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またロックがグローバル・チャートの上位占める・・・Spotifyリスナーの好み、変動しつつあるのか?

どうも。

昨日、一時、ビルボードのチャートが全て「ここから先は購入を」になっててかなりビビったのですが、時間経ってみたら、シングルとアルバムは観れるようになってましたね。バグってたんですかね?

 まあ最近は、ビルボードのチャート集計、シングルもアルバムもかなり謎なので、「Spotifyのチャートの方が現場に近いんじゃないか?」と思うことも少なくありません。

 そのSpotifyのチャートで今、「あれれ」と思う事態が起きています。

ここ数日、グローバル・チャート、こんな感じなんですよ。

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このように、グラス・アニマルズ、ゲイル、イマジン・ドラゴンズと、トップ5のうち、3つがロックなんですよ!

 これはびっくりしましたね。「えっ、それ、ロックなの?」という人もいらっしゃるかもしれませんが、少なくともビルボードでの区分上では全部ロック扱いです。

 流行ってる理由はそれぞれバラバラです。グラス・アニマルズは、ここでもなんども紹介してますけど、もう昨年前半からの演歌ヒット(個の表現も古いか、笑)ですね。

でゲイルは「ネクスト・オリヴィア・ロドリゴ」というか、tik tokで女の子にバカ受けした結果ですね。

イマジン・ドラゴンズはこれ、Netflixのアニメ「Arcane」の挿入曲です。彼ら数年に一回ビッグ・ヒット出す傾向があるんですけど、僕個人でいうなら、これまでの彼らのヒットで一番いい曲な気がしてます。

 それにしても、これがトップ5に3曲ですよ。以前のSpotifyチャートとは大違いです。

 だって、もっというならキッド・ラロイの「Stay」だってシンセポップみたいな曲だし、アデルだって曲の基本そのものはバンド形態で表現できるものでしょ?そう考えると、ある時期に国際的に支配的だったトラップ/エモラップからは脱却方向に向かっていると考えて良さそうです。

 と同時に、昨年のオリヴィア・ロドリゴとマネスキンのブームが一時的なものではなさそうということだとも思います。グラス・アニマルズ、ゲイル、イマジン・ドラゴンズって別に牽引力のあるアーティストというわけでもないのに、それでもこうやってトップ5を占めるということは、Spotifyを利用している世界中のキッズの嗜好が少しずつ変わってきている、ということなんだと思います。

 僕とて、必ずしも今回の現象の最中の曲、好きなわけではないです。ゲイルには商業くささを感じて正直なところ、あんまり乗れません。ただ、楽曲の幅として、同じサウンド一辺倒だった頃と比べて明らかにヴァリエーション広がったことは前向きに歓迎しますけどね。イントロがレッチリの「By The Way」とかインターポールの「Obstacle 1」に似た曲がチャートの上位に入るというのは悪い気はしません(笑)。

ただ、「上位を占めるようになった」ことは確かではあるものの、まだチャート全体に占める割合は低いので、まだまだ層が厚くなっていかなくてはいけないなとは思うんですけど、この先にまだ続きそうで楽しみではあります。






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