旨でした。
当日は、23名のお坊さんにお申し込みをいただき、オンラインで共に学ばせていただきました。
目次
◆アンガーマネジメントとは
◆アンガーマネジメントの背景
◆怒りとは
◆我々を怒らせるもの
◆怒りが生まれるメカニズム
◆問題となる4つの怒り
◆アンガーマネジメントの3つのコントロール
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