『おかえし』
不安の種 大粒の涙で
腐ってしまえばいいのにね
アスファルトを敷き詰めて
もう二度と育たぬように
浮かべた船 追い風を受けて
もっと近づけりゃいいのに
焦らずに待ちわびて
その瞬間を逃さぬように
夕暮れ二人 銀の龍の背に乗って
僕らの街に帰ろうか
あなたに花束を渡せたら
これで良かったと笑えたら
東梅田で星を観よう
そんな馬鹿なことをしよう
真夜中二人 銀の龍の背に乗って
「光るあの街が星空みたいだね」って
あなたに言う
慢心じゃなくて自信をくれ
あれやこれだけに限らないで
別にどれでもいいけどさ
せっかくだし褒められたいな
瞬きしたらもう溢れそう
明日の天気は晴れの予報
そっと背中をさするだけの
こんな僕でも
あなたに花束を渡せたら
これで良かったと笑えたら
日が沈むように項垂れても
あなたと
東梅田で星を観よう
そんな馬鹿なことをしよう
朝焼け二人 銀の龍の背に乗って
誰かの街へ
作詞・作曲:りゅーきち
1st EP『やさしい週末を』収録
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