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最新全英チャート(21/01/14~01/20)とミートローフ死去

どうも。

宇多田ヒカルの「BADモード」のレビュー、反応大きくて嬉しいです。年の初めから、日本であんなに高レベルの作品が出たことには僕も本当に驚いています。

では、全英チャート、行きましょう。

SINGLES
1(3)We Don't Talk About Bruno/Gaitan Castillo Adassa Feliz
2(1)ABCDEFU/Gayle
3(2)Easy On Me/Adele
4(6)Peru/Fireboy DML & Ed Sheeran
5(8)Surface Pressure/Jessica Darrow

6(5)Seventeen Going Under/Sam Fender
7(4)Fingers Crossed/Lauren Spencer Smith
8(7)Overseas/D-Block
9(9)Coming For You/Switchotr feat A1 & J1
10(11)Flowers(Say My Name)/Arrdee

「ミラベル」の人気挿入歌、「We Don't Talk About Bruno」、ついに全英1位です。これ、本当に全世界でのはやり方すごいから、英米同時1位、あり得ると思いますね。

では、アルバムに行きましょう。

ALBUM
1(-)Fix Yourself Not The World/The Wombats
2(2)=/Ed Sheeran
3(3)30/Adele
4(1)
Dawn FM/The Weeknd
5(-)Fragments/Bonobo
6(-)The Boy Named If/Elvis Costello & The Imposters
7(4)
DS4EVER/Gunna
8(6)
Between Us/Little Mix
9(7)
Sour/Olivia Rodrigo
10(9)
The Highlights/The Weeknd

初登場で1位はウォンバッツ。聞いてみましょう。

これが通算5枚目のウォンバッツ。前3枚が3位、5位、3位と安定したチャート成績だったんですが、ついに全英1位とりましたね。

2000年代の、僕がまだHard To Explainやってた時にデビューして、当時からこれといって特徴のあるバンドではなかったんですけど、安定してポップな佳曲出し続けている感じですね。この曲なんかもいいですけどね。

5位初登場はボノボ。聞いてみましょう。

前作に続いて2枚連続のトップ10アルバムとなったボノボ。

アンビエントなテイストで大箱、フェスに通用するDJ、貴重ですからね。曲のつかみが良く、いつもそうなんですけど媚びた下世話さがなく良心的です。アルバムにもう一つなんかガツンとくる特徴が出てくると、評価もっと上がるとも思うんですけどね。

6位初登場はエルヴィス・コステロ。これまた聴いてみましょう。

今回のアルバム、かなり久々のロックンロール・アルバムですごく評判がいいです。僕も聞いてて、1994年の「Brutal Youth」というアルバムを思い出しましたが、実にその時以来、28年ぶりとなる全英トップ10入りです。こういうコステロを待っていた人、多かったんじゃないかな。

 さて

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”ロックオペラ”のシンガーとして、「地獄のロックライダー」などで有名だったミートローフが亡くなってしまいました。

彼に関して言えば

これ、去年の4月だったんですね。ロックにブロードウェイのダイナミズムを持ち込んだ名プロデューサー、ジム・スタインマンの秘蔵っ子として有名で

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1977年にこの「地獄のロックライダー」、原題「Bat Out Of Hell」の特大トングセラーで有名でした。

こういう感じですね。これ、スタインマンだけでなく、プロデューサーにはトッド・ラングレン、演奏にはブルース・スプリングスティーンのバックバンドのEストリート・バンドが当たってます。華麗なピアノと分厚いコーラス、曲の巧みなテンポ・チェンジと、一瞬ブレイクで止まった後の情熱的な盛り上がりの連続、物語性に満ちたリリック、そして巨体を揺らしながら高音を振り絞りながら歌うミートローフ。インパクトは抜群です。このアルバムはアメリカだけで1400万枚、イギリスでは522週、チャートインしました。

そして1993年にはこれの続編「地獄のロックライダー2」が出まして、今度はここからのシングル「I'd Do Anything For Love (But I Won't Do That)」がシングルで大ヒットしまして、全米シングル・チャートで1位の大ヒットになってます。

 僕の世代だと、むしろこっちのイメージで知っていたものです。

 彼はアメリカだと「地獄のロックライダー」の時にしかヒットしなかった(2006年には第3弾)ですけど、ミュージカルの国、イギリスでは殊のほか人気がありまして、11枚のトップ10アルバムがあります。

近年も精力的にツアーやってたんですけどね。彼は日本だと、「欧米の人気のリアリティが伝わらない代表アーティスト」みたいな捉えられ方をしてたんですけど、人気は国際的に大きく、晩年のツアーでもこの通りの盛況ぶりでした。

 死因ですけど、コロナです。残念ながら彼、反ワクチンで有名で、「もし感染しても、コントロールはされたくない」という自業自得の死だったようです。ここに関しては共感できませんが、音楽での貢献には敬意を表したいと思います。RIP


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