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大人の責任

「美しい女性を口説こうと思ったとき、
ライバルがバラの花を10本贈ったなら、
君は15本用意するかい?
そう思った時点で君の負けだ。
ライバルが何をしようと関係ない。
その女性が本当に何を望んでいるのかを、
見極めることが重要なんだ。」
これはアップル創業者の
スティーブ・ジョブズの言葉だそうです。
確かにiPhoneをはじめとして、
アップルの製品には他社にはない
オリジナリティがありますね。
私が知る限り、値引きやセールもありません。
普通の人と考え方が違うから、
たどり着く未来(結果)も自ずと違ってきます。

開発だけでなく、
営業でも同じことが言えそうです。
「お客様に選ばれたいと思ったとき、
ライバルが10万円値引いたら、
君は15万円値引くのかい?
そう思った時点で君の負けだ。
ライバルが何をしようと関係ない。
そのお客様が何を望んでいるのかを
見極めることが重要なんだ。」
御存知の通り、
安易な値引き合戦の先に待っているのは、
血で血を洗うレッドオーシャンです。
会社の利益は圧迫され、従業員は疲弊し、
未来を生みだす余力
(第2領域に使える時間やお金の余裕)は残りません。

採用活動でも同じことが言えそうです。
わかりやすいので休日の数で考えてみましょう。
「就活生に選ばれたいと思ったとき、
他社が年間休日を10日増やしたなら、
君は15日増やすのかい?
そう思った時点で…」
1年間の休みの数には自ずと上限があります。
どれだけ頑張っても365日以上にはなりません。
そもそも、
休日の数の多さを売りにして人を集めると、
なるべく休みたい学生
(≒なるべく働きたくない学生)が集まってきます。
そんな新入社員しかいない職場には、
きっと明るい未来は待っていません。

そうではなくて、
自然に出勤したくなる会社を
目指すのはどうでしょうか。
「会社都合ではなく、
本当にお客さまの将来を考えた提案ができる」
「お客様から心からの有り難うをいただける」
「尊敬信頼できる仲間と働ける」
「仕事を通じて人間的に成長できる」
「家族に語りたくなるような
お客様との想い出がたくさんある」など…。

目に見える条件面しか見ていない若い就活生が
「確かに条件は大切。
だけど、それ以上に大切なことってあるのかも…?」
自然とそう思えるような
働き方や生き方を示していくこと。
これこそが未来を担う子どもたちに対する、
私たち大人の責任だと思います。
みなさんいかがでしょうか。

今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたはどんな未来を描いていますか?