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2020年の夏フェスと、日本のコロナ対策について僕が思うこと

どうも。

今日はこういう話をしましょう。

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はい。フジロックとスーパーソニック、この2つのフェスが「今回、果たして、やるの?」ということですね。

「ラインナップは決まったものの、果たして今年、やるの?」と思っていらっしゃる方も多いと思います。「やるか、やらないか」に関しては、僕も当事者ではないから、それはわかりません。

ただ、僕の気持ちとしては

やってほしい!

洋楽関係者、フェス・ゴーワーの立場で言わさせてもらうなら、そりゃ、どんな形であれ、「やってほしい!」とは思ってますよ。夏フェスというのは、音楽ファンにとっての毎年のお楽しみですからね。それが、一時的なこととはいえ、「開催できるかどうか微妙」という状況はやはり避けたいですからね。

で、僕の見解で言わさせてもらうと、やれないことも、ないんじゃないかと思ってます。なぜなら、

8月までには、とりあえず収まっていそうな気がするから

他の国の感染爆発で見ても、かねてから言われている「コロナは熱に弱い」という説で見ても、8月から9月で今みたいにコロナ禍が続いているとは思えないんですよね。もしかしたら、次の冬に向けての第二波が始まるかもしれないという可能性こそありますが、とりあえず、第一波としては終わっているような気がします。

だって、3、4月にあれだけ猛威を振るったヨーロッパでも、ドイツ、イタリア、スペイン、フランスでは、進行形感染者の数は減少に向かっています。5月の上旬でそうだから、もう1〜2ヶ月もすれば落ち着くでしょう。イギリスとアメリカも他のヨーロッパの例から考えても、5月下旬から6月の初旬には減少し始めるのではないかと思います。

あと、「高温多湿に弱い」という説も僕は信じます。だって、今、南米で流行ってますけど、秋になってから流行ってますからね。ウイルス持っていた人がまだ上陸していなかった問題はあるにせよ、やはり流行りだしたのって、日本でいう9月に当たる3月に入ってからなんですよ。こっちの感覚でいうと、2月に比べると気候、ガクンと落ちるんですよ。今、アフリカで感染広がるんじゃないかと言われてるのも、南半球がこれから秋、冬だからで、それまでのデータで増えてたのもアルジェリアとかエジプトとか、北半球の国でしょ?これは僕、関係あると思ってます。

で、これと同様に日本でも、その頃には収まってると思います。日本の場合、「検査数が少ないから実態がわからない」と不安になっていらっしゃる方も多いのですが、僕はブラジルに住んでいる手前、「人口100万人における検査数」がほぼ一緒なのでわかるんです。日本、ブラジルの10分の1くらいで、状況としてはかなりマシなんですよ。潜在的に出回っているのは確かであるとはいえ、それでもブラジルほどの感染爆発はしてないはずです。いくら検査の数が少ないからって、実態が現れないのにも限界ってあると思いますからね。国際的な客観視点で言わさせてもらうならば、そこまで問題になっているとは思わないです。

ただ!

僕が気になってるのはコロナそのものではありません。それよりはむしろ

コロナにナーヴァスになっている欧米人

ネックになることがあるとしたら、むしろ、それでしょう。

すでに、欧米の多くの科学者が「フェスティバルは2021年いっぱいまではできない」というデータを出しています。こういう観測を今のうちから出すのは悪いことでは決してないと思います。参考意見としては聞くべきものですからね。

が!

やるかやらないかを決めるのは、開催に近い時期で判断すべき

とは思います。

8月とか9月のイベントを、5月上旬で決めるのは、あまりにも状況判断として早すぎると思います。ヨーロッパでの感染ペースが落ち始めた今と、夏場ではあまりに状況が違うと思うし、単純比較できないんですよね。なので、「心配だから」と、状況も鑑みないで何でもかんでも中止にするのは僕もおかしいと思います。

が!

それが通用しないのが、今の欧米人の苦悩なんです。

とりわけ、フェスの主体となる、アメリカとイギリスが感染ピークの真っ只中で、半端ない死亡者の数を毎日のように聞かされてるでしょ?そうなったら「フェスなんてもってのほか。考えられない」という意見になっててもしょうがないんですよ。それが仮に、「もう感染ブームそのものが終わっている時期」であっても、「そこから再発したらどうするんだ」という心配の方がどうしても上回ってしまうから。なので、もし今回、フジロックとスーパーソニックが中止になったとしたら、そういう欧米人の杞憂の問題だと思っていいと思います。正直なところ、それ以外に中止になる理由が考えられないので。

で、今度は日本のコロナ対策に関して、話してみようかと思いますが

欧米在住者からしてみたら、はっきり言って謎です!

なんか、側から見てても「〇〇君がやるから僕もやる」みたいなやり方なんですよね。政府から、本当に心配してる感じが伝わらないというか。緊急事態宣言での法的な強制力がない、というのも「えっ?」なんですけど、それならやる意味ないんですよ。僕らからしたら、そこがまず不思議なんですよね。

あと、政府以前に責められなければならないのは企業だとも思ってます。「テレワークを大半の企業ができない」というのも「???」です。だってそれ、僕の国も含めて全く問題になってませんから。これができたから、統率感取れない僕の住んでるブラジルだって、バスや電車の乗車率、70%くらい落ちたんですから。「会社が対応しないから満員電車が減らない」というの、おかしいんですよ。なんでみんな、政府ばかりせめて、もっと企業責めないのか、不思議でならないんですよ。こういう非常事態に社会的ガラパゴスが日本に陰を落とすのを見るのはものすごく皮肉で悲しいです。「まだファックスとか印鑑使ってる」と、国際的にたまに揶揄されてましたけど、テレワーク問題は、ちょっとシャレにならないタミングで起きてしまったというか。

こうやって仕事が継続できているから、「いざ隔離」ってなっても、社会的な不満、起きなかったんですよ。それは別に裕福な会社だからできているわけでもなんでもない。どこの中小企業でもやってるし。まあ、長引けば、そうはいっても、レイオフとかの問題は出てきますしね。その分、手当の問題も出てきますけどね。

でも、気をつけないといけないのは、今、「経済が心配だから反隔離」って言ってデモなんてやってるの

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こういう人たちなんですよ。なんで「金が大事だから働かせろ」ってデモで、国旗と武器持ってるんですか?おかしいでしょ?そりゃ、そうですよ、明らかに狙いが違うんだから。で、この写真でもそうですけど、白人、多いんですよ。

これに関しては「ブラジルが迷惑かけてごめんなさい」なんですよね。ボウソナロが起こしたデモの起きた翌週からアメリカで起きてますから。それでも、僕の国では武器持った奴まではいませんが、でも同じように、裕福そうな白人が高級車乗り回して「働かせろ」と言ってますね。じいさんばあさんと、筋肉モリモリのマッチョ野郎と、フェイク金髪の女が、同じようにブラジル国旗持って騒いでますよ。

だから、政府責めるのも良いと思うんですけど、「食えないからわかる」と、世界の反隔離デモに理解なんて示さないほうが良いですよ。さっきも言ったように、社会的ガラパゴスから危機で極右化を迎えるなんて言ったらシナリオ最悪じゃないですか。

で、今、日本でコメンテーターとして、引っ張りだこな人、いるんでしょ?僕のブログで名前も写真も出したくないくらい昔から大嫌いなのであえてその名を、今のところはまだ出しませんけど、僕から言わさせてもらうならば、「日本でボウソナロが生まれるとしたら、その人」なので、そこは気をつけていただきたいと思います。









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