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最新全英チャート(23/07/21〜23/07/27)

どうも。

フジロック、話題になってるようですね。

はい。昨日の2日目のヘッドライナーだったフー・ファイターズのライブにアラニス・モリセットが飛び入り。アラニスとフー・ファイターズは2年前に亡くなったドラマーのテイラー・ホーキンスが彼女のブレイク時のバックバンドのドラマーだったことで知られているし、今回も本来、オマージュを捧げるための参加だったんですけど、つい先日亡くなったばかりのシネイド・オコーナーに捧げる曲を披露しました。それは「マンディンカ」。シネイドの1988年の最初のヒット曲です。彼女は勢い、全世界ヒットとなった1990年の「Nothing Compares 2 U」1曲で語られがちなところがあるんですが、そのワン・アンド・オンリーの歌唱法でもとは注目されてたし、その影響がアラニスにも及んでいたことを証明する絶妙な選曲でした。

 こういう演出をやってもらえるフェスにフジロックがなったんだと思うと嬉しいですね。

では、全英チャート、行きましょう。

SINGLES
1(1)Sprinter/Dave & Central Cee
2(2)Vampire/Olivia Rodrigo
3(10)What Was I Made For/Billie Eilish
4(13)Dance The Night/Dua Lipa
5(20)Barbie World/Nicki Minaj & Ice Spice
6(4)Cruel Summer/Taylor Swift
7(6)(It Goes Like)Na Na Na/Peggy Gou
8(7)Fukumean/Gunna
9(5)Who Told You/J Hus feat Drake
10(8)Good Love/Hannah Laing & Roro

1、2位はここ数週変わっていないですが

https://www.youtube.com/watch?v=OiC1rgCPmUQ


3位、4位、5位でバービーのサントラ独占です!ビリー・アイリッシュ、デュア・リパ、ニッキ・ミナージュ&アイス・スパイス。

 これ、同一映画から全英シングルのトップ5が独占したの、初めてのことらしいですよ。すごいですね。サントラのヒットって引っ張るので、これがどこまで続くかにも注目です。

では、アルバムに行きましょう。

ALBUM
1(-)The Ballad Of Darren/Blur
2(2)Speak Now(Taylors Version)/Taylor Swift
3(3)The Highlights/The Weeknd
4(1)Beautiful And Brutal Yard/J Hus
5(4)Diamonds/Elton John
6(7)Harrys House/Harry Styles
7(5)Midnights/Taylor Swift
8(-)Starcatcher/Greta Van Fleet
9(9)Lover/Taylor Swift
10(8)1989/Taylor Swift

初登場で1位はブラー。聞いてみましょう。

https://www.youtube.com/watch?v=OwReCTWEotU


今年はブラーでも精力的に動いているデーモン・アルバーン。ブラーとしては8年ぶりのアルバムとなります今作ですが、素晴らしいですね。円熟味溢れるギターロックなんですが、グレアム・コクソンのフレーズがボウイみたいなんですよね。一番近いのは初期のミック・ロンソンなんですけど、曲によっていろんな時期のボウイ・オマージュが感じられて。無意識なのかもしれませんけど、彼らほどのベテランが若手バンドに本来やってほしいこうしたUKロックのレガシーの継承を初心に返ったような感じでやってる姿に、彼らの意欲と意志の強さが垣間見られてすごく嬉しいものです。サマーソニックも楽しみですよね。

8位にはグレタ・ヴァン・フリートのアルバムも初登場しています。

えっ?「なぜシングルに3曲もトップ5に入ったバービーのサントラが除外されているのか」ですって?これ、僕も実は驚いたんですけど、どうやらUKチャート、サントラはオフィシャルのチャートから対象外とされ、コンピレーション・アルバム部門しか入らなくなったようなんですよね。これは正直、寂しいですよね。だってこれまで、どれだけ多くのサントラ・アルバムがビッグヒットになって、時代を彩ってきたか。それを覚えている身からすると残念でなりません。


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