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Mr. Tambourine Man

primal screamがsonic maniaでscreamadelica30周年超え再現liveをやってるこの2022年8月に何故に今更こんなこと……と思わないでもない。一応来日記念?!?!

前回の記事の続きというか……2016年のこのタンバリンマンの本にも載っていたOchre 5!こっちが正しい表記みたい。
ボビー本だと巻末、タンバリン本だと巻頭に「if…」を使った白黒ポスターがある。1984年10月11日グラスゴーはthe Venueでのプライマルとメリチェインのダブルヘッダーギグ。タンバリン本は他でもないこの話で始まってるじゃないか。積読の罪。でもオークル5の演奏については覚えてなくてsuper comicのグラント・モリソンのバンド、とは書いていた。

その本の紹介↓


インタビューもあった↓


コレは同じタンバリンマンによるthe cramps本↓ これは持ってません

クランプス好きすぎてluxのハーモニカを勝手に拝借したらしい(ちゃんと読んでなくてごめん

martin st. johnとして我々が認識してるこのひと、本名はjohn martinというのかな。ボビーの本にはjoogsというあだ名とタンバリンのやつ的な記述はあるけども絶対に名前は出てこない。2016年のこの本のせいもあるのだろうか。それでボビーが自伝書く気になったなら結果的に万々歳。何かを表現すると必ず誰かを傷つけることになってしまうって、最近どこかで読んだけど。生きてるだけで誰かが傷ついてるかもしれない。

さて、なぜ自分がこのタンバリン本買ったかと言うと、自分の興味ある時期のプライマルスクリームについて書かれている本だからです。正確にはjim beatie期と言うべきでしょう。その後のボビーさんの発言を追っていないのですが(家族が後のアルバムも買っていたので耳にしてはいます)、jim beatie期について今更語ることはないだろうと思ってたんです。なので、このタンバリン本は持っておかねば!と飛びつきました。
だから、gentle tuesdayがベスト盤に入ってリマスター発売した(しましたよね?)時は嬉しかった。拙著でもP103, 104, 160, 173, 220等々にプライマルのことに書いていますが、今一つ、なんというか軽~く触れた感じ……。
「it happens」の衝撃から全てが始まったようなものだったのに!!ちゃんと書けよ自分!!ボビー先生の自伝はその点ひとつひとつについて深く書かれていてエライ。自分はその胆力がないのを深く反省しています。


love and hateといいますか、ボビーに関しては特に、88年にブライトンで見かけた時に最高に距離を置いてしまいました。その直後に流行ったアシッドハウスというもの全般がまるっきり、自分には箸にも棒にも掛からぬものだったことと、セカンド・サマーオブラヴやらがドラッグと深く結びついていたことで、どうしても気持ちが乗らなかったとこがありました。よかったことはボビーが髪を切ったことと、70'sのみならず、60'sぽいファッションと、paul wellerみたいな人が見直されたことだったかな。でも結局ROCKSみたいな曲が一番プライマルに合ってるように思う。そういうライブが観たかったな(ソニマニ配信も眠くて2曲くらいまででギブアップしたくせに)。やっぱりロバやんの穴は大きいよ。フロントに三人そろうあの感じ。ビジュアルを重視するボビーもそう思ってたはず。


労働者階級の若者がロックバンドに生きがいを見つけたものの、ドラッグで破滅してしまうという、自分が若かった80年代ですらよくあったストーリーってそれだけじゃ共感できないし夢も見られないよ。そういう自分もチョコレートやアルコールには依存して来てるから、一ミリもわからないってわけでもないんだけど。「シドアンドナンシー」を観た昔から好きじゃないな。トレスポも(一度観た切りですが)実はその流れを感じたんだけど、ポップで皮肉っぽい描き方が俯瞰した感じで良かったのかな~と思ってます。


このタンバリン本、結局きちんと読めでないんですが、初期プライマル・スクリームの年表が作れるんじゃないかと思いつつ棚上げしてる…
映画「クリエイション・ストーリーズ」が全国公開されるまでに マッギー自伝(読みやすい)も読みたいが 言うは易しです このnoteそんなことばっかりですよね?? asako koidee先生にはげましのおたよりを!

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