見出し画像

「私を構成する100枚のアルバム」と、それに対しての自己分析

どうも。

こないだも言いましたけど、今、とあるところで「私を構成する42枚」という、アルバムのオールタイム企画が流行ってるんですね。なんで42枚なのかといえば、フォーマットを持っているのがLast FMで、それが42枚、ひとつのスクリーンに入るフォーマットだからなんですけど、それが実は100枚入るヴァージョンもあって、それで「作ってみようかな」と思ってみました。

 本当は、これまでオールタイムのアルバムというのは気乗りしなかったんですね。なぜかというと、その日の気分でころころ変わるし、僕くらいの年齢になると、作った時点で何かが完結しそうな怖さみたいなものあって。それで気が進まないんで、これまでやってきてませんでした。

 ただ、年始で映画のオールタイム100もやったし、今回選んでみたら、意外なまでにこれが非常に、我ながらうまくできてて、「選び漏れがないな。こんなの珍しい!」と思ったんですね。それで、形として残したくて公表しようかなと思った次第です。

 一番の迷いどころは「最近のフェイバリットと、昔から好きなものを比べるのがなんかフェアじゃない」というところだったんですが、今回、そのここ数年のお気に入りを97位から100位の最後の4枚を「自分内名盤見習い」としてエントリーさせることで解決させたんですね。そうすると、すごく選びやすくなってスーッと選べて、後で入れたくなって数枚入れ替えて、「もう、これ以上はどうやったって入れ替えられない」という状況がきたので、そこで決めました。これ、リストをSpotifyのアルゴリズムにかけて「これ、忘れてない?」というのを何度も提案させて何日か考えて、それでやっと手詰まりになったくらいなので、もう、本当に逆転で入れたいものも現状ではなくなった状態です。

なので紹介しますが、ただ、「何のアルバムが入ったか」では味気ないので自分がこのリストを見てどう思うか、どういう基準で選んだかを、アルバム、アーティスト名の下に書いていこうとも思います。

では、こんな感じです!

