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60年代からのスカ、ロック・ステディ、レゲエ、ダブ。まだまだ学ぶべきものは沢山だ!

どうも。

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ダブのパイオニア、リー・スクラッチ・ペリーが亡くなってしまいましたね。

日本でもフジロックでの来日などでかなりおなじみになっている人でした。

 ただ、僕、この人のことはそこまで詳しいわけではありません。というか、彼の場合、

本格的にハマるには、あまりにも音源が膨大すぎて!

僕が聞いてるのは

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この最大の代表作「スーパーエイプ」とか、あとアンソロジーも持って聞いてはいるんですけど、とにかくディスコグラフィーが掴みにくくてしょうがない。これはまだ、ボブ・マーリーでおなじみのアイランド・レコードが契約して以降の作品だからまだ聴きやすいんですけど、この人の場合、明らかにそれ以前の過去があるのがわかったんですよね。なぜなら、アイランドとの契約の時点で結構、歳行ってるのがわかってたから。

 で、今でこそ、ウィキペディア、サブスク駆使すればだいぶ整理しやすくはなってるんですけど、昔はまとまったディスコグラフィーが本当につかみにくくてしょうがなかったんですよ。なので、手を出しにくいアーティストだと思っていましたね。

「そんなこと気にせずに、CD屋にあるの聞いて楽しめばいいじゃないか」と思われる人もいらっしゃるかと思いますが、そうはいきません。僕の職業柄、やっぱりディスコグラフィー整理できないとすごく気持ち悪いんですね(笑)。どの作品がキャリアのベストの時期で、どういう順番で作品がリリースされていて。そういうのがわからないと理解したことにはならないと考えるし、そういう背景込みで理解できないと嫌なので。

 ・・という、僕みたいなタイプだと、60sのスカ、ロックステディ、レゲエには不向きだったんです。やっぱり、まとまった資料がないから、どれが聴くべき本当の曲、アルバムなのかがわかりにくくてですね。

 ただ、「だった」とあえて言うのは

 今の世は、それも本当に整理しやすくなった!

このことを、ここ数日、本当に痛感しているところです。

たとえば

スペシャルズの代表曲「ギャングスター」の元曲「アル・カポネ」で知られるプリンス・バスター。彼の60年代のアルバムも今やサブスクで揃いますからね。今は「どれが名盤か」も「アーティスト名、best ever album」と検索かければ調べやすくなってるし、それをもとに聞けばいいですから楽です。

それから初期レゲエにおいてはボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズと同等に重要なトゥーツ&ザ・メイタルズも。彼らも昔は1973年のアイランド移籍以降しかなかなか聞く機会なかったんですけど、今だと、1969年に発表した、初期のロバート・パーマーがカバーして代表曲にしたこの「Pressure Drop」やスペシャルズがカバーしてシングル・ヒットした「Monkey Man」のオリジナル・ヴァージョンが、オリジナル・アルバム収録の形で聞けます。

ジミー・クリフもそうですね。彼は1972年の名作レゲエ映画「ハーダー・ゼイ・カム」の主演で知られてますけど、それ以前ってあまり知られてなかった。でも、その前にすでに有名だったから主演もしてたわけで。そのあたりのことも今はウィキペディアの彼のディスコグラフィと、残念ながら初期のオリジナル・アルバムはサブスク化されてないんですけど、初期ベスト盤の形で聞けますからね。

あと、ロック・ステディなのかレゲエなのかの区別がいまいちつかめないんですけど、要は「ジャマイカ発の世界ヒット」がその生成期に出たという意味で、1969年のこのデスモンド・デッカーの「Israelites」も非常に重要です。「イスラエルちゃん」の邦題で日本でも当時に出てるくらいですからね。彼の当時のアルバムも聴きやすくなってますね。

あと「ヒップホップのルーツ」とも呼ばれることのあるレゲエDJの元祖でもあるU-Roy。彼なんかも、アーティストからはかなり早くからリスペクトされていたのに、聞けた音源って1976年のアイランド移籍後しかなくてですね、「おかしいなあ」と思ってたものなんですが、今やサブスクでも1970年に彼が出てきた当初の音源がアルバム単位で聞けます。

かのボブ・マーリーだってそうですよ。73年のアイランドでの国際デビューの前に60sにキャリアありますからね。アルバム単位だとサブスクはかなり聞きにくいんですけど、それでもディスコグラフィーをブラウザで開けながらサブスクにある彼のコンピレーション調べると結構、曲は聞けます。

 そんな風に、今のインフラ生かして、音楽の追求はいくらでもできるものです。







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