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航海日誌 No1; 西暦2022年02月12日

記; QC星人
  投稿 No.01)図面+設備=品質

30年ほど前、配属され始めて知った品管部門の存在。業務内容が解らない1年目。入社初日、上司からの最初の一言は、”私も半年前の異動で、品質業務は解らない。自分で考え頑張ってね。宜しく!”
”品質管理とは?”この自問自答で始まった品質管理。日々、生産ラインや検査エリアなど、場内を周って頭に浮かんだ事を集約すると、”図面+設備=品質”。
但し、品管素人の転職者が、発するには危険と感じて忘れた言葉。海外駐在先では高位職。この言葉を思い出す。始めて発した処、解ってくれたはQCマネージャー1人だけ。
帰任後、QMS事務局を20年以上担当している課長に向け、この言葉を発した処、驚いた表情で、”それに気づくのは、異星人”と一言だけ返され、意見は貰えず。
悲しいQMS運営だと感じた。
TS16949,ISO9001,IATF16949での品質確保には、プロセス思考、プロセスマネジメントが必要である。
図面=製品設計、設備=工程設計、この2つのプロセスが品質に影響する寄与率は非常に高い。しかし、コスト、各人のスキル、部品品質などあり、2つ以外のプロセスも必要で、APQP、CFTに品質システム。
品質管理目線で、現場が管理する内容を大雑把に見れば、前工程=製品設計、工程設計プロセスが漏らした内容。
QMS事務局であっても、プロセスマネジメントや、製品品質よりも、上下関係や、しがらみを優先するのかもしれない。QMSのM≠Managementで、Manualとするのがサラリーマン。だから色んな報道があるのだろう。やはり悲しい話題だ。

  投稿 No.02) QC星人

図面+設備=品質との言葉に対して、異星人と言われた事は悲しかった。悲しいのは、品質マネジメントへである。異星人と言われた事には、シックリした。正直、私は気にいった。
ちなみにQMSを話題にして、プロセスを論じながらも、その着眼点、品質への目線は現場寄り目線。QA(品質保証)的でなく、QC(品質管理)寄りである。
振り返れば、社会人1年目は、総合商社の営業マン。転職後、配属されたQC部門を分類するなら技術職、理系の職場。
本田宗一郎から薫陶を受けたと経歴にあったコンサルからは、QC職人と呼ばれ、製造現場からの叩き上げQCと思われ続けた。製造現場に配属されたことが無いと言っても疑われ、笑ったのは懐かしい昔話。
色んな意味で、異星人なのかもしれないが、QA的でなくQCよりの思考。

QC星人の自覚を持ち航海日誌を綴ろう。念の為、後悔日誌ではない。

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