一応順番をつけてます。目の動く方向に準じま

1.Nevermind/Nirvana (1991)
2.The Bends/Radiohead (1995)
3.Hunky Dory/David Bowie (1971)
4.Rumours/Fleetwoood Mac (1977)
5.Back In Black/AC/DC (1980)
6.Rio/Duran Duran (1982)
7.Unknown Pleasures/Joy Division (1979)
8.United/Marvin Gaye&Tammi Terrell (1967)
9.A Wizard, A True Star/Todd Rundgren (1973)
10.Who's Next/The Who (1971)
11.Revolver/The Beatles (1966)
12.School Girl Bye Bye/ナンバーガール (1997)
13.Born To Die/Lana Del Rey (2012)
14.A Night At The Opera/Queen (1975)
15.Hot Fuss/The Killers (2004)
16.Fruto Proibido/Rita Lee (1975)
17.Me Against The World/2Pac (1995)
18.Superunknown/Soudgarden (1994)
19.Harvest For The World/The Isley Brothers (1976)
20.Fresh/Raspberries (1972)
21.Forever Changes/Love (1967)
22.Stankonia/Outkast (2000)
23.The Doors/The Doors (1967)
24.A Gift From A Flower To A Garden/Donovan (1967)
25.Live Through This/Hole (1994)
26.Whatever/Aimee Mann (1993)
27.Hotter Than July/Stevie Wonder (1980)
28.Let Love In/Nick Cave & The Bad Seeds (1994)
29.Back To Black/Amy Winehouse (2006)
30.Scott 4/Scott Walker (1969)
31.Is This It/The Strokes (2001)
32.Siamese Dream/The Smashing Pumpkins (1993)
33.Lemonade/Beyonce (2016)
34.To Bring You My Love/PJ Harvey (1995)
35.When The Pawn…/Fiona Apple (1999)
36.Jewel Julie 追憶/沢田研二 (1974)
37.Paramore/Paramore (2013)
38.The Wall/Pink Floyd (1979)
39.Grace/Jeff Buckley (1994)
40.If That's What It Takes/Michael McDonald (1982)
41.Vitalogy/Pearl Jam (1994)
42.Blue/Joni Mitchell (1971)
43.Eli And the Thirteenth Confession/Laura Nyro (1968)
44.Remain In Light/Talking Heads (1980)
45.Master Of Reality/Black Sabbath (1971)
46.Make Way For Dionne Warwick/Dionne Warwick (1964)
47.Parallel Lines/Blondie (1978)
48.Surf's Up/The Beach Boys (1971)
49.Escape/Journey (1981)
50.Curtis/Curtis Mayfield (1970)
51.Sea Change/Beck (2002)
52.Tim/The Replacements (1986)
53.Aha Shake heartbreak/Kings Of Leon (2004)
54.Definitely Maybe/Oasis (1994)
55.Five Leaves Left/Nick Drake (1969)
56. Rebecca IV 〜Maybe Tomorrow/レベッカ (1985)
57.Voices/Daryl Hall & John Oates (1980)
58.Signo/Soda Stereo (1986)
59.Be Yourself Tonight/Eurythmics (1985)
60.Songs From The Big Chair/Tears For Fears (1985)
61.Listen Like Thieves/Inxs (1985)
62.Combat Rock/The Clash (1982)
63.Ramones/Ramones (1976)
64.I Like It When You Sleep…/The 1975 (2016)
65.Document/R.E.M (1987)
66.Jar Of Flies/Alice In Chains (1994)
67.The Cars/The Cars (1978)
68.Aqualung/Jethro Tull (1971)
69.Madonna/Madonna (1983)
70.The Black Album/Jay-Z (2003)
71.Miseducation Of Lauryn Hill/Lauryn Hill (1998)
72.Roger The Engineer/Yardbirds (1966)
73.The Stooges/The Stooges (1969)
74.good kid,m.A.A.d city/Kendrick Lamar (2012)
75.Willy And The Poor Boys/Creedence Clearwater Revival(1969)
76.IV/Led Zeppelin (1971)
77.Electric Warrior/T.Rex (1971)
78.Off The Wall/Michael Jackson (1979)
79.Check Your Head/Beastie Boys (1992)
80.Blood On The Tracks/Bob Dylan (1975)
81.The Colour And The Shape/Foo Fighters (1997)
82.Trout Mask Replica/Captain Beefheart &His Magic Band (1969)
83.Dare/The Human League (1981)
84.Good Girl Gone Bad/Rihanna (2007)
85.Neon Ballroom/Silverchair (1999)
86.The Grand Illusion/Styx (1977)
87.Favorite Worst Nightmare/Arctic Monkeys (2007)
88.Paid In Full/Eric B & Rakim (1987)
89.Play/Moby (1999)
90.Dream Police/Cheap Trick (1979)
91.Tin Drum/Japan (1981)
92.Wichita Lineman/Glen Campbell (1968)
93.Elephant/The White Stripes (2003)
94.Ga Ga Ga Ga Ga/Spoon (2007)
95.2001/Dr.Dre (1999)
96.Back Stabbers/The O'jays (1972)
97.El Mal Querer/Rosalía (2018)
98.Be The Cowboy/Mitski (2018)
99.Punisher/Phoebe Bridgers (2020)
100.Teatro D'ira:Vol.1/Måneskin (2021)

はい。こんな感じですけどね。「しばらくはこれでいい」と思えるものが選べてます。

では、これをどんな風に選んだか、自分はこれをどのように分析するかについて語って行きましょう。

①中心となっているのは90年代のリスニング


僕の場合は、ここが大きいですね。1993年から95年の3年間に、NHKの音楽資料室でとにかく独学で勉強した3年。この時に覚えたものが大体の骨格になってますね。

あの頃、リアルタイムの音楽も面白かったけど、それ以上にCD復刻による旧譜も音楽マニアの間ではブームでね。NHKの資料室というのがおそらくあの当時では日本一の資料館だったと思うんですけど、あれが僕にとっての人生最初のサブスクですよ(笑)。だから、僕は今も人にサブスク、めちゃくちゃ勧めるんです。サブスクはあの時のNHKの資料館以上にコンテンツが充実してますからね。

 あそこでとにかくいろんなもの聞いたけど、僕が特に好きになったのはガレージロック、サイケデリック・ポップ、バロックポップ、サンシャイン・ポプ、60s、70sのソウル、グラムロック、初期パンク、ニュー・ウェイヴあたりですね。そこで気に入ったものを池袋にあったオンステージ山野にベスト盤とかボックス買いに行ったり、あとライノ・レーベルのすごくイカした選曲のコンピ買ったりとかしてましたね。

