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レゲトンの次はコレ!台頭著しいナイジェリアのアフロビーツ

どうも。

昨日のサッドガール・インディ、反響かなりあって嬉しいです。今日も今年の音楽で気になったものを特集します。

今日のテーマはズバリこれです。

アフロビーツ!


これについて語っていこうと思います。

 レゲトンもそうなんですけど、このアフリカはナイジェリア発のアフロビーツも体系的な歴史を把握していないので、すごく語りにくいジャンルではあるんですよね。

 僕がこれを気にし始めたのは、「ブラックパンサー」の最初のヤツのサントラだったり、実写版の「ライオン・キング」にアフリカのアーティストが参加しはじめた頃ですかね。あれがたしか2019年くらいのことだったと思うんですけど。あの頃から、「よく存在は知らないけど、知ってみたい」とは思うようになりましたね。

意識して最初に聞いたのは

シーンの第一人者ですね。バーナボーイの「Twice As Tall」というアルバム。本当はこの一つ前の「African Giant」というアルバムが国際的なブレイクスルーだったんですけど

「コールドプレイのクリス・マーティンが参加してるよ」なんて言われると気にしちゃうじゃないですか。実際に、これの入ったアルバムで僕も初めてその年の年間ベストにいれましたからね。

で、このアルバムが全英チャートで11位まであがったんですけど、
今年彼はアルバム「Love,Damini」を出してまして、


これがついに全英2位まであがってるんですね。

この「Last Last」という曲は今年グローバル・ヒットしましたね。僕もこれはかなり好きな曲です。これに代表されるように、アフリカン・テイストがこのアルバムだとやや後退して、英米マーケット狙いにはなってるんですけど、それではずした曲も正直あるなとは思うんですけど、当たったものは成果が出てると思うし、なにより野太い彼の美声はすごい武器だと改めて思います。

アフロビーツですが、やっぱナイジェリアがイギリスの植民地だった関係もあってイギリスで強い下地があるんですけど、アメリカでも

昨年2021年にウィズキッドが、おなじナイジェリアの女性シンガーのテムズ、そしてジャスティン・ビーバーまでフィーチャーしたこの「Essence」が全米9位まで上がるヒットを記録してます。この曲はかなりアフリカン・テイストの音階と、ゆったりしたテンポとちょっと複合的なリズムで、かなり惹かれるものありましたね。

ウィズキッドもつい最近ですけど

ニュー・アルバム「More Love Less Ego」を出しまして。すごくいい作品ですけど、その前と比べてなにか新しいことがあったわけじゃないので、なんか本国的な評価はそんなに高くはないようなんですけどね。彼は1990年生まれ。バーナ・ボーイが1991年生まれと、彼ら二人が2010年代の前半からシーンを牽引しているようではあります。

 今年はこの二人以外に話題になった人、増えたんですよね。まず

このファイアボーイDMLというアーティストもそうですね。この「Playboy」というアルバム、今年の夏にかなり話題になってました。

このエド・シーらんとの共演曲、、あたってましたね。これで知名度高くなったのは事実ですけど、アルバムの評判自体もなかなかでしたね。

 ただ、僕的に衝撃だったのは

このアシャケですね。もう、これに尽きます!ちょっと、これびっくりしました!

この「Mr.Money With The Vibe」ってアルバム、なにがすごいかって

1曲ずつだとわかりにくいんですけど、アルバム全体が生演奏なのに、全体がDJプレイみたいにシームレスにつながってるんですよ。リズムは生打楽器のポリリズムとプリセットされた電子音同時に使って、ヴォーカルは適度にオートチューンかまして。しかもすごくアフリカのゴスペルみたいなコール&リスポンス使って。すごくトラディショナルに根ざしたことやってるのに、これが一番新しく聞こえるんですよね。ちょっと規格外な気がしましたね。ナイジェリアの音楽マニアの間では、これがアルバム・オブ・ジ・いやーみたいですよ。あと、全英チャートでも20位台に入ってます。

 あと、現在、世界でヒット中といえば

このレマっていう男性シンガーの「Calm Down」っていう曲ですね。これはSpotifyのグローバル・チャートでここ数ヶ月、ずっと上位ですね。これに、セレーナ・ゴメスがゲストで入ったヴァージョンがあるんですけど、両方売れてますね。

 これも生っぽいアフリカン・テイストのギターリフと、ちょっとレゲエっぽいレイドバックしたヴォーカルの絡み、「カンダウン、カンダウン」っていうリフレインのフレーズの中毒性がすごく癖になります。

このアルバム「Rave & Roses」も良かったですね。この中ではアメリカのR&B/ヒップホップに一番近いテイストは感じましたけど、アフリカンのディープなところとの折衷具合は好感持てるし、加えて彼がこの中では圧倒的に若いんですよ。2000年生まれで。そういうとこでも期待持てます。

まだ僕の語ってる範疇というのは氷山の一角みたいなもので、まだたくさんいるんですけどね。こちらも勉強不足で追いきれてないところがあるんですけど、ラストは

女性でいきましょう。テムズ。上の動画でウィズキッドとも共演してますけど、彼女もかなり期待度の高い人です。一番目立つところではビヨンセの今年のアルバム「Renaissance」でも共演してましたね。来年あたりはアルバムを出してくれるのではないでしょうか。


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