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音楽界に久々にヴィレン(悪役)登場か? モーガン・ウォレン筆頭にアメリカ・エンタメ界保守派、目立ちはじめる

どうも。

では、3日連続でのエンタメ界のゴシップ・ネタ。今回のテーマは

極右好みのアーティスト

これ、いきましょう。ちなみに僕はノー・サンキューです(笑)。

不思議なもので、トランプ政権時って、ネトウヨが喜ぶ大統領だったわりに、音楽界でのその恩恵を受けたアーティストってほとんど出てこなかったんですよね。そういうのが一番出てきたのって、ジョージ・ブッシュJrの最初の政権のとき、だから2001〜2004年ですね。

このイラク戦争のときの、カントリーシンガー、トビー・キースの「てめえアメリカなめると、ケツ、けっとばすぞ」って歌った「Courtesy Of The Red White & Blue」だったりとか

ギタリストに元軍人がいたって理由だけでこの曲がヘヴィ・オンエアされてた3ドアーズ・ダウンとか

南部のダム・ブロンドの典型の女の子だったジェシカ・シンプソンのMTVのリアリティ・ショーがバカうけしたりね。このときのアメリカ、僕、本当に嫌でしたね(苦笑)。

あと、ニュー・メタルもマッチョでミソジニーな感じだったもので、それが今になってデフトーンズのギタリストだ、システム・オおnブ・ア・ダウンのドラマーがトランピアンだったことが去年になって判明したりね。あんな硬派イメージのフロントマンのバンドなのに、そんなバンドにまでそういうメンバーがいたような、そんな時代です。

「そういえば、こういうタイプのちょっと悪役っぽい売れ方するアーティストって、トランプのとき、いなかったんだよなあ」とはずっと思ってましたね。極右の人たちもそれなりに自分たちのスター、探してたみたいで、テイラー・スウィフトとかラナ・デル・レイあてにしてたら全然的外れでちっとも見つからない感じでもあったし・・・

・・・と、思っていたら!

どうやら、そういう人たちが喜びそうなスターが出た感じです。

それが

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このモーガン・ウォレン。今年に入って、全米アルバム・チャートでずっと1位を続けている、カントリーの新星です。

いまひとつ、なんで受けてるのかはよくわかんないんですけどね。今のご時世、マレットにマスターシュ(口ひげ)っていう、エイティーズのプロレスラーみたいなルックスが、まず、もう思い切りアメリカン・コンサバの王道行ってる感じがしますけどね。

彼に関しては、もう去年の年末頃からアメリカの音楽業界ではプッシュに入っていてですね。そこまで知名度なかったのに「サタディ・ナイト・ライヴ」の出演まで決まっていたのですが

キャンセルされちゃいました!

その理由ってのが

SNL出演前に、このご時世に、混んだパーティにマスクなしで参加して、女の子にキスする写真まで撮られてしまったんですね。SNLって政治的にすごくリベラルな番組ですから、こういうコロナのルール守らない人は当然ご法度なわけです。ということで、出演は見送られました。

 そして、これだけにしておけばよかったものの、今度は


2月2日の夜、外に飲みに行った帰りに、友人に対し、「おい、誰かこのプッシーアス(弱虫みてえなケツ)のニガーの相手してやれ」と黒人男性を侮辱して呼んだ姿を近隣住民に映像で撮られて、それが流出しちゃったんですね。

これで、所属のレコード会社はCDの販売やストリーミングも止めたんですね。ただ、店にあるものを回収したものではなかったようでして、これがCDの買い占めにつながってセールスが逆に急上昇してしまったんですよねえ。

これがバイデン大統領就任の2週間後のアメリカで起こったことですよ。なんか、情けないというか、さもありなんというか。

ただ、そういう状況はこれだけではありません。

itunesのチャートでは、このトム・マクドナルドなる白人ラッパーの「Fake Woke」と言う曲が1位になり、今週の全米シングル・チャートの94位に入ってきました。

これの歌詞はこんな感じです。

「俺が人種の問題をいえばレイシスト扱いされる。カーディBが12歳の女の子のロール・モデルになりザナックスを推奨するようなラッパーが溢れてる狂った世の中にだ。エミネムなんてゲイ叩きをして母親を曲で殺したくせにトランプに票を入れたやつは俺の音楽聞くなだなんて」

・・・まあ、Kダブシャインとかだったら喜ぶのかな、これは。なんか、カーディとかエミネムの表面的なコントロヴァーシャルなところしか見ないで、ラップの根っこの精神になにがあるのか全然見てない感じですね。そここそを人は見てるのに。

 これ、どれくらい売れるんでしょうね。反響が大きけれは大きいほど反発も受けそうな気はしますけど。曲のおしまいの方にはフェミニズム批判もあって、「最近のフェミニズムは男性嫌悪が根っこにある」とかともラップしてたりね。まあ、その世界でどこまで需要あるかな、といったとこですが。

音楽だとこんな感じですけど、一つテレビ界からもすごいネタ、ありますね。

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「マンダロリアン」にカラ役で出演中のジーナ・カラーノがインスタグラムでとんでもないことをやってしまいました。

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インスタの写真で「かつてユダヤ人はナチスじゃなくて近隣住民によって襲われてた」と書いて、あたかもユダヤ人のナチスによる虐殺が嘘だったかのような発言を行いました。

さらに

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「一方、今日のカリフォルニアでは」と称し、コロナ対策でマスクをする人をからかいました。これの悪意もすごいですけどね。

この2枚は、今はもう削除されているようですけど、もう、これ、モーガン・ウォレンなんてものじゃないひどさです。「マンダロリアン」の制作元のルーカス・フィルムは、すでに彼女の解雇を宣言しています。彼女、総合格闘家から女優に転身して話題だったようですが、頭も筋肉だったようですね。

こういう流れが今後も続いたりするのかな。どうなんでしょう。

すでにモーガンは詫びを入れているので、どうやら今のこの時代に悪役を買って出る気はあまりなさそうですけどね。まあ、そうであってほしいですけど。


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