 今回のランキングで入ってるラズベリーズとか、ラブ、ドノヴァン、スコット・ウォーカー、グレン・キャンベル(というかソングライティング担当のジミー・ウェブ)あたりは、この時の影響ですね。あとはディオンヌ・ワーウィック(これはバカラック目当て)も。あと一連のニュー・ソウルものとかですね。

この辺りは未だにリピートしてすごく聞くんですけど、今回はこのあたりが開陳できてすごく嬉しく思ってます。

②ブリットポップよりはグランジ派


1、2位のニルヴァーナ、レディオヘッドは僕にとっての野球の3番、4番打者くらい、最も動かないものですね。人生で仕事で最も書いたのがその2つでもあるし、変わりようがないです。

 ただ、今回選んでみて改めて思ったのは、僕の場合はやっぱブリットポップよりはグランジ選ぶ傾向が強いですね。ブリットポップも好きなんですけど、アーティストとしての思い入れがどうしてもグランジ/オルタナ系の人が上回るんですよね。やっぱ、音だけでなく、あの当時の音楽界とか社会の逆転現象、そこまで含めて衝撃受けてたんでね。今回、グランジ四天王は全部入れてスマパンとかREM、ホールとか入れてますけど、そのあたりはさすがに外せないです。

③バブル真っ盛りだった大学時代はやはりスランプだった

今回気づいたんですけど、88年の浪人のころと、89〜92年の系5年で2枚しか選んでないんですよね。特に88〜90年がゼロ。いいアルバム、それなりに出てたのに。

やっぱ、この時期は時代がバブルなので思い出したくないんでしょうね(笑)。何聞いていいのかわかんなくなって旧譜漁ったりしてた時期で、なまじ全米トップ40少年だったので、USのオルタナもUKのインディも最初は抵抗があった時期ですね。鬱屈に直接訴えてくるもの待ってたら、それがグランジだったんでしょうね、多分。

④時期によってイギリス好きな時期と、アメリカ好きな時期がキレイに分かれる

 
あと、僕の場合、面白いことに時期によって、イギリス好きな時期と、アメリカのそれが好きな時期がきれいに分かれるんですよね。

 ぶっちゃけ、1960年代から75年くらいまではイギリスですね。で、パンクからがアメリカなんですよね。それが90年代いっぱいくらいまでは。で、21世紀入る頃に徐々にイギリスに流れていきますね。

 なんでなのかよくわからないんですけど、ブリティッシュ・ビートからUKサイケあって、グラムの頃まではイギリスですね。スウィンギング・ロンドンとロンドンブーツの頃まではですね。ただ、パンクはニューヨークの方が好きなんですよ。今回のオールタイムでもトーキング・ヘッズ、ラモーンズ、ブロンディ入ってたでしょ?ロンドンもクラッシュとか、今回入れなかったジャムとか好きなんですけど。シド・ヴィシャスみたいなノリが好きじゃないからかもですけど(笑)。

ただ、アリーナロックもこの時のアメリカ好きでね。チープ・トリックとかエアロスミス、あとオーストラリアからAC/DCとか。多分、ブリティッシュ・ビートからの影響が濃厚だからだと思うんですけど。あと、産業ロックですね。イギリスのプログレっぽくて、それよりもわかりやすいじゃないですか。僕、曲が8分まで行くと聞けなくなるので好都合だったんですよ(笑)。

それからニュー・ウェイヴの消化の仕方もアメリカ好きでね。MTVの影響とか、あと「プリティ・イン・ピンク」みたいな映画にまとめる感じが好きで。だから、本場イギリスよりアメリカではやるニューウェイヴが好きだったんですよね。ニュー・ウェイヴ四天王の名前がなく、デュランとかインエクセス、ユーリズミックス、ティアーズ・フォー・フィアーズ、カーズ選んだのはこの辺りが理由かな。

で、グランジ来て、そのままそこからはオルタナ一辺倒だったんですけど、いくらグランジが好きだからといって、ニュー・メタルとかポスト・グランジは勘弁して欲しくて(笑)。だから、レディオヘッドやオアシスも、ランクに入れてないけどブラーもヴァーヴもエラスティかもスエードも好きだったんでUKに流れて行ったんですけど、アメリカに浸ってた僕にはストロークスとか、ホワイト・ストライプスとか、キラーズ、KOLみたいなアメリカのバンドが多々混ざってたロックンロール・リバイバルは都合良かったんですよ(笑)。逆にブリットポップ一辺倒だった人にはアメリカのバンドが混ざる居心地悪さがあったみたいですけどね。

