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最新全米チャート(2021/05/29)

どうも。

ディランのFromワーストToベストの途中ですが、全米チャート、いきましょう。

SINGLES
1(-)good 4 U/Olivia Rodrigo
2(-)my.life/J Cole, 21 Savage &Marray
3(2)Levitating/Dua Lipa
4(1)Leave The Door Open/Silk Sonic
5(-)amarl/J Cole
6(3)Peaches/Justin Bieber feat Daniel Caesar & Giveon
7(-)pride is the devil/J Cole & Lil Baby
8(-)95 South/J Cole
9(4)Save Your Tears/The Weeknd & Ariana Grande
10(5)Kiss Me More/Doja Cat feat SZA

オリヴィア、この曲、人気ありますね!初登場で1位です。


実質、ロックでの久々の1位ですよ、これ。そうカウントされないかもしれないけど、実際、エレキギターのコード・ストロークがのっかてるわけですからね。そう認定してもいいと思います。アルバムだって、どう聞いたってインディ・ロックなんだから。

今週はシングルにこのほかの4曲初登場。その人のことは後に回して先に12位のこの曲を。

ニッキ・ミナージュのニュー・ソングはドレイクとリル・ウェインをフィーチャー。この組み合わせ自身は2015年の「Only」以来となります。

ここのところカーディBやメガン・ザ・スタリオンに押されっぱなしの印象のニッキですが反撃したいところ。曲は「まあまあ」なんですが、なんかもっと、「おっ!」と目を引く目新しいことして欲しかったかな、というのが率直な感想ですね。

では、アルバムに行きましょう。


ALBUMS
1(-)The Off-Season/J Cole
2(-)Beam Me Up Scotty/Nicki Minaj
3(1)A Gangsta's Pain/Moneybag Yo
4(2)Dangerous Double Album/Morgan Wallen
5(6)Future Nostalgia/Dua Lipa
6(-)Delta Kream/Black Keys
7(4)Justice/Justin Bieber
8(3)Khaled Khaled/DJ Khaled
9(-)Where Have You Gone/Alan Jackson
10(8)Shoot For The Stars AIm For The Moon/Pop Smoke

1位で初登場はJコール。ここで聞いてみましょう。

今週はもうJコール・ウィークですね。シングルも4曲、トップ10独占です。

前から個人的に好きなラッパーですね。特にサウンド的には斬新なことしないんですけど、ギミックじみたフローも、ゲストのフィーチャーを売り物にしないし、シリアスなリリックで正統派に勝負するので好感かなり持てます。

これまで「フィーチャリング・ラッパーなし」をつらぬいていたコール、今回はゲスト呼んでます。でも、それも絞られてて21サヴェージ、リル・ベイビーとB6ACKと、このあたりの人選も、「信頼できる相手」感がすごくあります。

あと今回、「ネオソウルmeetsトラップ」のトラックも、新しくはないんですけど、良心的な丁寧な作りだと思いましたね。

2位はニッキ・ミナージュ、6位はブラック・キーズ、9位はカントリーの大物アラン・ジャクソンが初登場。

ブラック・キーズ、聞いてみましょう。

今回のアルバム、しばらく続いていた痛快ガレージロックな感じから、かったるいブルーズ路線でちょっと方向性変えてきていて面白いですね。3作ぶりくらいに気に入りましたね。

なお、イギリスでは4位初登場だったセイント・ヴィンセントは本国だと16位。前作10位、前々作は12位。ほかの国はのきなみ自己最高位だったのに、アメリカは本当にロック死んでますよね。





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THE MAINSTREAM(沢田太陽)
音楽ジャーナリスト。90年代にNHK-FMで番組を制作した後、99年よりフリー。2004年にインディ・ロック・マガジン「Hard To Explain」を立ち上げる。2010年よりサンパウロに移住。同年に洋楽・洋画・海外ドラマ専門ブログ「THE MAINSTREAM」をはじめる。
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