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Brexitの2度目の国民投票求める英国アーティスト、セレブたち

どうも。

23日、ロンドンではこういう動きがありました。

その日が迫りつつある、イギリスのEU離脱、いわゆる「ブレグジット」に反対の人たちが、ロンドンで、見直しの2度目の投票を求めてデモ行進を行いました。これに100万人くらいの人が参加したようです。ロンドンの政治行動史の中でも屈指の多さだったようですね。

この問題、さすがにイギリスでもエンタメ界の人たちはやっぱり大半がリベラルなので、ブレグジットには大反対なわけです。アーティストやセレブの間でも動きが起こってます。

まずはイギリスを代表するコメディ系の俳優、「24 Hour Part Peple」でトニー・ウィルソンを演じた人、と言った方がロック系の人にはわかりやすいかもしれません。スティーヴ・クーガンは演台にも経ちました。

レディオヘッドのトム・ヨークも自身のツイッターでブレグジットに待ったを呼びかけるツイートを行っています。

ペット・ショップ・ボーイズのニール・テナントも自ら参加してますね。僕の読んだのだと、ファットボーイ・スリムのノーマン・クックも参加してましたね。

アメリカに渡って、CBSの自分のレイトショーの「Carpool karaoke」で当てて有名になったコメディアン。ジェイムス・コーデンも、今回のデモ行進の中なら、リック・アストリーの有名曲「Never Gonna Give You Up」と引っ掛けて「諦めない!」という気持ちを表明しています。

この他にもイヤーズ&イヤーズ、ユーリズミックスのアニー・レノックス、「Xメン」のプロフェッサーXことパトリック・スチュワート、ベネディクト・カンバーバッチ、デヴィッド・ベッカム夫婦などが有名なブレグジット反対者として有名ですが、こんなものではないはずです。

キーラ・ナイトリーみたいに、1回目の投票で強くブレグジット反対を訴えた人もいますからね

人によっては、「1回目の投票で決まったのになぜ?」と思う人もいると思うんですが、そこのところをこの人がうまく説明しています。

パルプのジャーヴィス・コッカーですが、彼に言わせると、こういうことです。

1回目の投票は、ヒットチャートに例えると、最高位19位で終わったようなものなんだ。つまり、人々の注目度がもっと集まればヒットしてたような曲が、人々の注目度が低かったから、そういう順位で終わってしまった。それはフェアじゃない。もう一回ヒットを狙うんだよ。

チャートマニアの僕から言わさせてもらうと、絶妙なたとえです(笑)。イギリスって、実際、こういう形での再ヒットって少なくないですからね。むしろ、こういうヒットをした曲を人々は名曲と呼んでますからね。アルバムだと。ストーン・ローゼズのデビュー・アルバムあたりがそうですね。シングルだとデヴィッド・ボウイの「Life On Mars?」とか。「ブレグジットのことをより多くの人がしっかり考えた末の結果であるべきだ」ということです。一回目も52対48で接戦でしたからね。

また、音楽関係者にとってもEU抜けると、音源の売り上げ減や、ヨーロッパ・ツアーの費用の負担増にもつながって、イギリスの音楽カルチャー、もっと言えばヨーロッパの音楽カルチャーの後退にもつながりかねません。これは結構切実な問題でもあります。

もちろん、ブレグジットの問題が、世界に先駆けて、世の不寛容な極右化的な流れをリードしたところもあるわけで、その点でもいうまでもなく悪影響はあります。

なんとかなってほしいんですけどね。








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