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ジュリー特集の前に、ザ・タイガースがサブスク解禁!

どうも。

6月25日はジュリーこと沢田研二の75歳のバースデー。ということで、当ブログでは、その日に特集を予定しています。実は1973年特集もその一環だったわけですが、そんなタイミングで素晴らしいプレゼントがありました!


そう!ザ・タイガースのシングル15枚、サブスク解禁です!

いやあ、もう、これは本当に嬉しいですね。聞きたくてたまらなかったものでしたからね。今まで聞こうと思ったらユーチューブに跳ぶしかなく、それめんどくさかったですからね。音質も悪いし。

 僕がタイガースで一番好きな曲といえば、もうダントツでこれですね。

「美しき愛の掟」ですね。1969年の最初のシングル。タイガースのアイドル人気は1968年がピークでちょっと人気としては翳り始めるんですが、PYGに繋がる本格ロックへの芽生えがこの曲に感じられるんですよね。サイケデリックでね。いみじくもスリー・ドッグ・ナイトの「オールド・ファッションド・ラヴソング」に似てるんですけど、こっちの方が2年早いことも、この曲の持つ力を示してるかと思います。この曲はジュリーのソロのライブでも、定番のレパートリーのひとつでもあります。

タイガースって、すごくアイドル・バンド的な言われ方をしますけど、とはいうものの日本におけるギター・ミュージック、ロックンロールの先駆であることには間違いはありません。

これ有名ですけど、日本で最初期のロックンロールによるヒットのひとつですよ。

この曲からの影響がダイレクトなわけですしね。

これも、そうですよね。サビのブレイク前のドコドンって入るスネアと、サビでの高揚感。ベースラインもカッコいいんですよね。

これも、この曲からの影響感じますね。洋楽の初期のロックンロールの息吹を少なからず反映したGSってやっぱ貴重ですよ。

これも日本の60sのガレージロックでは秀逸のナンバーですね。このテレビ収録のヴァージョンがさらにラフですね。早いし、エレキのかきなぐり方がいい。ハンドクラップと、スネアの連打の牽引の仕方も粋です。

あと、やはりバロックポップに強いのもタイガースの不可欠な特徴です。これは、作曲のすぎやまこういち氏がクラシックの出身だったことが大きいですね。これの出来に関して言えば、その当時の洋楽のそれと比べても遜色ないですね。とりわけ、トッポのヴォーカルが映えます。

それの一番の象徴はこの「スマイル・フォー・ミー」。1969年、ビージーズのバリー・ギブの書き下ろしですよ!このころのビージーズといえば、ビートルズ直系のポップをバロックポップの側から表現するバンドの世界でも筆頭格でしたからね。この共演はすごく気が利いてたかと思います。

 このように僕もすごく楽しんで聞いてる最中なんですが、欲を言うなら

アルバムも解禁してほしかった!


とりわけ、この「ヒューマン・ルネッサンス」は是非ともお願いしたいですね。これ、バロック・ポップの大名作ですからね。ストリングス・アレンジに関しては、この後もこんな完成度の高いロックアルバム、ないんじゃないかな。

この曲なんてベトナム出征兵の話で、反戦メッセージ込められてたりもして。そういう意味でも貴重なんですよね。

あと、タイガース後期のライブ盤も欲しいところですね。洋楽カバーのすごく多い。サイケを通過してロックンロール色がかなり強まってる。71年の解散後に組むGSのオールスター・バンドPYGの前段階でもあります。

 ジュリー特集で踏み込んで語れないので、ここで一気に語りますけど、
PYGはサブスク、あります!

タイガース、スパイダース、テンプターズの合体バンド。当時GSがブームのあとに敵視されたことで過小評価されたんですけど、これ、今聴くと、日本語ロックに懐疑的と言われた内田裕也氏の側から出た日本語ロックの秀作なんですけどね。

シングルのみで出た、これもサブスクにありますよ。「自由に歩いて愛して」。どっちかというとショーケンで語られる曲ですけど、「そーらーは、みんっ、なっ、んのー」と言う、ジュリー独特のN音処理、彼、「が」も「んが」と、すごく綺麗な鼻母音で歌うんですけど、それの原型ですね。かっこいいです。

 で、これの後がソロです。それに関しては6月25日の投稿でたくさん話します。

 あと、タイガース、日本で最初にローリング・ストーンの表紙になったバンドであることも忘れてはなりません!

1969年のことですけど、右がジュリー、左がジャガーズの宮ユキオです。

「日本のロックは、はっぴいえんどから」と言われますが、はっぴいえんどのことは愛していますが、それ以上にジュリーとGSのファンとして、いくらでも反証させていただきます(笑)!

 では、ジュリー特集、お楽しみに!

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