自己啓発本とリスク

内面的な成長には自己啓発本を読むという方法があるかと思います。

有名な書籍をいくつか紹介させていただきますと

「嫌われる勇気」

自分の行動に対して、他人がどう思うかは自分でコントロールできるものではない。他人の意見を気にしすぎるな といった点がユニークかと思います

「幸せになる勇気」

嫌われる勇気の続編。人の話は大きく分けて

①かわいそうな自分 ②悪いあの人 ③これからどうするか に分類でき

多くの人は①と②ばかり話してしまう。

愚痴をいったり不幸話をしてしまうのですが、それでは何も解決せず、③を意識して人と話をするようにするといいですよ といった話かと思います。


自己啓発本には多くの学びがあるものの、すべてがどんな場面においても正しいわけではないので読んだ内容を自分の中で咀嚼し、生活の中に落とし込むことが大切かと思います。


といいますのは、

先日身内の葬儀がありました。

こんなご時世なので家族葬で済ませたのですが、葬儀の際にお坊さんを頼んだらなんとお坊さんを6人も連れてきて(家族葬だったのでほぼマンツーマン)、

密になっちゃうからマスクしながらお経あげます。マスクしていると声が届かないのでマイク使いますと、

さらにお経をあげた代金は6人分払ってねと言われたのです。

まぁこれは自分が払うわけではないしどうでもいいのですが、友人に笑い話としてこんなことがあったんだよ~やられたわ~と話をしましたところ、

その友人は昨年あたりからかなり自己啓発本にハマっている友人で

「いや、それではこれからどうするかにならない。それならお前が坊さんになればいい。」とトンチンカンな返事が返ってきました。

彼本人は気づいていませんが自分が読んだ書籍の内容をそのまま周囲の人に当てはめて判断してしまう癖があり

今そんな話してないよね?ってなることが多々あります。


自分が読んだ本の内容を他者にそのまま当てはめるのではなく、その本の考え方を一旦自分の中に落とし込んで、いまこの場面ではどう判断することが望ましいのかといったことを考える癖をつけていくことが大切かなと思います。


特にこれからの時代を考えていくと、正解をだすことが求められるのではなく(それはAIがやってくれる)

教科書的にはこうなんだけど、人間として判断するとこっちの方が面白いかな?と忖度できることが大切なことかと思います。

この変革期と言われる時代を生き抜くためにも、様々な面で成長しつつ人間としての判断ができることを大切にしていきたいと考えています。

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