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ジュースWRLDとマリー・フレドリクソン追悼 最新全米チャート(2019/12/14)

どうも。

今日は全米チャートは駆け足で行きましょう。

SINGLES
1(32)Heartless/The Weeknd
2(1)
Circles/Post Malone
3(18)All I Want For Christmas Is You/Mariah Carey
4(2)
Someone You Loved/Lewis Capaldi
5(4)
Memories/Maroon 5
6(3)
Good As Hell/Lizzo
7(5)
Roxanne/Arizona Zervas
8(29)Rockin'Around The Christmas Tree/Brenda Lee
9(6)
Lose You To Love Me/Selena Gomez
10(8)
10 000 Hours/Dan + Shay feat justin Bieber

ウィーケンドの「Heartless」、話題ですね。早速全米①位になっています。

あと、ここから向こう数週はクリスマス・ソングの独占ですね。早速、マライアとブレンダ・リー、入ってきています。

ALBUMS
1(3)Frozen 2/Soundtrack
2(4)Hollywood"s Bleeding/Post Malone
3(1)A Love Letter To You 4/Trippie Redd
4(6)Lover/Taylor Swift
5(5)When We All Fall Asleep Where Do We Go/Billie Eilish
6(17)Christmas/Michael Buble
7(-)Summertime Shootout 3/Fabolous
8(18)The Best Of Pentatonic Christmas/Pentatonix
9(21)Merry Christmas/Mariah Carey
10(7)OveA It/Summer Walker

アルバムは「アナ雪2」、1位です。これもしばらくは強そうな気配です。

では、今週はそういうことより、

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やはり、この2つの死が大きいですよね。

本当に今でも信じられないんですけどね。ジュース・ワールドのまさかの21歳の急死。

8日にLAからシカゴへと向かうプライヴェート・ジェットの中で、口から血を流して亡くなった、とのこと。複数の薬を一気に飲んだ、という説が流れていますけどね。

事の真相はまだ不明な点が多いですけど、去年出てきたばかりで、これからの活躍が期待されていたアーティストが亡くなるのは辛いですよね。さらにいえば、エモ・ラップはXXXテンタシオン、リル・ピープと、早逝が相次いでいます。

僕はエモ・ラップに関しては音楽的に理解しているとは言い難く、厳しいこともよく言っているし、先の亡くなった2人に関しても亡くなったからと言って急に評価を変えるようなこともしていません。ただ、それでも、このジャンルの発展の可能性を否定しているとかでは全く無く、いかんせんまだあら削りの音楽ということもありますから、「今後に洗練されて、ひとつの形になりうるもの」と見ていました。それを可能にできる存在として、僕はジュースWRLDとリル・ウージ・ヴァートには期待はしていました。まだ、それが出来ているのかわからないし、今年に関していえば、予想を遥かに上回る出来で良かったポスティの新作がそれに一歩近づいているような印象も受けていましたけどね。そういうこともあって、ジュースWRLD、まだまだ発展の余地がたくさんあったアーティストだと思っていたので、本当に残念です。上の「Lucid Dreams」は最近、うちの子も好んで聴いていた曲でもありました。彼にはこの訃報のことはまだ伝えていません。

改めてご冥福をお祈りします。


そして、ロクセットのマリー・フレドリクソンですね。

ペール・ゲッセルとの男女デュオのロクセットは、もともとはペールが80年代にスウェーデンでかなりの人気を誇ったジレーン・ティーダーって読むのかな、これを大成功させたあとに作ったデュオだったんですってね。

彼らは1986年にデビューしますが、89年のセカンド・アルバム「Look Sharp」で世界的に現象的成功を収めます。そのきっかけとなったのが上の「The Look」という曲で、よく覚えてますよ。僕が大学に入りたての頃の世界的ヒット曲でしたから。

印象としては「遅れてきた第2次ブリティッシュ・インベージョン」な感じで、正直、「なんでこういうのが今頃?」という印象が当時あったんですけど、彼らはヒットを連発させますね。

89年にはヒット曲3つ出しましたけどね。この頃はペールとマリーが割りに均等にヴォーカルとってる印象がありましたね。


ただ、最大のヒットは、やっぱりこの曲ですね。1990年、映画「プリティ・ウーマン」の挿入曲でもありました「it Must Have Been Love」。これ、もともと87年にすでにスウェーデンでヒットしていた曲のリメイクだったんですってね。

これが最初のヴァージョンだったみたいですね。youtubeの時代というのは便利です。やっぱり、ちょっと違いますよね。

この曲あたりから、マリーのきれいに謳い上げるヴォーカルが目立ちはじめた気がします。この元ヴァージョンではペールの声もかなり聞こえるんですけど、90年のヴァージョンがほとんどマリーになってますからね。

91年もこの2曲で世界的ヒットですね。全米でも、1位と2位ですからね。特に下のやつ聴くと、この曲はもう、故郷の大先輩のABBAの雰囲気もありますよね。彼らが世界的にウケた秘訣を感じさせるものがあります。

その後は、全世界的にアピールする感じではなくなったんですけど、wiki調べると、ヨーロッパ全土ではその後も大きな人たちで、本国では2010年代に入ってもアルバムが2位、ドイツや北欧の他の国でもトップ10に入るくらいの人気があったようです。

その間、マリーが2002年に脳腫瘍を患いまして。それは報じられてもいたことなので、びっくりして心配していましたが、その後も活動は継続し、2017年にツアー引退宣言するまでライブもやっていて。ただ、脳腫瘍の再発には勝てずに亡くなってしまったとのことです。まだ61歳と若かったし残念ですけど、病魔とそれだけ長く戦ってここまで生きられたこと、ずっと音楽活動を続けたその勇気は讃えられるべきことだと思います。改めてご冥福をお祈りします。




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