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プレイリストから最近の洋楽ロックの流行りを知る方法

どうも。

今日は昨日からの続きで、最近のプレイリストから、洋楽のロックのはやり、これをいかに知るか、それについて語っていくことにしましょう。

昨日は、「レビュー・サイトの採点から良い音楽を知る」行為を行う際に気をつけないといけないことの話をしました。そういうところで評判の良い作品を知ること自体は大事です。

ただ、昨今は、それだけでは現状の音楽シーンでの影響力じゃ測れない、という話もしています。「どんなに評判良くたって、それがある程度のヒットにつながらないと意味がない」。つまり、「評判が良い」タイプの音楽でも、広がりやすいタイプと、固定ファンの中で止まってしまいがちなものと2つあるということです。今回は、その前者のタイプの音楽の効果的な見つけ方について話しましょう。

 その点で言えば、昨今、ヒットそのものに直接結びつきやすいといえば、サブスクのプレイリストは必須です。特にプレイリストの影響力が強いのはSpotifyですので、今日はSpotifyに限定して話をしましょう。

 ただ単に「ヒットしてるものが知りたい」だけなら

Global 50
Todays Top Hits
Pop Rising

この3つのプレイリストだけで事足ります。これだけ聞いてりゃ、はやりはバッチリです。特にPop Risingだと、ちょっとトガり目のとこまで含めてチェックできるので、僕は個人的にお勧めします。

 ただ、僕のブログの読者さんはロック、インディ・ロックのファンの方が大半だと思うので、そちらの話をしておきましょう。

 Spotify、ロックの主要なプレイリストあげると、こんな感じです。

Rock This
Front Page Indie
Vanguard
All New Indie
The New Alt
Rock Hard
Todays Indie Rock

ここが大体、「使えるプレイリスト」ですね。ここまでに入っていると、「ああ、聞かれているな」という実感が湧くものなんですが、「評判良いのに売れない、ストリーミングされない」アーティストは、大概、ここに入ってないことが多いです。

 逆に、これらのプレイリストで軒並み入っているようなアーティストはヒットしやすくなります。これが、いわゆる批評媒体が好むものとは微妙に違うんですよね。

 その最近の最適な例がこの人ですね。

このノア・カーンという人ですね。一部「カハン」と表記している人がいますが違います。カーンです。

この人はインディ・フォークの人なんですけど、ここ最近、tik tokで激しくバズりまして、現在、全世界的にヒット中です。いいんですよ。曲がすごくわかりやすい上に、アレンジがすごく素朴で嫌味がない。変な風にギョーカイ的な色気出しすぎてアレンジが変になってしまったエド・シーランの代わりを狙えますよ、この人。

 こないだ見てたら、ポスト・マローンが共演してましたね。前作のアルバムがこけた後、方向転換しようとしてますが、こういうとこにも着眼してるようです。

 後、ここ最近のロック系のプレイリストで軒並み見る名前といえば

このラヴジョイもどこでも見ますね。

この人たちはイギリスのバンドで、すでに全英アルバム・チャートでもトップ5に入ってますけど、むしろチャートからいなくなった後にプレイリストでかなり人気ですね。ストリームの数が1000万とか超えてる曲が出始めてます。

音楽的にそんなに面白いバンドじゃないんですけど、曲がわかりやすいんで、ある時期のTwo Door Cinema Clubみたいなポジションですね。

あと最近、曲で人気なの、これですね。ナッシング・バット・シーヴス。こないだ全英アルバムで1位になってましたけど、これがどのプレイリストにも上の方に入ってきてます。Museっぽいバンドがちょっとストロークスの「Last Nite」みたいな曲をやった感じですね。

https://www.youtube.com/watch?v=GROredXDutI

ここ数週間はこのPVRIS多かったですね。

彼女は、もう一人になってしまったんですけど、それ以前は男を従えて「女デペッシュ・モード」みたいな感じで、さらにその前はメタルコア。今、形態だけだと女性一人エレクトロみたいな感じにはなってますけど、やっぱり出自を出したいところがあるのか、出たばかりのアルバムでは意図的にロック的な部分を強めに出してますね。

彼女、2作前からすごく気に入って積極的に聞いてるんですけど、「裏パラモア」みたいな感じで好きなんですよね。

 ロック系のプレイリスト、傾向言っておきますね。

 最大フォロワー数を誇るのがRock This。ロック全般を扱いますが、ややハードめな傾向が強いです。モロにメタル寄りなのがRock Hardという90万人いるプレイリストで、基本、ニュー・メタル、ポップパンクが多いんですけど、最近、カントリーの中にあるニッケルバックみたいな勢力、これも拾ってたりしてるのが面白いところです。

 UKロックとかUS Indieのファンの方はFront Page Indie、All New Indie、Todays Indie Rockがオススメです。この路線と、上の段落の路線の中間くらいがThe New Altですね。

 そこに加えて、インディ・ロック・ファン好みするオルタナティヴ・ヒップホップ、R&BをまとめているのがVanguardというプレイリストで、ここにも130万人くらいのフォロワーがいます。

こういう、今日ニュー・アルバムが出たばかりのパリ・テキサスみたいな存在が紹介されます。彼らは今日付けのThe New Altのカバー・アーティストにもなっていますけど、最近は黒人アーティストでも積極的にロック系のプレイリストに入ってます。

こないだ好評を得ました、ガールズ・バンドの特集でも絶賛しましたけど、ラスト・ディナー・パーティも、まだシングル2枚だけではあるんですけど、もういろんなプレイリスト入ってますよ。そういうところでも、バズのあるなしがわかるというものです。

 ここに紹介したプレイリストだけでなく、ロック系、まだまだたくさんプレイリストあります。一番いいのはアーティストのページにリンクされてあるプレイリストに飛ぶのが一番いいんですけど、とりあえずは今日紹介したところのリストで良いかと思います。





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