で、そこから先はUK寄りになってはいるんですけど、生きのいい女の子のインディがアメリカから出て、そこは気になってるのが今ですね。

⑤根本に「ヴェルヴェッツよりドアーズ好き」というのがある気がする

 これは最近思うんですけど、僕の中にあるダークな音楽好む部分にドアーズがある気がしてます。

 例えて言うなら、ドアーズ→ジョイ・ディヴィジョン→ニック・ケイヴ→ラナ・デル・レイみたいな感じで。ランク入り損なっちゃいましたけどインターポールとかもそうですね。なんか「黒い」というか背徳的な感じが。

 ヴェルヴェット・アンダーグラウンド好きとかってなると、イメージとしてはジーザス&メリー・チェインとかマイブラをはじめとしたシューゲイザーに行きやすいというか。女の子の参加も多いんですけど、なんか「
儚げ」って感じですよね。ニコっぽいというか。僕、そこの流れはなぜかあんまりないんですよね。

⑥80sポップから無意識にソウル学んでた


僕の場合、ここも大きいですね。黒人のソウル、R&B聴く前に、白人のアーティストから無意識にソウル・ミュージック学んでて。そこも今回、表してると思います。

 それが例えばホール&オーツ、マイケル・マクドナルドと言ったブルー・アイド・ソウルだったりユーリズミックスとかインエクセス、あとランク入れ損なったけどワム!とかですね。歌い方、かっこいいじゃないですか。あとホール&オーツから遡ってそれ以上に好きになったトッド・ラングレンとかローラ・ニーロとか。

 最もトッドとかローラ聞くようになる頃には昔のモータウンも聞くようになってたりするんですけどね。

 あと、だから今回、THE1975が最近の物だと高いんですけど、そういうことです(笑)。

⑦ソウルの趣味だと・・・

 90sにソウル・ミュージック遡って聞くんですけど、いわゆるノーザンものが好きですね。デトロイトのモータウンとか、シカゴのカーティス・メイフィールド、あとフィリーですね。マーヴィン、スティーヴィー、カーティス、あとこれにアイズレー・ブラザーズ足したのが僕の好きなラインですね。フィリーも、歌詞にメッセージ性あるのは特に好きですね。オージェイズとか。

 スライとかアレサ・フランクリンも好きなんですけど、やや優先順位落ちるかな。スライは前は大好きだったんですけど、ちょっと薄れてきてるかも。ファンクもいけるんですけど、メロディの要素が味気なくなっていく感じだと、ちょっと趣味から離れるかな。

 ニュー・ジャック・スイング以降の90sのR&Bもリアルタイムで好きだったんですけど、アーティストで思い入れが今ひとつわきにくい感じなのはどうしてなんだろう、ということは前に記事で書いたことありましたね。

⑧ヒップホップはサウンドよりラッパー重視

 ヒップホップに関しては、「革新的なサウンド」とかよりは、「何をラップしてるか」の方にむしろ興味があって、ラッパーとしてのキャラがあって立ってる人が好きですね。社会的に誠実なこと歌ってたら、なお良しです。

 トゥパックがトップに来てるのはそこが理由ですね。ジェイZ、ローリン、ケンドリック、ラキムしかり。アウトキャストはサウンドの革新性で好きですけどラッパーとしても見逃せないです。あと、サウンド・メイキングだったらドクター・ドレーですね。重低音に関しての耳の感覚がとにかくいいのと、すぐれたラップ・ミュージックのソングライターだと思ってます。

⑨実験性より「ちょっと違ったポップ」

 あと、人にもよるんですけど、やたらインストゥルメンタル・パートが長かったり、ミニマルとかノイズとか多用した難しい音楽を高級みたいに考える人いますけど、僕はその限りではないですね。そういうものは一切入れてないです。

 僕はヴォーカルもので、3〜5分までの尺というのに基本こだわるんですが、ソングライティング上で普通にありきたりで流行ってるようなことしないものがいつの時代も一貫して好きですね。

 アヴァンギャルドで唯一キャプテン・ビーフハート入ってますけど、あれはロックンロールとして好きです。

⑩レイドバックよりはロックンロール


あと、ルーツ系をそんなに入れてる気はしないんですけど、嫌いではないです。ただ、締まりがないかったるすぎるブルーズとか、レイドバックしたゆるい感じとか長尺のジャムとかは好きじゃないですね。

