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Age Ain't Nothing But A Number〜でも、体だけ、気をつけます。

どうも。

ここ数日、僕は誕生日を祝ってもらってます。昨日も上の写真でもおわかりのように、ワイフの両親からランチとケーキで祝ってもらいました。

いつも、何歳になってもそんなに感慨はないんですけど、今年はさすがにありました。なにせ、50才なので。「もう若くない」という事実を決定的に知らされるとしなのでね。

ただ

昔、思い描いていた50歳とはずいぶん違うよな。

とは思いますね。

本当に、その昔と現在の50歳ってイメージ全く違うんですよ。

たとえば、僕が洋楽聴きはじめた頃、50歳超えたロックスターなんて誰ひとりいなかったんですよね。

1980年代に入って間もない頃、小学校5、6年の頃、好奇心が湧いていろんなアーティストの年齢とか調べるじゃないですか。あの頃だったら、クイーンとかホール&オーツとかデヴィッド・ボウイでそれやってみると、彼らは1946〜49年生まれが多いので、年齢的に32、33歳くらいだったんですよね。それでも、11歳くらいの僕にはずいぶん大人に見えましたよ。

で、一番上で、ポール・マッカートニーとかミック・ジャガーで彼らが「もうすぐ40歳」と言われてて、それが上限。もう、それより上にポップスターなんていなくて、それより上だと、もう、「ジャズ」とか「クラシック」のイメージで、ファッション・センスのイメージなんて全く違う感じだったんですよね。で、40歳なんて言ったら、スポーツ選手だったら引退する年齢じゃないですか。なので、

この人たちも、もうすぐ引退するんじゃないか・・。

と、すごく怖がっていたのも思い出します。「せっかく好きになったのに、あと10年したら誰もいなくなってしまうのか・・・」みたいな恐れをいだいていたものです。

その後、ときは流れて1988年でしたね、ミック・ジャガーが東京ドームのこけら落としに来たとき、ものすごく日本の奥様番組とかで話題になったんですよ。そのときの見出しが「45歳なのにすごい」「中年の星」とか見出しがついてね。なので、あの時代のロックは、40代半ばでも前人未到のイメージだったんですよ。だから、そのときでも「50歳」というのは、やっぱりかなり年齢的に高いイメージだったんですよ。

でも、90年代以降、世界的にもっとも出生数が高い、戦後生まれのベイビーブーマーが続々50代に入ったんですが、誰も引退なんかしやしない。それどころか、還暦超えてもみんな現役で。それどころか、最近では70歳をもこえはじめています。

もう今や、僕が子供のときに「若さ」をイメージに出てきた人たち、マドンナとかU2でも、もう「アラ還」の粋に達してきています。そして、ついには、ベイビーブーマーの子供世代の、日本で言うなら「団塊ジュニア」くらいの層ですね、欧米だと、オルタナやヒップホップを人気音楽にした世代も続々と50代になって。もう、そうなると、「昔、誰もいなかった年齢層に、もう20、30年分の年齢層の人たちが引退もしないでいる」のが普通になってしまっているんですよね。

そして、これ、ミュージシャンに限ったことじゃなくて、僕の音楽業界の先輩方もそうですね。いや、今どきは、そういう業界の人たちじゃなく、一般社会で生活している人もそうですね。個人差はあるにせよ、50になったからって、「もう年なんでクラシックとか、演歌聴きます」みたいな転向は今頃聞きません。僕の10代の頃は「就職して、職場の付き合いでそうなってしまった人」というのの実例を、年上の方なんですけど、実はいくつか知っててですね(笑)、「僕の人生で、そんなの絶対イヤだ!」と思って精神的な抵抗もしてたつもりだったんですけど、今やそんなことを恐れる必要はなくなりました。

だから、今はもう、50歳なんて言っても、もう見かけから若いですからね。見かけだけじゃなく、趣味的にもすごく若い。なので、「普段のままでいいや」と思うようにしています。僕の知ってる周りもそんな感じですからね。ただ、職種柄、「あくまで現在進行系」でなくてはならないので、自分の青春時代のノスタルジーには浸れないというのはあるし、それやったらジャーナリストとしては終わりだと思っているので、常にリアルタイムで前向かなきゃとは思ってるんですけどね。

ただ、いまさら、「ポップ・ミュージックは若さの特権」とももはや思ってもいないし、肉体的には実年齢のリアリティもあります。無理に若ぶらないでで行こうとも思ってます。でも、その分、経験値もあるので、あまりそこだけに頼らない程度に「今」に向き合っていければなと思ってます。

もう、これは50代だけに限らず、60になろうが、70になろうが、考え方、変わらないと思うんですけどね。まだ、80はさすがに前人未到なので、まだそこだけは構えがあるんですけど、そこもあと20年もすれば、かなり変わるんじゃないかと思ってます。

もう、昔のような、仙人みたいなおじいさん、おばあさん像って、今後はイメージとして無くなるかもしれないですね。

あとは、「50代の自分のイメージをどう作ろうか」というのを、最近はよく考えてます。

僕の場合は誕生年が1970年と年代のはじめなので、自分の年齢と年代がすごくアイデンティファイできやすいんですね。たとえば20代、90年代だったら「NHK-FMでオルタナとかインディのために頑張った」、30代だったら「フリーの音楽ジャーナリストでHard To Explainを設立した」、40代だったら「ブラジルに移住して家庭、子供を持ちながらもブログ中心に発信することとを続けた」というのがあるんですけど、それが50代はいったいどうなるか。そこはまだ自分でも、わからないですね。

さいわい、情報を掴むのはうまくなってるし、それをルーティーン化させることもできているので、「サボらなきゃいい」と思ってるし、幸いにして「来年はこういうことしたい」「2022年には・・」「2025年には・・・」みたいなアイデアはもういくつか思いついているので、それを形にできていければいいなと思うんですけどね。40代が20、30代に比べるとちょっとおとなしかったかなと思うので、50代は攻めたいなとも思っているんですけど、そのために一番気をつけないといけないのは健康だとも思ってます。これまで、そういう対策全く行ってないので長生きする自信がないんですけど(苦笑)、そこも具体的に考えていかないといけないかなと思ってます。

50歳になった今、考えているのは、そんな感じですね。











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