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みんなで水やり

普段みなさんの職場では
ミッション・ビジョンや
私たちが大切にしたい価値観、
考え方について、
どれくらい触れる機会がありますか?
会議やミーティングの冒頭では、
毎回ミッション・ビジョンの読み合わせが
きちんと行われているでしょうか?
また、部長やリーダーの皆さんは
これらの重要性を正しく発信できていますか?

一般に会議やミーティングでは、
個別案件の進捗確認や今月の見込みなど、
目に見えるものに話題が集中しがちです。
一方、目に見えないもの(理念や考え方)は
ほとんど触れられません。
第152期も残り2ヶ月を切りました。
この1年で事業部やチームの
ミッション・ビジョンには
何回くらい触れたでしょうか。

理念や価値観とは、
例えるなら鉢植えの観葉植物のようなものです。
どちらも、自分から働きかけることはできません。
誰も手入れをしない植物が枯れてしまうように、
誰も興味や関心を示さないと
理念も枯れてしまいます。
無かったことになってしまいます。
逆に、愛情を込めて
毎日きちんと手入れをしていけば、
植物がスクスク育っていくように、
理念や価値観も「読み合わせる」
「内容について話し合う」
「思いを馳せる」など、
みんなで日々きちんと手入れをしていけば、
それが栄養となり、
血の通った理念になっていきます。

社長が達成率や今期の見込みなど、
現実の話しかしない会社には
夢も希望もありません。
だから、
これからも私は考え方や価値観について
発信を続けます。
しかし、社長だけが発信(手入れ)している
というのも望ましくありません。
「社長がまた何かわけのわからんこと言っとるわ」
という状態ではダメです。

部長やリーダーのみなさんは、
私が発信してきた抽象的な内容を、
個々の職種や職場に合うよう具体的な話に翻訳し、
メンバーに日々問いかけてください。
理念と実務が分断されてしまわないように。
目に見えない理念と、
眼の前の実務を結びつけること。
これが部長やリーダーに期待している役割です。
そして、社長から役員や部長へ。
部長からリーダーへ。
リーダーからメンバーへ。
メンバーはメンバー同士で。
一人ひとりが数珠つなぎになって、
みんなで理念を共有していきましょう。
「私」ではなく「私たち」と思えるように。
そして、私たちが大切にしたい価値観へ、
毎日みんなで水を与え続けましょう。

今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたはどんな未来を描いていますか?