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ロック勢と黒人女性アーティストに勢い! マーキュリー・プライズ2022 ノミネート発表! 

どうも。

これが発表されましたね。


はい。マーキュリー・プライズ。こだわり派のUKミュージックのファンの方には、他のどの音楽アワードより気になる重要なアワードですが、そのノミネートのアルバムが発表されました。

 毎年これ、ノミネートの作品見るだけでもかなり楽しいんですけど、今年はこんな感じになりました!

はい。かなり「妥当」な作品が例年以上に並んでいる気もしますが、写真の上段から順にあるばむを紹介しましょう。

まず上段が左から
Seventeen Going Under/Sam Fender
Skin/Joy Crooke
For All Our Days That Tear The Heart/Jessie &Bernard Butler
Supernova/Nova Twins

中段が
Harry's House/Harry Styles
Forest Floor/Fergus McCready
Reason To Smile/Kojey Radical
Wet Leg/Wet Leg


下段が
Priorities Pleasure/Self Esteem
Tresor/Gwenno
Sometimes I Might Be Introvert/Little Simz
The Overload/Yard Act

 こういう感じですけどね。

 すごく今年っぽいなあと思うのはハリーと、グラストでバカ受けしたWet Legとサム・フェンダーがいることですね。世間の人気的にはこの3つでこのイベント、かなり引っ張れるとおもいます。ハリーに関して言えば、1Dの時代に、将来彼がマーキュリーにノミネートされる日が来ようとは誰も思わなかったでしょうね。受賞までしたら、相当な快挙になるはずです。

 それに加えてヤード・アクト。ロック絡みで、ここまである、で、実際、どれもチャートで1位にもなってるわけですから、シーン的にはやはり充実してるとみなして良いと思います。

 それに続いて黒人女性アーティストですね。去年の国際的な年間ベストで軒並み上位、僕自身も2位に選んだリトル・シムズに、正統派R&Bのジョイ・クルック、そして今年のリリースですけど異色ラップ・メタルの女性デュオのノーヴァ・ツインズ。このあたりは昨年受賞したアーロ・パークスに続いているかと思います。

 ここまでで7作品ですからね。やはり、この2つの勢力が優勢だと思います。

 ロック、実はそこにかなりのサプライズがもうひとつありまして。

それが

インディの実力派女優として僕もすごく注目しているジェシー・バックリーが、あの元スエード、プロデューサーとしても知られてますバーナード・バトラーとのコラボ・アルバム、これがノミネートされたんですよね。ロックというよりフォークに感触は近いんですけどね。最初聞いた時、そこまでピンとこなかったんですけど、改めてじっくり聞くと良いですね。

 あと、これまで気づいてなかったんですけど、ジェシー、アイルランドの人だったんですね。基本この賞、イギリスかアイルランドの国籍がないと対象外になるので「おやっ」と思ったんですけどね。

 あとファーガス・マクレディはジャズの人。マーキュリーは必ずジャズでのエントリーがあります。コージェイ・ラディカルは、シティ・ポップ風味のラッパー。このアルバム、確かによかったですね。セルフ・エスティームはいわゆるエンパワリング・フィーメール・ポップの人。去年イギリスの一部で局部的に絶賛されてましたね。あとグウェノはウェールズ語で全編歌ってる人。サウンド区分的には普通にインディ・ロックです。そう考えるとロック系、トータルで6つないし7つはあるのか。

 順当にいけばシムズが受賞するとは思うのですが、毎回何が受賞するかは当日まで全くわからないのがマーキュリーです。なんか波乱がありそうな気がしてます。授賞式は9月8日です。















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