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最新全英チャート(21/02/05~02/11)

どうも。

では、全英チャート、いきましょう。

SINGLES
1(1)Drivers License/Olivia Rodrigo
2(3)
Wellerman/Nathan Evans
3(-)Money Talks/Fredo feat Dave
4(2)
Without You/Kid Larol
5(4)
Don't Play/Anne Marie/KSI/Digital Farm
6(5)
Paradise/Meduza feat Dermot Kennedy
7(6)
Sweet Melody/Little Mix
8(11)Get Out Of My Head/Shane Codd
9(7)
Anyone/Justin Bieber
10(8)
Aftergrow/Ed Sheeran

オリヴィアが4週目の1位です。

先週話すのを忘れましたが、この「Welleman」という、古い海軍小唄みたいなものをTik Tokで歌うことが流行ってるようでして、それの一番大きなものがシングルの2位まで上がりました。なんで、これが流行ってるのか、よくわかってはないんですけどね。

シングルで初登場3位に入ったものがあるんですけど、アルバムのところで語りましょう。

では、アルバムにいきます。

ALBUM
1(-)Not Your Muse/Celeste
2(-)Money Can't Buy Happiness/Fredo
3(-)Collapsed In Sunbeams/Arlo Parks
4(-)The Future Bites/Steven Wilson
5(6)
Fine Line/Harry Styles
6(4)
Shoot For The Stars Aim For The Moon/Pop Smoke
7(-)Snakes & Ladders/Chip
8(9)
Greatest Hits/Queen
9(7)
Devinely Uninspired To A Hellish Extent/Lewis Capaldi
10(8)
Evermore/Taylor Swift

初登場1位はセレステ。聞いてみましょう。

2020年のBBCの新人期待値をはかる「Sound Of」で1位になったセレステ。結局、2020年にはデビューしなかったんですけど、2021年の2月に全英初登場1位になりました。

このアルバム、評判はそこそこいいんですけど、いわゆる、こないだ話したアーロ・パークスほどには音楽マニアのあいだでの話題にはなってませんね。ウケてる方向が若干違うような気がします。こっちは完全に、いわゆる正統派の、エイミー・ワインハウスから定番化してるUKソウルという感じで、音作りはいいんですけど、いまひとつセレステという人がどういう人なのかがちょっとわかりにくい気はしましたね。

2位初登場はラッパー、フレド。聞いてみましょう。

UKラッパーのフレド、これが2枚目のトップ10アルバムになります。

これまでやや軽いラッパー扱いされてた感じなんですけど、今回はメッセージ・ラップな感じですね。だいたいアルバム名からして「幸せは金じゃ買えない」で、シングルの3位まであがってるこの曲は、2019年のマーキュリー・プライズ受賞ラッパーの、非常にコンシャスなラップをすることで知られるデイヴをフィーチャーしてますからね。

あと、フレドは今週、ポップ・スモークをフィーチャー(この人は生前、どこまで仕事をしてたのか)した「Back To Basic」が20位、サマー・ウォーカーのヴォーカルをフィーチャーした「Ready」が21位と、3曲がトップ40入りしています。

アーロは3位初登場。新人アーティストとしては立派ですね。ちなみにドイツでも10位、オーストラリアでも18位。セレステの方がヨーロッパだと若干順位高いんですけど、オーストラリアのチャートでセレステ入ってないんですよ。ということは、アメリカでも同様なことが起こるかもしれません。

不思議なんですよね。AOTYのサイトのユーザー・レヴューでも、アーロのレビューが700以上あったのに、セレステは200強。世間での話題、圧倒的にアーロだったんですよね。なのにイギリスではセレステの方が高い。日本でもブラジルでも、アーロの話ばっかり耳に入っていたから、この感覚は不思議です。

4位はプログレ・バンド、ポーキュパイン・トゥリーの中心人物だったスティーヴ・ウイルソン。2017年の前作は2位、今作も4位。カルトな人気があります。

7位はラッパーのチップが初登場。

僕的に非常に残念だったのは、ゴート・ガールが初登場30位で終わったことですね。2018年発表の、24位まであがった前作より確実に内容もよくなってて評判もよく期待してたんだけどなあ。

ただ、バンドとしての信頼性はこれ、絶対あがってると思います。なので聞いてください。


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