見出し画像

プリマヴェーラ・サウンド・サンパウロのラインナップがかなり贅沢でビックリ!

どうも。

昼にも書きましたけど、プリマヴェーラ・サウンド・サンパウロのチケット発売日で、売り場となったサッカー・スタジアムまで行って買ってきましたよ!

発売開始の90分前から並びましたね。人は予想以上に多かったですね。ただ、そこはそんなに苦にならなかったんですけど、想定外に暑くてそこが辛かった。あと、チケットの一人当たりの購入時間が結構かかって、僕が買えるまでに1時間かかりましたからね。

で、実は発売前にラインナップ明かされてなかったんですよ。発売と同時に発表で、買い終えてから初めて知ったんですけど、見て目が点になりましたね。かなりびっくりです!

これが、そのラインナップなんですが

えっ!


まずヘッドライナーがアークティック・モンキーズ、ビヨーク、トラヴィス・スコット、Lorde。これがブラジルでは、とにかくビビられてますね。フェスでここまで揃いふんだの、初めてじゃないかな。僕の個人的なことを言うなら、これが意外にも人生初ビヨーク。まさか今回観れるとは思ってなかったし、うわさもなかっただけに本当に驚いてます。トラヴィス・スコットはコロナの年のロラパルーザのヘッドライナーだったんですが、それがキャンセルで、去年はアメリカで自分のフェスで大トラブル。それ以降で初の大舞台としても注目されてます。

今のUSでのインディガールズのブームに火をつけた張本人の二人、ミツキとフィービー・ブリッジャーズが揃い踏みですよ!しかもフィービー、こないだのロラパルーザ・ブラジル、キャンセルしたばかりなのにまさかいきなりこっちに参加ですよ(笑)。これ、こっちではかなり話題になってます。

チャーリーXCXにキャロライン・ポラチェック。ともにコラボもしてる二人なのでステージで共演なんかやってくれたりすると最高ですけどね。

さらにジャパニーズ・ブレックファストもですよ。近年の注目の女性アーティスト、一斉に独り占めですよね。これは本当にすごい。

日本からはCHAIが参加ですよ。着実に出世してて嬉しいものです。

ブラジルの60sのサイケデリックな文化運動トロピカリズモの代表アーティスト、ガル・コスタ。彼女は最高傑作の誉れ高い1971年のライブ盤「Fa-Tal」の再現ライブです。

さらにそれだけじゃないですよ。ビーチハウスにインターポールにファーザー・ジョン・ミスティといったUSインディ・ロック好きにはたまらない名前から、ARCA、JPEGMAFIA、ジョイ・オービソンといった先鋭的なクラブ好きを刺激する名前。さらにはブラジルから、フリート・フォクシーズのこないだのアルバムにも参加したチム・ベルナルデスから、注目度の高い新進バンドのテルノ・レイ。プリマヴェーラの元々の主催のスペインからもバッド・ギャルやアマイアなどが名を連ねています。あと、よく知らなかったんですけど、中東のアーティストも選ばれていたり、すごいバラエティなんですよね。あとスウェーデンのヴァイアグラ・ボーイズもいますね。すごいバランスです。

という感じなんですけど、いやあ驚きましたね。ブラジル人、これ、ロラパルーザみたいにアルゼンチンとチリのヴァージョンもあるんですけど、みんなびっくり、かつ興奮してます。

多くの人が「ロラパルーザの10倍いい」だの「プリマヴェーラの1日分の方がロラパルーザとロック・イン・リオの全日程より上だ」とか、とにかくセンスの良さを絶賛されてますね。

そこなんですよねえ、僕も強調したいのは。

例えばコーチェラって人気ですけど、でも、今のあの人気って、日本に例えて言うなら「オリコンのトップ10からしか音楽判断しない人」、みたいな層に訴えて生まれたものじゃないですか。話題になるのは会場にいるネットのインフルエンサーのセルフィーばかりになったというのは、もう何年も前から言われてもいるわけだし。そうじゃない時代を20年くらい前に遠巻きで憧れで見てた手前、これはずっと言いますけどね。

 そんな中、ミュージック・フェスティバルの持つ、音楽的に進んだイメージをずっと保ち続けて信頼を勝ち得てきたものの中で最高級なのがプリマヴェーラだったと思っていて。スペインでやり始めたフェスなのに、もう、多くの人から「世界ナンバーワン・フェス」なんて言われて、前はポルトガルのみのブランチだったのが今年はロサンゼルス、そして今回の南米進出となったわけですけど、もう、その1回目のラインナップで早速、「さすがはプリマヴェーラ!」と多くの人の舌を巻いたわけですからね。恐れ入ります。

 特にさっきも言ったように、「女性アーティストたちの揃い踏み」が他を寄せ付けない強さですよ。それでいて、インディロックも全然忘れてないし、ヒップホップもトラヴィス・スコットをしっかり入れてて。ブラジルならではの見せ場もあってね。

しかも、これ、ブラジル損してるんですよ、これでも、実はチリやアルゼンチンでは

なんと、「前夜祭」と称してジャック・ホワイトとピクシーズのライブまであるんですよね。本編の2週間前の企画なんですけど、「なぜこれがサンパウロではないんだ!」と騒いでる人も当然います(笑)。これ見れてたら、もう天国すぎましたけどね(笑)。

 もう、ここまでくると、逆に心配なのが、「見たいもの、全部観れるのだろうか」ということですね(笑)。あと、場所が交通に不便なところにあって、「帰りどうしようかな」と今からちょっと心配なんですよね。終電、あるのかどうか。ここの対策は10月入って考えます。

 欲を言えば、そりゃ、「フォンテーンズDCとかビッグシーフ、ウルフ・アリス、アーロ・パークスが見たかった」とかはあるんですけど、そこはもうロラパルーザに頑張ってもらうしかないのかなと思ってます。あるいは来年のプリマヴェーラかな。

 いずれにせよ、ラインナップだけで早速夢見心地にさせてくれたので、あとは本番がどうか。それが気になっています。

 そして個人的なことを言うと、先週、ロザリアのサンパウロ公演のチケットを取って、今がプリマヴェーラ。そして来週、いよいよマネスキンのサンパウロ公演のチケット発売ですよ。取れるかなあ。ちょっと心配なんですけどね。でも、これが取れれば、8月以降、ポスト・コロナの楽しみができます。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?