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サクラマスの感覚が短期間で鈍る可能性~魚類の飼育方法に一石を投じるデータ~

2022年11月1日 PRTIMES

国立科学博物館の中江雅典研究主幹は、水産研究・教育機構の長谷川功主任研究員と宮本幸太主任研究員との研究グループにて、13世代以上継代飼育されたサケ科サクラマスの側線系の受容器数が、野生魚よりも約10%減少していることを発見した。

魚類が人工的な環境で比較的短期間に感覚器の受容器数を減少させている実例であり、魚類の人工繁殖方法あるいは飼育方法の改善への基礎的データを提供した。この研究成果は2022年10月6日に国際科学誌「Scientific Reports」に掲載された。

水産研究・教育機構の報告
https://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr2022/20221101_2/20221101press_2.pdf

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