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デビューから20年。ザ・キラーズが遂にフジロックのヘッドライナーに!
どうも。
いや〜、嬉しい!
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キラーズ、ついにフジロックのヘッドライナーですよ!!!
いやあ、嬉しい。だって、もうキラーズといえば、今や世界のフェスのヘッドライナーの大常連ですよ。それなのに日本では最初のデビューの段階で売り込むのに失敗し、2009年のフジロック・キャンセルからなんかケチがついてしまって、日本公演がキャンセル続きで、来ても格に不相応な状況がつ空いていた。「日本で不相応の扱いを受けるアーティスト」のかなり上位にランキングされるはずの存在でしたからね。
僕はもう
僕は20年前にこの曲のドッヒャーな大げさなイントロ聴いた時から、もう大のお気に入りで。あの時、Hard To Explain始めた年でしたけど、ストロークス、ホワイト・ストライプス以降の世代メインでしたけど、僕は最初からすごく贔屓にしてましたね。
ただねえ、あの時の日本って「ブリットポップを再び」の空気が強くて、どうしてもイギリスのバンド押したがる傾向が強かったんですよ。そこがあらゆる間違いの元で、僕もあの当時、かなり抵抗したんですけどね。
あの2004年という年に関していえば、圧倒的にフランツ・フェルディナンドでしたからね。僕も彼らはすごく好きでしたけど、なんか「格」みたいなものを持ってたんですよね。だから、キラーズ大好きでしたけど、下に見られるのも仕方ないのかなと諦めてるところがありましたね。
あの年、フジロックで両バンドとも来ましたけど、フランツがグリーンの2日目の昼間、キラーズが初日の午後過ぎのレッド、と扱いの差も歴然としててね。
ただ、この時から
キャッチーなアンセム書くのと、ライブでの盛り上げ上手という才能ではキラーズ、抜群だったんですよね。
で、ブランドン・フラワーズが口開けると、「僕たちはビッグになるのにふさわしい。ホットホット・ヒートとかフェイントとかと一緒にしないでほしい」とか言っててですね。あの当時からスター願望が強くて。そういう態度って典型的にピッチフォークから嫌われる対象で。なのであそこだとずっとレビューの評価も散々でね。
まあ
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今となっては大名作のデビュー・アルバム「Hot Fuss」、これがあの当時、「なんで今、デュラン・デュランなんだ?」とかって言われる「レトロなシンセポップ」扱いでしたから。もっとも熱狂的なデュラン・ファンゆえに僕は猛烈に反応したわけですけどね(笑)。
だからイギリスでバカ売れして、本国アメリカにそれがフィードバックされるようなことになってもキラーズって「一過性だろ」と見られてたんですよ。悔しかったですけどね。
しかし
こういう曲で能力の高さを証明し続けていくんですよ。
そしてグラストンベリーで押しも押されぬヘッドライナーになっていくわけですよ。
10sに入ると、ブランドンのソロとの兼ね合いとかもあって、キラーズのサウンドがなかなか方向性絞れなくて苦戦もするんですけど
こういう曲をちゃんと出してくるんですよ。見事ですよ。だって、ABBAとブルース・スプリングスティーンの曲を1曲で表現できるんですよ。ヨーロッパのポップの最高とアメリカのロックンロールの最高が両方聞けて悪いわけがないじゃないですか(笑)!この曲を聴いた時に、僕はなぜキラーズというバンドがあそこまで長くウケ続けるのか、わかった気がしましたね。
そして今や、同世代のバンドたちが次々と懐メロのバンドに移行してきている中で、どこの世界に行ってもこの大群衆でライブするバンドになってますからね。
僕自身、ブラジルで彼らのライブ、4度体験(日本にいた時は日本で2回とロンドンで1回)してますけど
この2013年のロラパルーザ・ブラジルでのヘッドライナー・ライブは圧巻でしたね。「クイーンかよ!」みたいな堂々たる貫禄で。ブランドン、絶対意識してると思うんですけどね。
そうしているうちに
「Mr.Brightside」が過去20年でイギリスでもっともヒットした曲に認定もされました。イギリスのシングル・チャート、この曲、100位以内に413週入ってるんですよ。8年分!ありえないですよね。
フジのグリーンのヘッドライナーでこれが轟くかと思うと感無量ですよね。日本でついに、10数年分のロスを取り戻す瞬間のチャンスが出てきたわけですから。
返す返すもこれ、ネット上でキラーズの来日を嘆願してきた熱心なファンの訴えの賜物ですよ。その動きあったのも知ってたから、余計に嬉しいんですよ。
僕からも改めて言います。
キラーズ、フェス職人です!
大観衆を載せる才能がここまであるバンドも珍しいです。信じてください。その光景を是非、苗場で焼き付けてください!SZAが見れなくなったのは本当に残念ですけど、その代役としてはあまりにも最高でもありますしね。
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