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洋楽も、ドラマや映画とセットで楽しみたい&それが可能な時代!

どうも。

 最近、ニュースが浸透してますね。結構、日本でも多くの人が

ケイト・ブッシュの「Running Up That Hill」の突然の再ヒットに驚き始めている感じですね。そういうリアクションをよく見ます。そりゃ、そうでしょうね。本国イギリスで2位になっただけでなく、アメリカでも8位。オーストラリアでは1位。ヨーロッパ全土でも軒並みトップ10入ってますね。

 僕もこれがオリジナルではやった1985年は高校1年生でしたから、もちろんうれしくはあります。曲の力の強い曲ですしね。

 ただ、せっかくだから、「どうして流行ったか」までをしっかり確認してほしいとも思うわけです!

 理由はこれです。

「ストレンジャー・シングス」のシーズン4のパート1で、キャストの一人、マックスが連続殺人を繰り返すモンスターに呪われるんですが、その彼女をモンスターから救う曲が、彼女が常日頃からウォークマンのカセットで聞いてるこの曲なんですよね。

これを聞いているうちに、彼女が抱いている楽しい思い出、このドラマのメイン・キャストたちとの友情を思い出していくうちに、それが悪魔から自らを解き放つパワーになる、というものです。

 曲の登場そのものはエピソード1から出てくるんですけど、最大のクライマックスが「エピソード4」です!全体が7話なんですけど、この第4話、今回の配信では間違いなくこれが最高傑作、いや、このシリーズそのものでも最高傑作なのではないかな。マジで泣かせにきます。これを見たら、なぜこの曲がこんなにも今世界でリバイバル・ヒットしてるのか、よくわかりますから。

 以前から、このような、「映画やドラマで使われたから突然再ヒットした」という例なら存在しました。近年なら

「ブレイキング・バッド」の最終回で流れた、このバッドフィンガーの「Da By Day」、これも突然ヒットチャート上に登場する大ヒットになりました。

 これが2013年。この時点では、残念ながら、まだケーブルの時代です。だから、放送対象エリア以外では共有することはできませんでした。僕も、ちょっと遅れてこれは体験しました。

ところが!

幸いにして、現在はドラマもサブスクで見る時代です。全世界の人が同タイミングで共有することが可能になっている時代です。ネットフリックスを見ることを面倒くさがらなきゃ、それで可能です。このヒットに喜んでいるアラフィフの皆さん、是非、「ストレンジャー・シングス」までご覧になってみてはいかがでしょうか?

もちろん、この曲をリアルタイムで知らない人でも、こっちは逆に「ストレンジャー・シングス」からケイト・ブッシュを知るのでも全然オッケー。こうやって、映像と音楽の文化がケミストリー起こすことって、素敵なことですからね。

 こういう、音楽、そして映画、ドラマで相乗効果になる例、古くは70年代後半からあります。

やっぱ古くは1978年のこの「サタディ・ナイト・フィーヴァー」のこれだし

今の話題でいえば、1986年には「トップガン」のサントラか音楽でもヒットが連発したものです。そして、あの頃の中高生は洋楽から洋画のヒットを知って劇場にも足を運んだものでした。

現在ヒット中の「トップガン・マーヴェリック」ではレディ・ガガのこれが知られてますよね。

ただ、面白いことに、これ、映画は大ヒットしてるんですけど、サントラは今回、そんなに売れてないんです。皮肉にも、なんと日本が一番売れてるんですよ(笑)。日本だと、こないだもネタにしたハリー・スタイルズのアルバムよりも売れてるんですけど、そんな国は日本しかありません。

 まあ、ちょっと他の国とずれているとはいえ、洋画から音楽をキャッチアップしようとすること自体は良いと思います。

 ただ、話は戻って、「普段からサブスク使ってヒット・ドラマ見てると洋楽でいいことあるよ」という例を話しましょう。


公開は何年か先なんですが、マドンナの伝記映画のヒロインがジュリア・ガーナーに決まった話も、海外のエンタメ界では数日前にかなり話題になってました。

「えっ、ジュリア・ガーナー??」と思う人もいるでしょう。マメにドラマ見てないとわからない名前だと思いますが

これもネットフリックスの「オザークへようこそ」でルース役として注目された人ですね。なまった英語で、すごく口汚くしゃべる犯罪一族の強気の10代、って役どころでしたが、甲高い声でタンカ切って話すのはたしかにかなりのインパクトで、この役で彼女はエミー賞の助演女優賞も受賞してます。

彼女は同じネットフリックスの「令嬢アンナの真実」、これも話題になりましたけど、これの主演でさらに人気と評判をあげてます。

だから、日頃からこうしたところを見てきてた人が多いので、彼女がマドンナ役を獲得したと言う話を聞いて「ああ。もう適役!」となった人が欧米ではかなり多かったものです。特に地毛がクリンクリンの天パで、鼻っ柱の強い役が得意、となると、80s中期のかけだしのマドンナにはたしかにピッタリです。

 ちなみに彼女

結婚もしてまして、お相手はマーク・フォスター。フォスター・ザ・ピープルのヴォーカルです。音楽的にもつながりの深い人でもあります。

あと、「音楽の映画」なら、この夏の話題は「トップガン」よりもむしろバズ・ラーマンによるエルヴィス・プレスリーの伝記映画「Elvis」だと思います。

こちらもうすぐ公開で、サントラも2週間後に出ます。どの曲がフィーチャーされるかまだ不明なところはありますが

マネスキンの歌う「If I Can Dream」はかなりトレイラーなどですでに押されてますね。これがカンヌで上映された時、マネスキン、プレミアに呼ばれて、さらのミニライブまでやってますからね。こちらも楽しみです。

 こうしたことを知るのが、以前なら「公開のずれ」で、向こうでヒットして日本人ははじめて知る感じだったんですけど、このタイムラグが短縮されてきていることはうれしいことですね。













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