海外5媒体分を独自集計! オールタイム・ヒップホップ・アルバム100 その1 100-51位
どうも。
今日と明日はちょっと大きな企画をやってみようと思います。それがタイトルにも出したように
オールタイム・ヒップホップ・アルバム100
ということなんですけどね。
なんで、これをやろうと思ったかというとですね、これ、きっかけがありまして。
それは
こういう、海外のヒップホップ専門サイトが選んだオールタイム・リストが、僕のツイッターのTLで話題になったんですね。
これがなかなか興味深い結果だったので思ったんですね。
そういえば、こういうオールタイムのヒップホップのリスト、まとめて見たことがないな。
そう思ったので
「hip hop albums all time」でグーグル検索して1ページ目に出てくるオールタイムリスト、5つの結果を集計して究極のヒップホップ・アルバム・ランキングを作ってみました!
これ、やり方が細かいので説明します。
基準はまず、このような感じです。まず
①各ランキングから50位以内に少なくとも2つ入ったアルバムを選出
そうしたらこれが51枚ありました。これを第1グループにしてランクをつけました。
そこから、
②エントリーした媒体の持ち点をそれぞれ10点とする。
つまり5媒体で選ばれていたらなら50点。2媒体なら20点。さらに
③1位50点、2位49点・・・・50位1点で計算(GQのみ15枚なので、選ばれた作品は35点ずつ)
こうやって順位のポイントを加えていきます。すると100位まで選ばれたのがひとつ、250位まで選んだ媒体が2つあるので
④51〜100位に5点、101〜150位に4点、151〜200位に3点、201〜250位に2点のボーナス点
この基準で、1位から51位までを決めます。
これを終えてさらに52位以下を選びます。次の基準は
⑤2媒体以上でランクインして、そのうちのひとつは必ず100位以内
そういう作品を選ぶと70枚くらい出てきます。そこから
⑥エントリー媒体数を優先。
なので4媒体全部で100位に入っていたものを最優先で選びます。101位以下で選ばれていたものは0.5媒体でカウント。つまり「2媒体で100位圏外」で入っていた場合は0.5掛ける2で1媒体の計算。この結果、100位に入るには最低でも1.5媒体でなくてはならなくなりました。
で、エントリー媒体数が並んでいる場合は
⑦媒体の中から、一番高い順位にランクされたものを基準に順位をつける
だから、仮にひとつでも5位に選ばれているようなものがあれば、それが圧倒的に強いということになります。
ちなみに100位のアルバムのデータを言っておくと、1媒体で41位、もう1媒体で227位を記録したことでギリギリで入りました。一方、第1位の作品は5媒体全部でのランクインはもちろん2媒体で1位、2媒体で2位というダントツの強さでした。7位までの作品のみですね、5媒体全部で入ったのは。さすがにGQの15枚のみというのは高いハードルでしたね。
では、前置きが長くなりましたが、今日は100位から51位までを見ていくことにしましょう!
100.Return To The 36 Chambers/Ol’ Dirty Bastard (1995)
99.Graduation/Kanye West (2007)
98.The Eminem Show/Eminem (2002)
97.Pinata/Freddie Gibbs & Madlib (2014)
96.Get Rich And Die Tryin’/50 Cent(2003)
95.O.G. Original Gangster/Ice-T (1991)
94.Planet Rock/Afrika Bambaataa (1986)
93.Internal Affairs/Pharoahe Monch (1999)
92.The Sun Rises In The East/Jeru The Damaja (1994)
91.Train Of Thought/Reflection Eternal (2000)
90.Enta Da Stage/Black Moon (1993)
89.The Fix/Scarface (2002)
88.Lyte As A Rock/MC Lyte (1988)
87.We Can’t Be Stopped/Geto Boys (1991)
86.Ridin’ Dirty/UGK (1996)
85.Supreme Clientele/Ghostface Killah (2000)
84.Black Sunday/Cypress Hill (1993)
83.Let’s Get Free/Dead Prez (2000)
82.Be/Common (2004)
81.Mama Said Knock You Out/LL Cool J (1990)
80.Resurrection/Common Sense (1994)
79.Run The Jewels/Run The Jewels (2013)
78.It’s Dark And Hell Is Hot/DMX (1998)
77.Endtroducing/DJ Shadow (1996)
76.Road To The Riches/Kool G Rap & DJ Polo (1989)
75.By All Means Necessary/Boogie Down Productions (1988)
74.Unfinished Business/EPMD (1989)
73.Power/Ice-T (1988)
72.The Black Album/Jay Z (2003)
71.Hard To Earn/Gang Starr (1994)
70.IIladelph Halflife/The Roots (1996)
69.Whut? Thee Album/Redman (1992)
68.E 1999 Eternal/Bone Thugs N Harmony (1995)
67.The Don Killuminati The Seven Day Theory/Makaveli (1996)
66.The Diary/Scarface (1994)
65.De La Soul Is Dead/De La Soul (1991)
64.Breaking Atoms/Main Source (1991)
63.Bizarre Ride II The Pharcyde/The Pharcyde (1992)
62.Moment Of Truth/Gang Starr (1998)
61.People’s Instinctive Travels And The Paths Of Rhythm/A Tribe Called Quest (1990)
60.Southernplayalisticadillacmuzik/Outkast (1994)
59.Stankonia/Outkast (2000)
58.Step In The Arena/Gang Starr (1990)
57 Cypress Hill/Cypress Hill (1991)
56.Run DMC/Run DMC (1984)
55.It Was Written/NAS (1996)
54.good kid M.A.A.D City/Kendrick Lamar (2013)
53.Operation Doomsday/MF Doom (2001)
52.Things Fall Apart/The Roots (1999)
51.Capital Punishment/Big Pun (1998)
はい。こんな感じですけどね。
集計してこういう結果が出たときにですね、「なんか、すごくなつかしいな」という気になりました。僕は20代のときがいちばんヒップホップ聞いてて、話題になったアルバム、かたっぱしから買ってました。それがだいたい、1993年から97年だったんですけど、その時期までの作品が圧倒的ですね。一般に「ヒップホップ・ゴールデン・エイジ」と呼ばれがちな時期でもあります。ギャングスタだとかザ・ルーツ、ジェルー・ザ・ダメージャ、レッドマン、スカーフェイス・・・。あと、ヒットしたものならサイプレス・ヒルとかボーン・サグスン・ハーモニーとかもですね。こういうの見ながら「DJプレミア絡みで買ってたこと、あったなあ」とか「これがチャートの上位入ってたとき、夢中になったなあ」とか、いろんなことを思い出してました。
で、これ以上は詳しく言えないかな。明日のランキングのネタバレになっちゃうので。
では、明日はいよいよ50位から1位となります。お楽しみに!
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