 それよりは、小気味好くロックンロールしてるものが好きです。CCRとかリプレイスメンツとかキングス・オブ・レオン入ってるのは、そういうとこですね。

11.「女性アーティスト」は今後増やしていきたい


今回、僕としては、選べる限りは選んだとは思うんですけど、こういう機会に女性アーティストの数はなるべく増やしたいとは思ってます。

 今回、女性アーティスト好きのきっかけを少し種明かししてあるんですよね。ズバリ、マドンナ、あと入れてないけどシンディ、そしてレベッカです。1985年くらいにとりわけ新がられたあの感覚。あそこがルーツです。

 そこから90sに入ってライオット・ガールズとか第2次フェミニズムの影響がオルタナに入ってくるようになってきて。僕の場合はホールから興味持ちましたけど、PJハーヴィーとかフィオナ入れてたりするのも、そういう影響ですね。

 21世紀入ってからはやっぱエイミー・ワインハウスやラナ、メインストリームのセレブな流れだとビヨンセ、リアーナはやっぱ一貫して好きですね。ガガやテイラーも嫌いではないですが、やっぱまだ差があるかなあ。

あと今回でも、例えばドナ・サマー、ハート、ロレッタ・リン、スージー&ザ・バンシーズ、ハートあたりは食指伸びたんですけど、まだ時期尚早というか、もっとこなれたら考えたいです。

12.今後、入れたい路線


 エレクトロ少ないのは悔しいですけどね。実質、モービーだけなので。「Play」の知的エンタメ感が大好きで。そこに及ぶものが個人的にはまだないというか。エイフェックス・ツインとか音は大好きなんですけど、アーティストとしての思い入れがもう少し高くなってから考えたい感じかな。でも、僕の場合はシンセポップ好きなので、Robynとかの方が先に入ってしまうかもしれませんけど(笑)。

 それから是非トライしたいのが非英語圏ですね。今回はブラジルのヒタ・リーとアルゼンチンのソーダ・ステレオだけになっちゃって、もっと入れたかったんですけど、まだこなれてないのがね。

 あと、気持ちにもよるんですけどハードロック。昔、エアロスミスとか大好きだったんですけど、気持ちが全然戻らなくて。特に80sものはキツイですね。むしろ最近のQOTSAとかゴーストの方がチャンスあるかも。

 邦楽ももっとトライしたいんですけど、ジュリー、レベッカ、ナンバーガールしか、実際に人生で心からハマったアーティストがいないんですよねえ。ライブビートやってた時に好きになってたアーティストは少なくないんですけど、まだその3つとの間にだいぶ距離があるのがね。

13.「昔だったら入れてた」けど、今は入らなくなったもの


90sの頃までだったらニール・ヤングとかパティ・スミスとか入れてたと思います。シリアスなエモーション入ってる感じのもの。ミレニアムくらいの時、フジロックできたこともあってだいぶ憧れてたところもあったし。ただ、なんか頑張って見え張ってるみたいになってるような気に僕自身がなってきて、少し離れちゃったんですよね。

あと、10年少し前までだったらXTCとかコステロとか、ポール・ウェラーとか、あのあたりの渋めのイギリスの年季入ったギター・ロック。今回、割を食ったのがそのあたりだったと思います。「もう少しポップな感じのものを入れてみたい」というのが意識としてあったので。

 でも、ブルース・スプリングスティーンは入れたかったかな。でも、入れるとこがなくて、「ああ、彼で入らないなら、もう100枚が相当硬いな」と思ったので公表したくなったのが、今回の契機でもあります。

14.今後に入ってきそうな候補

今回、97位から100位が、ロザリア、ミツキ、フィービー・ブリッジャーズ、マネスキンなのがすごく気に入っててですね。普段の言動からしたら、ものすごく妥当でしょ(笑)。 

 あと、候補になるとしたらビリー・アイリッシュですよね。バンドだとフォンテーンズDCとか。あと、今回、アイドルは壁破れてないからハリー・スタイルズにBTS。バッドバニーもいい候補だと思います。


 これ、次作るとしたらいつになるか。 「コロコロ変わるよ」とかって言ってたんですけど、さっき2013年にFacebookで作ってたアルバムのトップ10見たら、今回と1作しか変わってなかったので(笑)、結構、長持ちするかもしれません。












 

 










 

 




















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?